定年退職後の子供の教育費をどうするか?

男性40代 glassさん 40代/男性 解決済み

私は子供を授かるのが遅かったこともあり、定年退職を迎えた頃でもまだ子供が大学に在学している計算になります。子供が留学や大学院に進学を望むならば、さらにその期間は長くなりますし、より一層の教育資金が必要になります。できるだけ子供の希望は叶えてあげたいので、なんとか貯蓄をしているのですが、自分たち夫婦の老後資金もいかほど必要か検討もつきません。老後資金と教育資金を貯蓄で賄うだけではどうしても足りないようなので、資産運用や投資などを検討すべきなのでしょうか。それともリスクを冒さず、節約をして毎月の貯蓄額を増やすようにすべきでしょうか。自分の性格的にはコツコツと小さな努力を積み上げていく方なので貯蓄が性に合っているのですが、現実を見ると多少のリスクは覚悟しないといけないのかと悩んでいます。

1 名の専門家が回答しています

山本 昌義 ヤマモト マサヨシ
分野 老後のお金全般
40代前半    男性

全国

2021/06/18

こんにちは、婚活FP山本です。まずはご質問の前に、今後のお金の基本についてお伝えします。まずお子様の教育費は、通常の大卒までの合計平均で1400万円ほど必要です。22年で平均的に準備するとすれば一年あたり約64万円、月5万円ほど貯金が必要になります。また先般、老後資金2000万円問題が騒がれましたが、一般的には倍の4000万円程度が必要です。仮に60歳まで15年ほど準備時間があるとすれば、一年あたり約267万円、月22万円ほど貯金が必要になります。細かな条件次第で変わりますが、ひとまずあなた様の場合、少なくとも合わせて月27万円ほど貯金が必要です。まずは基本として、しっかり数字を意識しておきましょう。

そのうえで、ご質問についてお伝えします。結局のところ、お金は「足りるか否か」という点が大切です。足りないほどに対処が大変なので少しでも多く準備することも大切ですが、対処しきれないことも少なくありません。上記の通り、あなた様の場合は月27万円ほど貯金が必要ですが、これは一般的に正社員の共働き夫婦でも簡単には貯金できず、大幅に足りていないことも多いのが実情です。月1~2万円貯金を増やしたところで、そもそも大きく足りないなら結局は将来的に苦しむことになります。ただし、資産運用にはリスクがあるので、やったほうが良いとは言い切れません。まずは冷静にどの程度、お金が足りそうにないか計算してみましょう。

少し補足させて頂きます。リスクはあるものの、確かに資産運用は資金準備に有効な手段です。とはいえ、高いリターンを狙うほどリスクも高いのが基本であり、初心者が狙えるリターンは年5%程度が基本的な限度といえます。この5%を前提に15年で4000万円を準備する考えなら、一年あたり約185万円、月15万円ほど投資が必要な計算です。教育費と合わせれば、それでも月20万円ほど必要な計算になります。貯蓄か投資かとともに、純粋な貯蓄額や年収アップも考えたいところです。いずれにしても、あなた様に残された準備時間は多くありません。定年後も働くにしても、労働での対処は限度がありますから、早めに先々を見据えて計画的な準備を始めていきましょう。

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