老後までに2000万円をためるには月いくら投資すればいいのか

男性30代 strdagさん 30代/男性 解決済み

金融庁の報告書から「老後2000万円問題」が世間では大きな話題となっています。そこで、老後までに2000万円を貯蓄するときに、NISAや株式投資などで2000万円を得る場合に、ひと月当たりどの程度の金額が必用かということが気になっています。個々の銘柄、経済動向などなど様々な要因でで大きく変動することから予測は困難かと思いますが、大まかな平均などがわかれば目安にできると思います。老後まで(30~40年程度の期間)平均的に2000万円を貯蓄可能な月ごとの最小の投資額、また投資にすることでただ貯金するよりもどの程度早く2000万円を貯蓄することができるかということが知りたいです。また、それにかかわる税制などについてもご教授いただければ幸いです。

1 名の専門家が回答しています

山口 雅史 ヤマグチ マサフミ
分野 株式投資・NISA・投資信託・ETF・REIT
50代後半    男性

兵庫県 岡山県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県

2021/03/28

質問に「月ごとの最小の投資額」とありますので、積立投資で用意するものとして回答します(計算で得られる金額に手数料や税金などのコストは含みません)。単純に65歳までに預貯金で2000万円を貯めるのであれば30歳で月額4万7700円、40歳で同6万6700円、50歳で同11万1200円となります。日本の年金運用(GPIF)の過去20年間の平均年利回り3.37%で計算すると、30歳で月額2万4900円、40歳で同4万2400円、50歳で同8万5300円となります。先進国株式の過去20年間の平均年利回り6%で計算すると、30歳で月額1万3900円、40歳で同2万8600円、50歳で同6万8300円となります。
30歳スタートに必要な預貯金積立月額4万7700円を基準として、年率3.37%で積立ると23年2か月で資産総額が2000万を超えます。預貯金だけで運用するより約8年早く目標に達成することができます。年利6%の場合は18年11か月となり、預貯金のみの運用より16年も早くなります。
税制については預貯金については利息に対して20.315%の所得税がかかります。投資信託では売却時の譲渡益(売却時総資産額-積立総額)に対して20.315%が課税されます。運用途中の分配金は普通分配金であれば20.315%、特別分配金部分には課税されません。
つみたてNISAであれば運用期間中の分配金や収益に対して課税はされません。イデコを利用すれば、運用期間中の分配金や収益はつみたてNISA同様、課税されません。イデコは60歳以降まで引き出すことができませんが、引き出し時にも税制優遇を受けることができます。このような税制優遇は活用すべきと考えますので、是非、検討してください。

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