高齢での新規保険加入のリスク

ご質問ありがとうございます。
埼玉県のブレイン・トータル・プランナーの舘野です。
申し訳ございませんが、海外居住者の生命保険、医療保険を引受てくれる先は皆無でしょう。従いまして、海外在住中の保険加入はあきらめるしかありません。
また、帰国され住民票を移されたとしても、その後、海外移住をする予定であれば新規加入は認められないケースが大半です。例えば、海外駐在員のように、仕事の基盤はあくまでも日本にあり、将来は日本に帰国する予定であった場合でも、保険の支払いが発生した時には、争点となる可能性は高いです。つまり、日本国内という安全なエリアに基本として在住している事が前提であり、御相談者様のように、60歳ぐらいまでは海外居住を決めているような場合には、帰国中に加入出来たとしても加入申込時点での虚偽申告と判断される可能性は高いです。とにかく日本の保険会社は、虚偽申告に対しては厳しい対応をしてきますので、後々問題となる可能性はあります。保険料が安い年齢の時に加入したいというお気持ちはわかりますが、いざ保険申請となった時に適用されなければ意味がありません。まして、60歳まで無病息災で過ごすことが前提であれば、保険に加入しておく意味がありません。
やはり、日本を永住の地として帰国された時に、新たに保険を検討される事が大切です。また、その時の疾病の経歴にもよりますが、現在販売されている60歳台の医療保険に関しましては、掛捨てということもあり、保険料に関しましてさほど負担になるような金額とはなっておりません。