余剰金の上手な運用方法

女性30代 みるくぷりんさん 30代/女性 解決済み

親の介護の為にお金を遣いたいのですが、介護のために使ったお金に対して何らかの税金の優遇とかないのか知りたいです。また、子供のために学資保険に入ってるのですがいつまでやれば良いのか分からないので具体的に何年間払い込めば良いのかを知りたいです。子供が何歳まで払い込めば将来いくら貰えてそれを例えば大学受験費用にあてられるのかなど知りたいです。学資保険は税金の優遇はあるのか。
余剰金が多少あるのですが、投資するのに大幅な利益は出なくても減ることがなく、税金も優遇されるような投資方法があれば知りたいです。

2 名の専門家が回答しています

植田 英三郎 ウエダ エイザブロウ
分野 株式投資・NISA・投資信託・ETF・REIT
80代前半    男性

大阪府 兵庫県 奈良県

2021/06/25

ご相談頂き有難うございます。

介護の控除、学資保険、運用の税務についてお答えします。
親が扶養家族の場合の控除は、高齢者扶養控除が同居58万円、別居の場合48万円があります。ただし高齢者の公的年金控除後で48万円以下(年金収入で158万円以下)の場合に適用になります。
それ以外では介護費用のうち医療控除に該当する部分や障がい認定のある場合などの障がい者控除があります。

学資保険は子どもが18歳の時に受け取る場合が多いのではないでしょうか(22歳もあります)。払込期間は5年、10年、15年や18歳に合わせた期間もあります。
保険金額(満期)が200万円程度が一般的ですが、掛け金と満期額の比率は保険型と貯蓄型で違ってきます。保険型は101%~102%程度が多いのではないでしょうか。学資保険は生命保険料の控除の対象になります。控除額は2万円から4万円までです。

余剰資金の運用の際の税金面で有利なのはNISAです。現在は年間120万円の枠内で預けた株や投資信託・債券等の値上がりや配当・分配金が非課税になります。毎年120万円の枠がありますので、5年で最大600万円を非課税で運用できるしくみです。5年経過すると次の枠に充当してさらに5年非課税で保有できます。

但し、NISA枠に入れた株で含み損が出た場合は、NISA以外の銘柄と損益通算できないなどの不便もあります。

舘野 光広 タテノ ミツヒロ
分野 株式投資・NISA・投資信託・ETF・REIT
60代後半    男性

全国

2021/06/25

ご質問ありがとうございます。
FP事務所ブレイン・トータル・プランナーの舘野です。

介護に関する出費は、同居もしくは、扶養とされている場合には、ほぼ医療費控除の対象となります。医療費控除は、所得税や住民税の計算の元となる所得額が減少する効果となります。但し、介護費用を仕送りしているだけでは、年間110万円以内であれば、贈与税の対象とはなりませんが、税額控除とはなりません。

続いて、お子様の教育費に関してお答え致します。

文部科学省の平成30年度子供の学資調査によりますと、お子様お一人につき、幼稚園から大学までを全て国公立で卒業された場合で約1000万円、反して全て私立で卒業される場合には、約2400万円が必要となるとのデータが発表されています。

このデータをステージごとに見てみますと、全て私立による場合、幼稚園で約95万円、小学校で約960万円、中学校で約420万円、高校で約290万円、大学で約640万円となっています。この数値は校外学習費用も含まれていますので、各ご家庭ごとの教育方針で変わると思われます。公立となると高校までは、ほぼ無償化となっておりますので、必ず準備しておかなければならないのが、17歳迄の大学費用となります。

おそらく、校外学習費が高くなる傾向は、中学生の時であり、概ね年間50万円は公立でも必要となっているようですから、小学校時で年間30万円、高校で年間40万円を目途としておけばよろしいかと思わます。但し、この金額は、生活費から計上可能な金額ですから、あえて準備する必要はないでしょう。

学資保険に関しましては、18歳時点で上記金額を全額満たすためには、大学進学後からの4年の学費を650万円と想定した場合には、0歳児からスタートして10歳までの保険料の払込期間で、返礼率103.5%であれば、毎月約52千円で目標を叶えることが出来ます。また、毎月の負担を減らすのであれば、毎月約3万円を0歳時からスタートして、18歳迄の期間で同様な目標額を叶えることも出来ます。

つまり、学資保険の返戻率は現在非常に低く、貯蓄による利殖を得る目的には適しておりません。学資保険を活用する目的は、契約者に不幸が発生した場合、保険によって継続的に積立が進むことで、将来の資金が準備出来るメリットがあるだけです。その目的によって、学資保険は一般生命保険控除に該当しますから、年間の支払い保険料の世帯総額(他の保険を含む)が8万円を超える場合には、一律で4万円が控除されますから、医療費控除と同様に所得に影響を与えます。

最後に、御家庭で行える投資ですが、貯蓄と違って元本が減少する可能性が0となる投資はほぼないと思われて下さい。但し、ローリスクで、且つ、資産運用益に対して20年間無税である税制が使える投資方法がつみたてNISA口座です。主な投資先は投資信託となりますが、投資商品は約190商品用意されており、手数料も低額となっております。年間投資額の上限は40万円ですが、20年間で800万円の元金と運用益が得られ、20年間無税となっているために老後資金として適しています。

ご相談者様は、節税を気になされているようですが、大切なことは税制の新設や変更を正しく理解されて、控除や税率によってどのような影響があるのかを注視されていれば、正しい申告と共に正当な控除の手続きによって、結果として節税に結び付くことになるとお考え願います。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

株式投資における投資スタイルについて

31歳独身のサラリーマンです。年収は600~700万円ぐらいで、保有資産は700万円ほどあります。2年ほど前から株式投資をしており、貯金が貯まれば株式を購入し、バイ・アンド・ホールド方式で投資を行っています。現在、保有株式は300万円を超えています。しかし、配当金は投資額に対して少なく、なかなか資産が増えないのが現状です。そういったこともあり、スイングトレードを始めようと思っていますが、総資産における株式保有率、長期投資(バイ・アンド・ホールド)対象および短期保有(スイングトレード)対象の割合についてどのぐらいが妥当か知りたいと思っています。総資産ベースで年間利回り8%を目指したいと考えています。総資産における株式の妥当な割合および利回り8%を目指す場合の投資スタイルなどについて教えてください。

男性30代前半 ezyy_123_jpさん 30代前半/男性 解決済み
小松 康之 1名が回答

株式の優良銘柄、又、配当金や優待券などについて、

定年退職後、僅かばかりの退職金を頂きましたが、当時は特別に使いみちなどはなかったので女房殿に任せて、どうやら定期の銀行預金として預けていたらしいのです。 其れが満期期限の5年経ってから銀行から連絡を受け、受け取りにいってきました。 元金は500万円ほどでしたが、驚いたことに金利が数千円しか付いていませんでした。 結果としては致し方ないもので、今の世の中の金利が低い状態を反映したものでした。そんな事で、手元にある500万円を今度は有効に利用したいと思っているので、色々と調べてみた結果として、結果としては株式や投資信託の債権などを購入しながら老後の資産の形成を実施しようとしているところです。 特に、株式というのは株価上昇の利益もさることながら、株式の配当金や株式優待券が支給されるというメリットもあるらしいですね。其処で、今時、株式の銘柄はどのようなものが優良なのか、又、配当金や優待券で有利な銘柄はどのようなものか、チョット厚かましいお願いですが、簡単なヒントでも結構ですので宜しくおねがいします。

男性30代前半 orimasaさん 30代前半/男性 解決済み
松山 智彦 1名が回答

株式投資や貯金方法について

今、株式投資と積み立てNISAをしている。収入が少ない中一人暮らしをしているので、給料を貯金に回すと月収だと赤字になり、何とかボーナスがあるから黒字でいられるという状態。そんなぎりぎりの状態で、さらにこの年齢から貯金をすることに意味はあるのか、気になっている。積み立てNISAも、特に「いつまでに○○円貯めよう」という感じで始めているわけではないので、月1万しかやれておらず、損している状態。(月3万が上限なので)株式投資、投資信託など知識をつけたいのと、今のぎりぎり生活できている状態で無理に貯金をする必要はあるのか、という2点について知りたい。

女性20代後半 青木さん 20代後半/女性 解決済み
吉野 裕一 1名が回答

会社で導入している確定拠出年金が思うように増えないのですが

会社が企業型確定拠出年金を導入し10年以上になりますが、思うように増えていない気がします(現在700千円程度)。運用は元本確保型(定期預金)に50%、バランス型ファンドに50%で行っております。拠出金自体も現在月15,000円で勤続年数に応じて増えていく規定となっており、MAXの23,000円になるのは定年間近となる見込みです。運用商品を変更する際のアドバイスや、拠出金を増やす方法などがあれば教えていただきたいです。また、iDeCoと企業型確定拠出年金は別物なのでしょうか?併用もできるのでしょうか?その違いやメリット、デメリットなども教えていただけると幸いです。よろしくお願いいたします。

男性50代前半 shinbocheckさん 50代前半/男性 解決済み
松山 智彦 1名が回答

積み立てNISAは本当にお得なの?

コロナ禍のなかで貯金や資産運用についてとても興味が出てきました。とくに貯金や投資の本で必ずと言っていいほど出てくる積み立てNISAですが初心者にはいいとのことでした。ですが本当に大切な貯金を積み立てNISAに入れても大丈夫なのでしょうか?もちろん家の負担にならない程度で運用を始める予定です。少額投資とのことですがまずは1万円程度で始める予定ですがこれくらいの金額でも意味はありますか?それとも33000円で最初から積み立てるべきでしょうか?本当にお得なのか。危険があるならばはやり定期預金などで持っておいたほうがいいのか、本当に初心者なのでなかなか踏み出せずにいますのでわかりやすく教えていただきたいです。また積み立てではなくNISAとの違い。どちらがいいのかも併せて教えていただけると助かります。どうぞよろしくお願いいたします。

女性40代後半 kkreikaさん 40代後半/女性 解決済み
中村 真里子 1名が回答