2021/03/09

退職金だけで暮らしていけるのか

男性30代 FujiVISHさん 30代/男性 解決済み

今は30代で会社員として働いています。とあるメーカーで働いているのですが現在でだいたい年収が400万円ほどです。そのうち毎年100万円ぐらいを貯金に回しています。この貯金はいずれ子供ができた時用に取っているのですが、老後の生活については全く考えていません。退職金が出た際にそのお金目当てとも考えていますが。退職金でどれぐらい老後の生活は楽になるのか教えてほしいです。場合によっては今から、個人年金なりを契約してお金をためておかないといけないと思っています。できれば、老後どれぐらいのお金が必要で、それは退職金でまかなえるのか教えてほしいです。個人年金や投資など今から始めるべきなのかどうなのか、そのあたりも教えてほしいです。

1 名の専門家が回答しています

山本 昌義 ヤマモト マサヨシ
分野 退職金
40代前半    男性

全国

2021/03/09

こんにちは、婚活FP山本です。早速ご質問についてお伝えします。まず先般、老後資金2000万円問題が話題になりましたが、実際には一般的に倍の4000万円ほどが必要です。一方、この金額の退職金がもらえるのは極めて稀といえます。それどころか最近では退職金が出ない、定年まで残れない、大手でも40代でリストラされることも少なくありません。このためひとまず、退職金をアテにした老後資金設計は控えることをおすすめします。またお子様をお望みのようですが、教育費は22年総額で1400万円ほど必要です。仮にお子様を2人望めば2800万円が必要になります。この教育費の準備が間に合わない場合は奨学金や教育ローンが必要になり、これによって余計に老後資金準備が厳しくなることも多いです。子供が生まれて成長すれば、家が必要になることもあります。厳しいと感じる部分もあるかもしれませんが、まずはしっかり現実を知っておきましょう。

続けて、ご質問についてお伝えします。上記の通り、仮にお子様を2人望めば教育費と老後資金だけで将来的に6800万円が必要です。60歳までの30年で平均すれば一年あたり約227万円、月々19万円ほど貯金が必要になります。年収400万円で年100万円を貯金されているのは立派ですが、足りる足りないの観点でいえば大幅に足りないのが実情です。貯金が足りない場合は、貯金額そのものを増やす努力とともに、ご想像の個人年金や投資などが必要になります。なお、昨今の個人年金は節税効果はあるものの極めて利率が低く、ほとんど増えませんから、増やすなら投資のほうがおすすめです。仮に上記の6800万円貯金を5%運用の投資で準備する場合、一年あたり約102万円、月々9万円ほどで達成できる計算になります。現状の年100万円貯金を投資に回せば、ほぼ足りる計算ですね。ただし投資に回したお金は、当面は引き出せない(引き出さない)のが基本なので、貯金の全額を投資するのは極めて危険です。できればさらに貯金額を増やし、足りるだけの投資をしていきましょう。

ご質問について、少し補足させて頂きます。貯金額そのものを増やすには、節約とともに「年収アップ」が重要です。しかし昨今では終身雇用とともに年功序列も崩壊し、長く働くだけでは中々年収が増えなくなっています。この時代に年収を増やすには、「転職と副業」がポイントです。なお、労働条件というのは勤め先の会社規模とともに業種による格差も大きいため、良い転職先が見つからない場合は他業種で探すことも大切といえます。なお、これはもちろん奥様にも言えますから、これから夫婦で年収アップに努め、将来的なお金の準備に励んでいきましょう。いずれにしても、老後資金準備を退職金で考えるのは危険です。未来の教育費や住居費も考えれば、大幅に貯金が足りませんが、一つの対策として投資は大きく効果的といえます。並行的に貯金額を増やすための年収アップも大切です。転職や副業を夫婦で視野に入れて、改めてがんばっていきましょう。

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2021/03/09

雇用延長や再就職

私が勤めている企業もご多分にもれず、早期退職や定年前の社外出向から転籍といった新たな、そして多様性のある働き方が、どんどん仕組みとして構築されています。私自身もあと数年で50歳を迎えるにあたり、家内がパートしかしていないので老後の資金を考えると本気で考えないとまずいタイミングになってきました。 退職金をもらうにあたって、何度も就職をしたほうが結果的に収入としては増えるのか、それとも早期退職で割増をもらい、その後の給料が少なかったとしても生涯賃金としては多くなるのかをどのように計算したら良いのでしょうか。全くシミュレーションをする術もなく、50代を迎えてこれからのライフプランを設計するのは難しいと考えています。 正直なところ、仕事へのやりがいよりもこうした老後への備えをどのようにするかの方が優先順位が高いのが今の現状です。 

男性50代前半 tammnoさん 50代前半/男性 解決済み
松村 勝宜 1名が回答
2021/09/21

退職金と確定拠出年金

56歳の会社員で、家族は妻と小学生の子供の3名です。勤務している会社の制度として、退職金の一部を確定拠出年金として運用することが出来ることとなっています。確定拠出年金にすれば、拠出した分を税金が免除となることは知っていますが、ただ一方で預け入れたお金は簡単に引き出せないなどの制限が付くようです。その場合、どういった場合に退職金としてもらうのか、あるいは確定拠出年金のほうが良いのかなど目安などがありましたら是非とも知りたいです。個人的に心配しているのは、退職後に子供が進学する際に一時的に入学金などの資金が必要となることがあるので、そのために一括してもらえるような退職金のほうが便利ではと考えております。

男性60代前半 みなみさん 60代前半/男性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答
2021/09/17

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56歳会社員です。50代の妻あり、小学校高学年の子供が1名います。現在勤めている会社については、60歳で定年退職して、再雇用してもらう予定でいます。定年退職にあたり、退職金については一時金で受け取る場合と年金で受け取る場合()に分かれているようです。途中で転職しており(現在の会社は退職時10年ほど勤務になる予定)、さほど多額ではないと思われますが(3~4百万程度)、一時金で受け取る場合(10年確定年金)は退職金用に特別の控除があるとお聞きしました。一方、年金でもらう場合については、分割してもらえることになるので、再就職後の給与も限られることから、税金もそれほど課税がされないように思われます。いずれでもらうことが税対策としては良いのでしょうか。個人的には一時金でもらい、それを子供の教育費などのため株式などの運用に回すのが一番効率的かと考えています。

男性60代前半 みなみさん 60代前半/男性 解決済み
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2021/03/09

退職金での生活

現在会社員で働きだして、10年ほどの29歳です。妻と子どもが一人いて、マイホームもあります。今後は家族が増えると思います。現在、働いているので毎月収入があり、生活には不自由なく暮らせています。しかし、高齢になったときに会社員として働かなくなり、退職する際にどの程度の退職金が出るのかわかりません。私が働いている会社では60歳以上の場合は満額、退職金が出るのですがその制度も今だけかもしれません。他に退職金に変わるものを準備する必要があるのでしょうか?また、入社時や労働協約内には退職金について説明や協約があるのですがこのようなものは年月が経つとともに変化していくものでしょうか?退職するような年齢になった場合に退職金が出なかった場合の対応を知りたいです

男性30代前半 naiyangdoujさん 30代前半/男性 解決済み
植田 英三郎 1名が回答
2021/08/23

特にスキルの無い私は退職後の生活に強い不安を覚えます。

現在私は派遣社員をしています。派遣法改正によって派遣社員でも退職金をもらえるようにはなったものの、その金額は決して多い物ではありません。老後の生活を考えると不足だと感じています。ただ高齢になってくると派遣として雇ってくれる会社も少なくなりますし、いつまで働けるのだろうかと強い不安を覚えています。特に私は高齢になってからも仕事を続けられるようなスキルを持っていませんし。生活するに足る分の年金を支給してもらえれば良いですが、これもまた難しいと考えています。団塊ジュニア世代の私達が働いている今でも年金不足で支給される年齢がどんどん引き上げられています。私達団塊ジュニア世代が60歳オーバーになる頃には今より酷い状況になっていますし、年金支給されるのは70歳どころか75歳とかになっていてもおかしくはありません。それまでどのようにして生活費を稼げばいいのか?どういった制度を利用すればいいのか?をお教えいただけないでしょうか。

男性50代前半 うしっさんさん 50代前半/男性 解決済み
植田 英三郎 1名が回答