初心者の確定申告で知っていてお得な知識

女性40代 Kein0さん 40代/女性 解決済み


私は主婦業の合間に、副業としてクラウドワークスでお仕事を始めました。
最近慣れてきて少しずつ稼げるようになってきました。
そこでふと気づいたのが税金についてです。
私は今までに会社員として働いてきたので、確定申告は会社がある意味勝手にやってくれるので私自身何もしなくて良かったのです。

しかし、今は自分自身で稼ぐようになったので、このまま収入が入って来るだけで税金を収めないといけないとインターネットで情報収集しました。
金額を調べたら年間20万円までの収入は確定申告しなくても良いとのことでしたので今のところは、様子を見ながらお仕事しようと考えています。
ところで、収入が増える前に、確定申告での準備しておいたほうがいいと思われる知識がありましたら教えていただきたいです。

1 名の専門家が回答しています

佐藤 元宣 サトウ  モトノブ
分野 税金・公的手当・給付金・補助金・助成金
40代前半    男性

全国

2021/03/31

質問内容を一通り確認させていただき、質問が令和3年度にあったことから、質問に回答をした令和3年3月現在における税法に基づいて回答をしていきます。

はじめに、質問者様は「専業主婦」であることが質問内容から確認でき、タイトルにある「初心者の確定申告で知っていてお得な知識」として、まずもって押さえていただきたい2つのポイントを紹介します。


1.確定申告が必要な場合を正しく知る


質問には「金額を調べたら年間20万円までの収入は確定申告しなくても良いとのことでした」とありますが、質問者様の場合、こちらの要件から外れます。(解釈誤り)

この理由は、以下、国税庁の解説を読み進めるとわかり、一部関係のあるものを引用して紹介します。


給与を1か所から受けていて、かつ、その給与の全部が源泉徴収の対象となる場合において、各種の所得金額(給与所得、退職所得を除く。)の合計額が20万円を超える

出典:国税庁 確定申告が必要な方①給与所得がある方より一部引用
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tebiki2017/a/01/1_06.htm


会社員・公務員などの給与所得者の人の場合は、質問者様が解釈をされておりますように、副業収入による所得が20万円を超えた場合、確定申告を行わなくてはなりません。

しかしながら、質問内容を見ますと、質問者様は「専業主婦」であることがわかり、同時に「給与所得者ではない」ことがわかります。

そのため、上記要件に該当せず、年間20万円に縛られる必要はないわけです。

では、質問者様の場合、いくらまでなら問題が生じない金額なのか?について、2つ目のポイントとして回答をしていきます。


2.質問者様は「年間43万円以下」であれば何ら問題が生じない


仮に、質問者様がこれからもパートやアルバイトをすることなく、主婦業をしながら副業収入を得るのであれば、税法上、「年間43万円以下」であれば何ら問題が生じることはありません。

この理由は、所得税および住民税には基礎控除と呼ばれる控除があり、所得税では「48万円」、住民税では「43万円」となっており、収入金額から基礎控除を差し引きますと、その計算結果がマイナスまたは0円となるからです。

これは、質問者様が所得税および住民税を納める必要がないことを意味し、同時に、確定申告をする必要もないことを意味します。

働き方(収入を得る方法)が変化しますと、この考え方も変わることになりますが、これまで通り主婦業をしながら副業収入を得るのであれば、まずは、1月1日から12月31日までの1年間で43万円程度の副業収入を目指してみてはいかがでしょうか。

そして、新たに何らかの疑問や不安に直面した場合は、マネクを通じて質問いただくことで、明確で有意義な回答を得られるものと思います。

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