ガン保険をどこまで手厚くするか

女性40代 guild_bump101さん 40代/女性 解決済み

私は現在36歳になるため、そろそろしっかりとした保険に入っておかないと、保険料がどんどんと高くなる年齢になってきています。

そこで、今の世の中、ガンになる人が多くなってきていて、私の親戚でもガンで亡くなっている人や、治療にお金がかかった人がいるために、万が一の時に備えてガン保険への加入を考えています。

一度、資料を請求してみて保険の内容を検討してみたのですが、ガン保険といってもオプションがたくさんあったり、掛け金もいくつか種類があったり、保険に入っていても上皮のガンでは保険がおりないなどの内容が書かれていたりしました。

折角保険に入っても、それを生かせないのは勿体無いと思うと、どれにしようか決めかねてしまっています。

今、ガン保険に入るのであれば最低限どういうプランのものを選べば安心なのでしょうか?

1 名の専門家が回答しています

荒井 美亜 アライ ミア
分野 医療保険・がん保険
40代後半    女性

埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県

2021/03/09

こんにちは。ご質問ありがとうございます。

がん保険はさまざまな保険会社から販売されているうえに、オプションの数もかなり多いので迷いますよね。最低限チェックしてほしいこととして

1)通院給付金が下りるか
2)先進医療特約の条件はどうなっているか
3)上皮内がんについて保障が受けられるか

の3つについて、解説しましょう。

1)通院給付金が下りるか

従来、がんの治療というと入院治療がメインでしたが、近年は通院治療が主流になってきています。厚生労働省の調査によれば、平成26年(2012年)時点で、がんの通院患者数が、入院患者数より上回りました。

参照:厚生労働省労働基準局安全衛生部「病気を抱える方の治療と仕事の両立支援に関するガイドラインについて」
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/0000115915.pdf

昔のがん保険だと、入院給付金は設定されているものの、通院給付金自体が設定されていないということも往々にしてありました。これは、そもそもがんにおいては入院治療が主流であったため、その分の保障を手厚くする必要があったためです。

しかし、通院治療が主流になってきた現在においては、このようながん保険だと「がんにかかったのに、給付金が十分に受け取れない」ということが現実に起きてしまいます。
それを防ぐためにも、通院給付金が下りるプランかどうかは確認しましょう。

2)先進医療特約の条件はどうなっているか

がんの治療において、病気の種類や病状によっては、先進医療に分類される治療が選択されることがあります。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/sensiniryo/index.html

しかし、先進医療に分類される治療を受けた場合、その治療費については公的医療保険による給付が受けられません。
つまり、全額自己負担になるので、その費用をどうやって備えるかが問題になります。
そこで検討したいのが、先進医療特約です。

これは、先進医療に分類される治療を受けた場合、自己負担分として請求される金額を、一定の上限額(2,000万円程度のことが多い)まで負担するという特約です。もちろん、がんにかかったからといって、先進医療に分類される治療を必ず受けないといけないわけではありません。

しかし「他の治療ではどうにもならなかった場合に、治療法の選択肢を残したい」ということであれば、先進医療特約を付帯する意味はあるでしょう。先進医療特約を付ける場合は

・毎月保険料がいくら上がるのか
・何年で更新になるのか

など、細かい条件をチェックしましょう。

3)上皮内がんについて保障が受けられるか

上皮内がんとは、がん細胞が「上皮」と呼ばれる場所の内側にとどまっているものを指します。がんと言っても、手術で切除してしまえば治るので、そこまで深刻に考える必要もありません。しかし、特に女性の場合、がん保険との関連においては「上皮内がんが保障の対象になるか」は確認しましょう。

女性特有のがんとして、乳がんがあります。乳がんの場合、乳管のだけにがんがとどまっていれば、手術するだけで治るのですが、入院およびその後の経過観察は必須です。しかし、仮にがん保険が「上皮内がんは保障の対象としない」という商品だった場合は「がんで入院したり、病院通いしているのに何も保障がうけられない」という現象が起きてしまいます。

質問者様が加入することを前提でがん保険を比較検討するなら「上皮内がんが保障の対象になるか」はチェックするようにしてください。

お役に立てれば幸いです。

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