現状の収入から投資に回しても問題ない金額の割合

男性40代 Hiroさん 40代/男性 解決済み

家族で生活するには申し分ないが、決して多くはない収入。そんな中、個人年金や保険のような先行投資にどう回していいかを聞きたい。年金が当てにならない現状、個人できちんと先々の貯蓄や投資による所得を確保していかないと行けない中で、現状できることは皆きちんとやっておきたいと思います。しかし、投資やお金に対するリテラシーがない一般社会人や一般家庭において、正しい個人投資の知識や情報はなかなか行き届いていないことになる。年金ではなく個人投資や個人年金は、経済活動を正しく回していく意味でも非常に有効なものであり、残念ながら国の年金制度よりも信用が高い現状にある今、ファイナンシャルプランナーの価値は徐々にそちらにうつってくると思います。

1 名の専門家が回答しています

福嶋 淳裕 フクシマ アツヒロ
分野 年金・個人年金・iDeco
60代前半    男性

千葉県 東京都

2021/03/09

「投資に回しても問題ない金額」の考え方について、私が普段、相談者様にレクチャーしている内容の骨子を紹介します。

1. まず、投資のタイミングと資金を三つに区分し、この順で考えていきます。
(1) 初期投資 <余裕資金の全部または一部で買い付け> 【すでにある金融資産の一部を割り当てる】
(2) 積立投資 <長期にわたって定時定額で買い付け> 【これからの収入の一部を割り当てる】
(3) 追加投資 <「初期投資」「積立投資」以外の臨時買い付け>

2. 初期投資に回してもよい額の上限
手持ち資金(金融資産)の総額 V を、次の a. b. c. に区分し、d. を算出します。
自営業とのことですので、事業継続に必要な資金は除いて計算してください。
a. 生活資金・・・日常生活のための資金【数カ月分】
b. 非常用資金・・・廃業や被災など、非常時・緊急時に備える資金【生活資金の3カ月~1年分、など】
c. 使用予定資金・・・使う予定がある資金(教育資金、リフォーム、耐久消費財の買い替えなど)【期間は10年以内、など】
d. 余裕資金 = V - (a+b+c) = 初期投資に回してもよい額の上限

3. 積立投資に回してもよい額の上限
収入と支出、特に支出の実態を詳細に把握し、支出を無理のない範囲で削減する方向で家計を見直します。
上記2.で余裕資金があり、初期投資に回す額を確保したうえで、家計見直し後の「収入-支出」が、「積立投資に回してもよい額の上限」といえます。
なお、支出には、(投資ではなく)貯蓄に回す額を含めて考えます。

4. 追加投資
定期的・計画的ではない投資であり、臨時収入や貯蓄・節約などにより生じた余裕資金で対応します。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

個人年金を継続すべきか、やめてもいいか。

現在37歳で、約10年ほど某保険会社の個人年金の積み立てを行っています。毎月10,000円弱と、そこまで家計に負担はないのですが、継続しているメリットをまったく見出せなくて、解約しようかなと言う事も最近考えるようになりました。先日解約した場合の返金額も確認していた次第です。私は独身で、結婚願望もまったくないので、もちろん老後の貯えも並行して行っています。会社員なので年金もそれなりに貰えるとは思います。もし仮に私に何かがあっても、親には金銭的には負担をかけることはないとも思っています。自分がいくつまで生きるか分からない状況で、個人年金と言うのはトータルに見て何が1番のメリットと言えるのか教えていただけら幸いです。

女性40代前半 SSsinglesさん 40代前半/女性 解決済み
松山 智彦 1名が回答

今後の年金について

現在、4人家族で主婦しているものです。率直に、今後もらえる年金に関して貰えないと思っています。40代ですが、正直、子供の教育費などの捻出が先と思っているので、夫婦の貯金や老後については先行き不安な状態です。税金を毎月、毎年支払っていても受ける恩恵はないだろうと睨んでいます。例えば、年金は貰えないと仮定した場合、どのように貯金額を増やして老後にあてていけばよいか金額などわかればありがたいです。家族4人、年収700万、戸建て持ち、子供小学生2人の場合、老後にかかる費用と年金額、貰えない場合の年金に相当する必要貯金額などわかれば幸いです。以上、よろしくお願い致します。

女性40代前半 itamuchanさん 40代前半/女性 解決済み
山口 雅史 1名が回答

日本の年金システムは今後も賦課方式のままなのか?

現在の日本の年金システムは主に現役世代の保険料を集め、それを高齢者に支給しているはずで、賦課方式と呼ばれているみたいです。しかし、年金に関しては積立方式というのもあるらしく、こちらは将来自分が受け取る年金を自分で積み立てていくものみたいです。どちらかと言えば、積立方式の方が分かりやすい、多くが納得しやすい気がするのですが、なぜ日本は賦課方式を採用しているのでしょうか?そして、今後この賦課方式が変わることはありえないのでしょうか?老後の問題では年金に関して特に気になっているのですが、実際に私が興味を持っている年金の様々な問題の根本は、この賦課方式にあるような気がしているので、今後も永遠に続くのか?を知りたいです。

男性30代後半 denkiirukaさん 30代後半/男性 解決済み
長尾 真一 1名が回答

公的年金は貰えるのか心配です

日本は超高齢社会になっていますが、今後さらにそれが急速化していきます。また子供の数が増えてこないので、このままの状態だと公的年金は本当に貰えるかどうか心配になります。それでも、一応毎月の年金は支払っています。そこでファイナンシャルプランナーの方にお聞きしたいことは、公的年金は本当に貰うことができるのでしょうか?現在42歳ですが、自分が65歳になった時に公的年金が貰えるのかどうか不安です。また公的年金が貰えることになっても支給年齢が延びたり支給額が減らせたりしないかも不安です。こうした公的年金の不安があるので、民間の年金保険も加入しておかないといけないと思っています。そこでファイナンシャルプランナーの方がオススメの個人年金保険はありますでしょうか?どの保険会社に利用すれば保険会社の破綻リスクが少ないかも合わせて教えて頂きたく思います。日本の将来は真っ暗だと思っているため、今できることはしておきたいのでファイナンシャルプランナーの方にぜひお力添え頂きたく思います。

男性40代後半 マックス99さん 40代後半/男性 解決済み
山口 雅史 1名が回答

年金の不安

世間で話題になっていた「2000万円問題」ですが、私たちくらいの年代の人間が定年になるころには年金もたいして期待できないでしょうし、そもそももらえるかも不安です。今から老後の資金のために何かしておきたいと考えていますが、私は資産運用などの知識や経験がほとんどなく、何をどうすればいいのかが理解できていません。株やFXは知識が必要だと思いますし、日中は仕事で取引に参加できません。当然銀行に預けているだけでは何にもならず、iDeCoやNISAなどが良いのかなと考えていますがそもそも詳しい仕組みを理解できていません。年金対策・老後の資金確保のためのアドバイスや知恵があれば教えて頂きたいです。

男性40代前半 kichiken1031さん 40代前半/男性 解決済み
中村 真里子 1名が回答