確定申告について

女性30代 さくらんぼいろさん 30代/女性 解決済み

私は、20代の専業主婦です。
ハンドメイドが好きで、アクセサリーや雑貨を作るのが趣味です。
趣味を活かして、ハンドメイドの商品を販売する商売ができたらいいなと考えています。

現在は、インターネットを使ってハンドメイド商品を売る方法を考えています。
少しずつ出品しているのですが、材料費を引くと、今はそれほど収益がありません。
今は、どんな商品が人気なのか、どんな方向で行くのかアイデアを模索しているところです。

周りには、ハンドメイド商品が売れて、安定した収入を得ている方もいます。
私も、収入が増えると、自分で確定申告を行うことになると思います。
確定申告に備えて、どんなことに気を付けたらいいのか知りたいです。

1 名の専門家が回答しています

荒井 美亜 アライ ミア
分野 税金・公的手当・給付金・補助金・助成金
40代後半    女性

埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県

2021/03/09

こんにちは。ご質問ありがとうございます。
ハンドメイドが好きということ、手先が器用そうなのでうらやましいです(私は不器用です)。

さて、ご質問にお答えさせていただきます。
注意すべきポイントとしては

1)確定申告が必須になる条件
2)経費として認められるもの
3)確定申告をスムーズに行う方法

の3つです。それぞれについて、ご説明します。


1)確定申告が必須になる条件

まず、どれぐらい収入があれば確定申告をしなくてはいけないのかについて解説しましょう。
税法上は、所得(=収入ー費用、質問者様がおっしゃる「収益」に近いです)を基準に考えるということも頭においてください。

まず、法人税の場合、他に収入がなければ所得が38万円以上であれば申告をしないといけません。
また、住民税の場合は、たとえ1円でも所得(収益)があれば申告をしないといけません。
つまり、厳密に申し上げると、質問者様の現状では、所得税の申告は不要ですが、住民税の申告は必要になる可能性が高いです。
ただし、所得が43万円以下であれば、住民税はゼロ円になります。
基礎控除額(住民税の計算にあたって差し引ける金額)が43万円と決められているためです。

なお、住民税の申告ですが

・住民税申告書
・印鑑(認印可)
・給与・公的年金等の源泉徴収票または収入を証明する資料(収支明細書など)
・各種控除を受けるための領収書、控除証明書等(医療費、寄附金、生命保険料、地震保険料等)
・マイナンバーカードまたは通知カード

を用意し、毎年2月16日から3月15日にお住まいの近隣の市区町村役場で手続きをしましょう。
わかりにくいようなら、事前に一度ご自身で出向き、説明を受けるとやり取りがスムーズにいくと思います。

2)経費として認められるもの

どんな事業であれ、経費として認められるためには「売上をあげるために必要であると合理的に認められる支出」であることが重要です。
ハンドメイド作家さんの場合、一般的に以下のものが経費として認められるでしょう。

・作品作りのための材料費
・必要な道具の購入費や文房具代
・梱包に使う資材費
・発送時にかかる送料
・材料を買い出しに行く際の交通費
・参考資料として購入した書籍代
・作品作りの打ち合わせに利用した喫茶店代
・仕事に使うためのパソコンやプリンタ代

3)確定申告をスムーズに行う方法

本格的にハンドメイド作家としてやっていこうということであれば、開業届および所得税の青色申告承認申請書を提出し、最大で65万円の控除を受けられるようにしたほうが、税制上のメリットはあります。
しかし、ご主人が所属している健康保険組合が「被扶養者が個人事業主となった場合、扶養から外れる」という規定を設けているケースもあるので、注意が必要です。
その場合は、無理に開業届を提出せず、白色申告をするのも1つの選択肢でしょう。
(簡単に言うと、白色申告は書類が複雑でない分、白色申告を行うことによる控除額がないという制度です。)

しかし、いずれにしても確定申告は行わないといけないため

・普段から経費として認められる支出に関しては領収書やレシートを整理しておく
・収支明細書はきっちりとつける

の2点には注意しましょう。
なお、白色申告をなさる場合には、白色申告に対応したWebサービスを利用すると便利です。
必要事項をお小遣い帳を付ける感覚で入力していけば自動的に作ってくれます。

お役に立てれば幸いです。

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