老後を安心して迎えるには

男性60代 H.Matsufujiさん 60代/男性 解決済み

国の財政状況がひっ迫していく中で、公的年金制度に対する不安が払拭できません。現役時代に積み立てた個人年金を含めると、65歳以降にはある程度の収入は確保できるのではないかと期待していました。ところが、戸建てのマイホームの維持に関する費用が年々増加し、医療費の負担も加齢とともに増してきています。老後を安心して迎えるためには、どの位の財産が有れば安心なのか、その財産はどのような形で持っておけばよいのかを知りたいと思います。共働きだったので妻にも公的年金が支給されていますが、どちらかが先立てばそれもなくなります。余命がどのくらいか、社会情勢がどう変わっていくのかなど、不確定な要素が沢山あり、素人の知識では難しすぎる問題です。専門家の意見を聞かせてもらいたいと思います。

1 名の専門家が回答しています

植田 英三郎 ウエダ エイザブロウ
分野 老後のお金全般
80代前半    男性

大阪府 兵庫県 奈良県

2021/03/09

公的年金の受け取り水準は、今の平均値は現役時の収入の61.9%相当になっていますが、将来は50%程度まで減らして安定的に受給できるようにするのが現在の制度です。
公的年金の財政破綻を防ぐため徐々に支給基準を減らすのが国の方針ですが、モデルは専業主婦世帯になっており、夫婦で基礎年金・厚生年金を受給できる世帯は、標準となる世帯よりは恵まれた状況といえます。
昨年、老後資金が2000万円不足するという事が話題となりましたが、この時のモデルの専業主婦世帯の年金収入は、21万円程度になっています。ご相談者の場合は、夫婦厚生年金のようですから年金額は月30万円以上になるのではと思われます。
さらに、個人年金もあるとのことですから、モデルとなった世帯よりは余裕があるとは思われますが、生活費は個人毎に違いますので個別に見てみることが大切です。
現在の生活費と将来の年金収入の差額がいくらになるかを計算してみることが大事です。夫婦で年金が満額受給できる年(数年後と思われます)の年間生活費引く、年間受け取り年金額の差がいくらになるのでしょうか。2000万不足のケースは月5.5万円、年66万円、30年で1980万円の不足になっています。現在の貯蓄額と30年間の不足額を計算した結果、貯蓄額の方が少ない場合は、生活費を減らすか多少とも収入を増やす方法を考えることが必要ではないでしょうか。
住宅の修繕費は、筑後10年以降必要となり、600から800万円程度と言われていますので、将来の支出に折り込んでおけば良いでしょう。
医療費は医療保険の状況が不明ですが、70歳以降は、負担は1割または2割になるので健康であれば、高額療養費制度もありますので、それ程の心配は不要かと思います。
金融資産の保有の形は、緊急予備資金、使途決定資金(イベント資金)、余裕資金に分け、余裕資金は安全性に配慮しつつ運用をする、使途決定資金は使用時期に合わせて運用を考えるということになります。ただ高齢期は、リスク資産(株・投信・外貨資産等)は年齢に合わせて減らすのが常道です。

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老後にかかる一般的な費用総額または月額は?

年々、年金の受給開始年齢が増えていたり、少子高齢化による年金破綻の話を聞くと、老後のお金について心配になります。子供はおりますが、できるだけお金は子供達に頼らず自分たち夫婦で何とかできるように準備しておきたいと考えております。老後、特に定年後にかかる生活の費用や、老人ホームや介護施設にお世話になるとしたら一般的にどれくらいの費用がかかるのか?定年後も払い続けなければならない税金の種類や金額など、月額単位で知りたいです。また、介護が必要になった際の詳細?家族が面倒見る場合はどれくらいで、介護施設にお願いして、来て頂く場合、入所して介護施設で生活する場合の費用も不安です。そもそも、すぐに入れるのか?どう言った種類の施設があるのかも知らないので漠然と不安です。

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