定年までに貯蓄すべき金額について

男性60代 pinkiri100さん 60代/男性 解決済み

家族構成等は以下のとおりです。私が将来定年になったときにどれだけの貯蓄を今からしておくべきなのか知りたいと考えています。

<家族構成等>
私:50歳代半ば・会社員、妻:50歳代前半・パート、子供:小学生中学年
世帯年収:約700万円(私:約600万円、妻:約100万円)、金融資産含めた貯蓄(自宅含まず):約1500万円
住宅:持ち家、ローン:なし

<内容について>
あと5年以内に私が定年になります。再雇用の予定(65歳まで)ですが、今よりも年収が下がります(60%ぐらいになる)。子供がまだ成人しておらず、大学まで進学させたいと考えていますが、一般的にあと5年でどの程度の貯蓄をする必要があるのか、お教えいただきたくお願い致します。

1 名の専門家が回答しています

佐藤 元宣 サトウ  モトノブ
分野 家計全般・ライフプラン・家計簿・節約
40代前半    男性

全国

2021/03/09

質問内容と家族構成を一通り確認させていただき、はじめに、はっきりと申し上げておかなければならないことがあります。

それは、質問者様がお尋ねの「一般的にあと5年でどの程度の貯蓄をする必要があるのか」という考えをまずもって捨ててもらわなければならないということです。

この理由として、ファイナンシャルプランニングを考慮する上で、子供がいる場合、末っ子を中心にお金の流れを考えていかなければならないからです。

質問内容より「子供がまだ成人しておらず、大学まで進学させたいと考えています」とあることから、子供が大学へ進学し、卒業して社会人になるのが最終目標と考えられ、いわゆるファイナンシャルゴールとなります。

この時、質問者様がお尋ねしている「一般的にあと5年でどの程度の貯蓄をする必要があるのか」という考えは、現在、小学生中学年の子供がファイナンシャルゴールを達成するまでの途中段階に過ぎず、もっと長い目でお金の流れを考えていかなくてはなりません。

仮に、現在、小学生中学年の子供が10歳だとした場合、8年後に高校を卒業し、9年後には大学へ進学していることが考えられるため、この期間を有効活用して子供の教育資金を準備することが1つの課題になると考えられます。

この時、質問者様は、幸いにも金融資産を含めた貯蓄が1500万円あるということで、こちらを無理なく賢く活用することで、将来の子供の教育資金を準備することができると思われます。

夫婦でそれぞれつみたてNISAを活用する

これまでの回答を見て、具体的にどのようにすると良いのか疑問があると思うのですが、質問者様と奥様の年齢を考慮しますと、できる限り、ハイリスクな資産運用は避けなければなりません。

そのため、夫婦でそれぞれつみたてNISAを活用することをおすすめします。

つみたてNISAは、長い時間をかけて毎月投資信託などを積立購入しながら資産運用をする長期投資の制度にあたり、ざっくり説明しますと「新しいお金の貯め方」と考えていただいて差し支えありません。

ただ、つみたてNISAを活用するには、1人1口座までしか開設できず、かつ、1年間で投資することができる投資金額の上限が40万円までといったルールがあります。

したがって、質問者様が1人だけつみたてNISAを行ったとしても十分なお金を準備することが難しいため、質問者様と奥様がそれぞれつみたてNISAを始めるのが望ましいと考えます。

仮に、1ヶ月あたり33,300円ずつ積立を行い、ミドルリスク・ミドルリターンの資産運用を8年間行った場合、8年後の概算資産形成金額は、約392万円です。

2人がそれぞれ行うと約784万円の資産形成が期待できます。

仮に、上記で足りない場合は、今ある金融資産から補填することも視野に入れていただく必要があるのですが、退職金も受け取っていることが考えられ、多くの手持ち資産を支出することは避けられるのではないかと予測します。

また、逆の発想で、つみたてNISAを老後資金の準備対策として考え、今ある金融資産を子供の教育資金に充てるといった方法もあるでしょう。

やり方は、いかようにでもなるのですが、より確実に不安なく資産運用と資産形成を求めているのであれば、やはり、専門家であるFPへ相談し、より具体的な対策方法をお聞きするのが望ましいのではないかと思います。

なお、個人的な主観ではあるのですが、収入が減少したとしても、やはり再雇用で働いていただく方が、ファイナンシャルゴールを実現しやすい結果になると考えられることから、もうひと踏ん張り頑張っていただくことをおすすめします。

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