年金を払っているけど、将来もらえるの？

ご質問の件についてお答え致します。
貯金については、多いほうが安心であることは言うまでもありませんが、一概にいくら以上とは言えません。
少子高齢化により将来受給できる年金額が減ることは予想できますが、年金は長く加入し長く掛けた人ほど多く受け取れる仕組みになります。加入が短い人より不利に扱うことはないかと考えられます。今後定年が延長され、企業で勤務できる機会も増えるかと考えられますが、長く働き続けることで収入を確保し、同時に年金も掛け続け、退職後の年金額を増やすこともできます。年金は終身で受け取れるものです。医学の進歩により平均寿命がますます延びていますが、長生きした際に亡くなるまでの長い期間受給できることになります。一方、貯金には限りがあり、一生涯に渡って、毎年一定額が受け取れるものではありませんので、老後の収入のベースはやはり公的年金になります。
また、年金は老後の老齢年金だけではありません。病気やケガが原因で障害が残った場合も障害年金が支給されます。若いうちに万が一のことで働けなくなった際も保障がされますので、加入することに意味があります。年金は働けなくなった時の保険とお考えいただきながら、公的年金をベースに将来の資産形成をご検討いただければと思います。
認知症に関しては、なる方とそうでない方がいます。医学的なことは私も存じませんが、認知症になりやすいと言われる生活習慣等をしないように努めそのリスクを下げることが今からできる対策というところでしょうか。老後になって衰弱しないように、若いうちから、老後まで楽しめるような趣味を見つけ、活発に活動することも大事ではないかと思います。