今後の住まいに関して、賃貸のままでいくべきか持ち家(マンション含む)にすべきか

男性30代 5gofdさん 30代/男性 解決済み

将来の住まいについて悩んでいます。現在は賃貸に住んでおりますが、今後歳を重ねた時のことを考えると持ち家(マンションなど)にすべきなのかどうかがわかりません。賃貸の場合はもし老年になった時にも部屋を貸していただけるのか、持ち家の場合は近所の方とトラブルになった時や子供がいじめなどの被害に遭った時に対応できるのか、さらにそれぞれの税金のかかり具合などを考えるとどれが良いのかがわからないため、それらに対しての相談をさせて頂けるところがあると幸いです。

1 名の専門家が回答しています

水上 克朗 ミズカミ カツロウ
分野 お金の貯め方全般
60代後半    男性

東京都

2021/07/08

持ち家か賃貸か。これは永遠に議論が尽きないテーマです。
持ち家のメリットは、自分の資産になる、ローン完済後は住宅費の負担が軽くなる、子どもに資産を残せるなど。デメリットは、転居しづらいためライフスタイルの変化に弱い、購入時に高額な費用がかかる、リフォーム・修繕費は自己負担、、住宅ローン返済の不安がつきまとうなど。です。

賃貸のメリットは、いつでも引っ越しできる、ライフスタイルの変化に対応できる、固定資産税がかからない、住宅ローンを組む必要がない、メンテナンス費用を負担する必要がない、維持・管理をする必要がない、災害など建物に被害が出ても負担がないなど。デメリットは、2年ごとに更新料が必要になることが多い、自分の資産にならない、老後も家賃が発生、いつまで住み続けられるかの保証がないなど。です。

持ち家と賃貸のメリットとデメリットは相反するものなので、どうとらえるかは本人次第です。ライフスタイルや価値観は人それぞれなので、一概にどちらとはいえない、というのが一般的な結論です。なお、どちらが金銭的に得かで考えても意味がありません。どんな家に住むか、何年ローンを組むかによって損得は変わってくるからです。それぞれメリット・デメリットがあるので、買いたいなら「購入」、買いたくないなら「賃貸」とシンプルに考えればいいのではないでしょうか。

但し、「老後対策」という観点から見ると、可能であれば持ち家をおすすめします。
なぜならば、「持ち家と賃貸では、老後の住居費には大きな差がでる」からです。
平均寿命は基本的に伸びるので、定期収入が年金だけになったときのことを考えると、老後は家賃を払い続けなければいけない「賃貸」のほうが負担が重いといえるでしょう。

仮に65歳で退職し、85歳まで生きるとして、賃貸と持ち家の費用を比較してみます。
ここでは、住み替えにかかる費用や駐車代は考慮せず、単純に賃貸なら家賃と更新料、持ち家であれば固定資産税(マンションの場合毎月かかる管理費と修繕積立金)で概算します。

賃貸の場合、家賃8万円なら20年間で合計1920万円です。さらに2年に一度、更新料(家賃1ヵ月分)がかかる契約なら、8万円×10回で80万円かかるので、合計2000万円がかかります。

一方、持ち家の場合、住宅ローンを完済していれば、毎年必ず支払わなければならないのは固定資産税だけです。10万円程度が目安ですので、20年で約200万円ほどになります。ただし、定期収入がなくなる定年までに完済していなければ負担は重くなるので、定年前の完済を目指しましょう。
マンションは、管理費と修繕積立金を毎月支払う必要があります。住宅ローンを完済していても、月3万円であれば20年間で720万円かかり、毎年の固定資産税も支払う必要があります。

老後は賃貸が最も支払額が多くなるので、相応の資金を用意しておく必要があるでしょう。

また、賃貸のリスクは、高齢者は物件が借りづらくなる可能性がある点です。
但し、賃貸はデメリットばかりではありません。老後も賃貸を続ける場合はお金の面でのリスクがありますが、状況に応じて臨機応変に転居できるのはメリットです。家賃の安い郊外に転居したり、子どもが独立したら今よりコンパクトな間取りの物件に転居して家賃を下げられます。また、将来的には「空き家バンク」などを使って地方の格安な中古物件を探し、現金で購入することも考えられます。

結論としまして、まずは、持ち家購入ということで、金額の目安をつけ(家を買う値段は年収の5倍が目安です)、いろいろな物件にあたってみて目を養うことをおすすめします。一戸建て、マンション、新築、中古など、いろいろな物件にあたることによって、自分が住居に求めるものを再認識でき、優先順位(駅に近いとか、広さとか、環境が良いとかなど)も決まってくるでしょう。また、近所の方とトラブルになった時や子供がいじめなどの被害に遭った時に対応できるのか、についても感覚的に分かってくるでしょう。

もし、良い物件がない場合は、引き続き賃貸で住み続け、物件探しを続けることも一方法です。
住宅は、人生で一番大きい買い物です。物件選びも資金計画も、計画的に行い、自分の納得のいく住まいをみつけましょう。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

お金を貯めるために今できることは何なのか知りたい

私は28歳の会社員で妻(24歳)と2人で暮らしています。世帯年収は約450万円前後と収入は低く貯金をする余裕もない状況です。結婚は2年目となり、子どもの事や家のことなどを考えて貯金や収入を増やそうと考えていますが、現状では生活費や毎月確定している支払いなどで精一杯です。主な支払い内容としては、以下の項目となります。・家賃(7万)・食費(外食含む)(5万)・妻)交通費(1.5万)・私)交通費(4万)・光熱水費(3万)・妻)ケータイ(3万)・私)ケータイ(5万)今できることは、出費を抑えるか収入源を増やすことだと考えていますがこの考えで正しいのでしょうか。

男性30代前半 silvercat37さん 30代前半/男性 解決済み
小松 康之 1名が回答

どうしたらこの困窮から抜け出せるのかどうかが知りたい

私はシングルマザーの30代女性です。子供がこれから小学校などに入学するとなると、学費も多く必要です。また、私自身も、まだ奨学金を多く抱えているままです。自分の抱える負債と、この先必要なお金で、とても苦しいと感じています。どのような生き方をすれば、今後、困窮状態から抜け出せるのか、お金のやりくりについて知りたいと思います。

女性40代前半 naniさん 40代前半/女性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答

収入が少ない状態で貯金をする方法

現在、自営業ですが、仕事量が少なく、収入が少ない状況です。健康面でも問題があり、医療費が年間20万円以上かかっています。将来を考えた時に、このままだと立ち行かなくなるのは目に見えており、貯金もしたいところですが、日々の生活に追われ、毎月残高が無くなってしまいます。少額株式の売買でお金を増やせないかと考えたりもしますが、このコロナ禍の中、株式や為替で利益を出す道筋を読むのが難しく、二の足を踏んでいます。仕事を増やして収入を増やせれば良いのですが、コロナ禍の状況下、不景気に陥っており、仕事量がなかなか増えません。また、医療費が嵩むほどの軟弱な体ゆえ、無理も出来ません。こんな状態でも資産を増やす方法はありますでしょうか?

男性40代前半 にゃんこさん 40代前半/男性 解決済み
中村 真里子 1名が回答

お金を上手に、なおかつ効率的に貯めるにはどうしたらよいのか

私は、既婚で子供も1人います。独身の時からお金を貯めることが得意ではありません。お金を貯めたくても、自分のことに使ってしまうのです。銀行にあるお金を見ているとついつい使ってしまいます。今は専業主婦ですが、家計で余ったお金は貯金に回そうと思っていても、なぜかお金があると、あれが欲しいこれが欲しいとなってしまいます。それでもなんとか、使う分は、家計で余った分の1/3程度に留めようとは頑張っております。しかし、使いたい衝動にかられるのはなぜなのでしょうか。また、なぜ貯めることができないのでしょうか。お金の貯め方といえば、銀行にお金を預けておくという方法しか知りません。これから子どもはもう一人欲しいと思っているのに、お金が貯まらないと子どもも産むことができません。教えてください。

女性20代後半 りんうみ24さん 20代後半/女性 解決済み
山本 昌義 細川 豪 2名が回答

マイホームや貯金についてお聞きしたいです

30代、未就学児二人を子育て中の専業主婦です。夫婦の意向で、子どもが幼稚園に入るまで(3歳まで)は保育園に預けずに専業主婦で在宅で子どもの世話を今までしていました。しかし、このご時世、収入も減り、生活が厳しくなってきています。私も働こうと思ったのですが、田舎に住んでいるため、コロナの影響もあるのか求人がほとんどない状況で、働き口がありません。在宅でできる仕事を始めはしましたが、なかなか収入には繋がりません。車のローンは月2万ほどで、家は家族所有のものなので家賃等はありません。家は築50年のものなので、所々修繕が必要な状態ではあります。家は好きなようにしていいと言われています。ただ、今後のことを考えると、もうそろそろマイホームを、とも思っています。田舎よりはもう少し都市部の方が子どもにも良いし便利かと思うので引っ越しも検討中です。でもお金がない。そこでお聞きしたいのは①マイホームとリフォーム、どちらが得なのか②田舎と都市部、どちらの方が貯蓄には向いているのかこの2点です。子どもや老後のためにも貯蓄は出来る限り増やしておきたいです。

女性30代後半 sssさん 30代後半/女性 解決済み
松山 智彦 1名が回答