株式投資の税金を納める種類が、いまいちわかりません

男性30代 ウルマントンさん 30代/男性 解決済み

30代前半の独身です。
今のうちからコツコツ資産運用をして、将来の自分年金を作ろうと思い株式投資を始めました。

株式投資の利益にも税金が掛かることを知りました。
まだ始めたばかりで利益は、ほとんど出ていないので税金を納める必要はないと思います。

ただ、今後は売買して利益が出ることも考えられるので、税金の種類を詳しく知りたいです。

株の本で税金の納め方を調べたのですが、種類がいろいろとあって、その違いがいまいち理解できてません。

特定預かり?のように証券会社が処理してくれるものもありますが、自分で処理するものもあって、どれを選んでいいのかわかりません。

株をやっている同僚に聞いてところ「損失から利益を引くこと」もできると言われたのですが、余計に混乱してしまい、立ち往生してます。

それぞれの特徴や違いを教えていただけると助かります。




1 名の専門家が回答しています

佐藤 元宣 サトウ  モトノブ
分野 税金・公的手当・給付金・補助金・助成金
40代前半    男性

全国

2021/03/09

質問内容を一通り確認させていただき、令和2年度に質問があったことから令和2年度の税法に基づいてそれぞれ回答をしていきます。

Q.今後は売買して利益が出ることも考えられるので、税金の種類を詳しく知りたい

A.1月1日から12月31日までの1年間において、結果として株式を売買することによって売却益が生じた場合、申告分離課税として所得税および住民税の課税対象になります。

申告分離課税とは、たとえば、会社員である場合、勤務先から受けた給与等(給与所得)と合わせて税金を計算するのではなく、株の取引単独で税金を計算するといったイメージです。

ちなみに、1月1日から12月31日までの1年間において、結果として株式を売買することによって売却益が生じた場合、この売却益に対して20.315%の税率を乗じた税金を納めなければならないことになっています。

Q.特定預かり?のように証券会社が処理してくれるものもありますが、自分で処理するものもあって、どれを選んでいいのかわかりません

A.特定預りとは、特定口座にて取引することを指し、一般預りとは、一般口座にて取引することを指します。

証券会社に対して口座開設する際、特定口座または一般口座を選んで開設することになりますが、通常、1年間の取引明細を証券会社がまとめてくれる特定口座を開設するのが一般的と言っても過言ではないでしょう。

選ぶのであれば特定口座で良いと言えます。

Q.株をやっている同僚に聞いたところ「損失から利益を引くこと」もできると言われたのですが、余計に混乱してしまい、立ち往生してます

A.すでにお伝えしましたように、1月1日から12月31日までの1年間において、結果として株式を売買することによって売却益が生じた場合、この売却益に対して20.315%の税率を乗じた税金を納めなければならないことになっています。

その一方で、1月1日から12月31日までの1年間において、結果として上場株式などを売買することによって売却損が生じた場合、確定申告をすることによって、この損失を翌年以後、3年間に渡って繰越控除することができます。

参考:国税庁 No.1474 上場株式等に係る譲渡損失の損益通算及び繰越控除
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1474.htm

質問者様の同僚が言っていることは、上記内容のことを指しており、損失を繰越控除することによって、翌年、利益が生じた場合、昨年の損失と本年の利益を相殺できることになるため、納めるべき税金が少なくなったり、税金を納めなくても良いメリットが得られます。

今後、株式投資を継続して行っていくのであれば、確実に押さえておきたいポイントと言えます。

おわりに

株式投資をやっている同僚がいることは、まだ株式投資を始めて間もない質問者様にとって強みになると思われます。

情報共有をしたり、わからないことがあれば同僚に聞くことで、ご自身が思い描いているような資産運用ができるきっかけになるかもしれません。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

確定申告

私は会社員ですが、妻はフリーランスで講師業・執筆業を行っています。毎年妻に代わって経費の算出・支払調書の集計・税務署HPから項目入力・印刷を行っています。毎年100万円いくかどうかの収入のため、必要経費で概ね還付されていますが、他によりよい節税対策があるのかを知りたいです。例えば、妻名義で生命保険は加入していないですが、少額でも加入しておいたほうがいいのか。または、少額であればメリットがないため、iDeco等の投資を行ったほうがいいのか。色々と悩んでいますが、ネットではいろんなケースがあり、自分たちにもあてはまるのかどうかがよくわからない。(税務署のHPも言葉等難しいところが多く、理解できていないところもあると思います。)

男性30代後半 yoshiki1220さん 30代後半/男性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答

相続税納付の準備について

40代の男性です。家族は4人家族です。父親が高齢となり、お迎えを意識せざるえない年齢にさしかかりました。以前から家族全員でそのことを気にしていたのですが今までは誰も触れずに過ごしてきました。しかし、最近、母が大きな病気を患ったことで父も大きなショックを受け、最近ではすっかり外に出歩く事もなくなり弱ってしまいました。その為、家族全員、父との別れが近づいていることを意識せざる得なくなり、誰から言うでもなく相続の話が出てくるようになりました。しかし、今まで、父本人も、母や私、上の兄弟とこの話題を避けてきた為、何もしておりません。基本的な相続税の知識は勉強したのですが、実際、相続税を納付するに当たって節税に使える知識はないかと探しています。巷にはその手の情報は溢れているのですが、余りにも多く、返って何をどう気を付ければ良いのか分からない状態です。相続税に当たって知りたいのは、最低限準備しておかなければならないポイントです。財産の種類ごとに注意点と準備すべきこと、そして家族同士で協力すべきポイントを教えて頂けたらと思います。

男性50代前半 tmstt1122tnkさん 50代前半/男性 解決済み
舘野 光広 1名が回答

各種控除や節税対策について知りたい

節税対策や控除をしている者です。素直に各種控除について知りたいです。節税対策をしているのですが、配偶者特別控除、医療費控除、生命保険料控除、ふるさと納税での控除等行っていますが、ふるさと納税の納税額の上限が配偶者特別控除と併用するとどこまで可能なのかが分かりにくいので教えて欲しいです。上記記載の控除の他に使える控除や良い節税対策があったら教えて欲しいです。特に控除と控除の組み合わせで、メリットがある方法や控除しなくてもメリットのある方法があれば知りたいです。また、他に投資や資産運用の分野などで控除できるものがあればオススメの投資についても別途お聞かせ願いたいと存じます。よろしくお願い致します。

男性30代後半 gakus.roadさん 30代後半/男性 解決済み
舘野 光広 1名が回答

親族内での家の贈与税について教えてほしいです

小さい頃から結婚前まで自分が住んでいた実家の家を両親から購入し、リフォームして住むことになりました。まだ購入していないのですが、購入する際、実の娘なので通常売ろうとしていた価格より、安い価格で譲ってもらえることになりそうです。しかしそうすると、築25年の鉄筋コンクリートで土地込みなので適正な価格ではないと市役所に判断されてしまい、贈与税がかかってしまうのではないか、ということをとても心配しております。適正な価格がいくらぐらいなのか、どこに何をどうすればいいのかを聞くべきなのかもわからない状況です。税金の知識がなく、わからないことが多いので、そういった内容の解説があれば嬉しいです。是非宜しくお願い致します。

女性30代後半 断捨離中mnさん 30代後半/女性 解決済み
植田 英三郎 1名が回答

副業の確定申告について

最近になってネット上で副業を始めましたが副業をすると受け取る金額によっては会社で確定申告するのではなく、個人で確定申告が必要になると聞きました。ネットで調べたら副業で年に20万円を超える収入の場合には確定申告が必要とみましたが、20万円というのは現金で受け取った金額という事でしょうか?例えばポイントサイトなどでポイントを貯めて現金に換金した場合には20万円の中に入るのでしょうか?そして最後に気になっているのが、意図せず20万円を超えていたのに確定申告をしなかった場合、どうなるのか。会社にも連絡が行く仕組みになっているのかも知りたいです。正直、こんなに世の中が副業ありきになっているのに年に20万円までというのは低過ぎると思います。

男性30代後半 syakuiruka01さん 30代後半/男性 解決済み
小松 康之 1名が回答