将来に向けて今どのように資産形成したら良いのか

資産運用の方法や、お金の管理方法、将来に向けての準備など長期的視点でのお話をお聞きしてみたいです。新卒で正社員として入社して数年が経ちますが、将来的に年金が余り支給されないという話や、業界が不安定という話をよく耳にします。将来に向けて今どのように資産形成したら良いのか、またそのためにどのような方法・選択肢があってそれぞれのメリット・デメリットについてお話を伺ってみたいです。
資産運用の方法や、お金の管理方法、将来に向けての準備など長期的視点でのお話をお聞きしてみたいです。新卒で正社員として入社して数年が経ちますが、将来的に年金が余り支給されないという話や、業界が不安定という話をよく耳にします。将来に向けて今どのように資産形成したら良いのか、またそのためにどのような方法・選択肢があってそれぞれのメリット・デメリットについてお話を伺ってみたいです。
1 名の専門家が回答しています
ファイナンシャル・プランニングの基本的な考え方は、「一生を通じた収入・支出を考える」というものです。人生には結婚・子育て・家の購入・老後生活など、さまざまなライフイベントが控えています。そして、ライフイベントの内容や時期というのは一人ひとりにとって違います。
まずご自身のライフイベントを考え、それを実現するためのライフプランを考え、そのための資産形成の方法を考える、という流れになります。
質問者様は将来の年金:老後の生活のことを心配しておられるようですが、こうして色々な方から家計相談をさせていただいていると、老後に生活に困窮される方の中で多いのが、60歳になっても子育てが終わっていない・住居コストがかかっているという人です。
かつては60歳が定年でしたが、今は多くの企業では60歳になると再雇用扱いとなり給与が大きく減ります。ご自身と配偶者の方の生活費だけであればそれほどでもないのですが、お子さんの教育費がまだかかっている、住宅ローンの支払いが残っている/賃貸物件に住んでいて家賃負担が発生しているということになると、家計は非常に苦しくなります。逆に、子育て/家の購入のような多額の費用が発生するようなライフイベントが早めに終わっていれば、60歳までの間は貯金ができるので老後の生活はかなり楽なものになります。
従いまして、若いうちにライフイベントとそれに基づいたライフプランを考えて、早めに実行するのがいちばん効果的な老後対策になると言えるのではないかと思います。
資産運用の方法ですが様々です。ただ、住宅ローンを抱えているということであれば、余裕資金がある場合にはその繰上げ返済をするのがいちばん確実で効果が高いのではないかと思います。例えば住宅ローンの借入額3,000万円、金利3%、30年返済で、借入から5年後に100万円を繰上げ返済した場合、軽減利息額=削減できる返済金額は約107万円となります。なるべく早い時点で繰上げ返済を行えば、住宅ローンの負担自体が減ります。100万円を投資して利潤が107万円(207万円になって戻ってくる)という資産運用というのはなかなかありません。
とはいえ、月に1万でも2万でもいいので少しずつ将来に備えておくことをお勧めします。
老後の生活資金に備えるということであればiDeCo(確定拠出年金)です。今、毎月の給与から所得税・住民税が差し引かれていると思うのですが、これらの税金は所得に税率を掛けて算出されます。そして、税率というのは所得が高ければ高いほど上がるようになっています。iDeCoで毎月拠出したお金というのは所得から差し引かれますので、その分税金を安くすることが出来るのです。
ただしiDeCoで拠出したお金というのは60歳になるまで引き出せませんので、途中でお金が不足した時のことを考えて、あまり大きな金額を出し過ぎないようにしましょう。
一方で積立NISAという制度もあります。こちらのほうは途中で引き出し可能です。所得税住民税を軽減する効果はありませんが、運用で得られた利益に対する税金(約20%)が一定額まで免除されるのでやはり節税効果があります。
iDeCoも積立NISAも、どんな金融商品にでも拠出できるわけではなく、商品が決まっています。逆に言うと素情の知れないような商品を選ぶことは無い訳です。それでも相場の状況によっては上がったり下がったりします。もちろん上がり続ければそれに越したことはないのですが、下がった時は同じ1万円でもより多くの口数を買うことが出来、また上がった時にはそれだけ多くの利益を得ることが出来ます。毎月の金額は少しずつでも、10年20年30年と続けていくと結構な金額になります。少額でもいいから、まずは始めてみることが大事なのではないかと私は思います。
最近第二子を出産したことでお金の悩みが増えました。主人は40歳で私は38歳の高齢出産になり、新型コロナウィルスの蔓延でのリストラや年金も満額もらえるかわからず、将来の2人分の教育資金と老後資金に不安を抱えています。主人が全国に渡る転勤族のため現在は賃貸マンションに居住しており、どのタイミングでお互いの地元である東京に居住を構えるかも悩んでおります。毎月とボーナスで貯蓄はしていますが、年収のどの程度の割合で貯蓄して定年までにどの程度ためられれば安心のでしょうか。節税対策としてiDeCoや積立NISA、保険の控除は行っています。主に国内の株式も複数所有していて株主優待や配当金の収入も少しあります。
20年程前に亡くなった祖母の預貯金・株式等について、現状、私の母親にてその手続きを全くなされておらず、放置状態であることが判明しました。失念によるものらしいですが、今となっては母親も85才を過ぎており、身体障害者1級、要介護2の状態のため、実子の私が手続きを進めないとといけないと考えています。わかっている範囲での預貯金の金額は大金ではないため、このまま相続しないという判断もありますが、高齢の母親の今後の生活に少しでも足しにできればと、ダメ元でもいいから動いてみようかなと考えています。ただ、何から手を付けていいのか全く分からず、現状、放置している状態ですので、相続に関わる手続き、準備、要点、メリット、デメリットをご教示ください。また、後見人制度というものがあるようですが、そのような制度で何ができるのかも併せて伺いたいと思います。母親が高齢で上記の状態なので、わたしが直接、祖母の預貯金等を相続できるものでしょうか。
私は今使ってないお金が、200万円ほどあります。このお金の良い運用の方法をご教授頂きたいと思います。今はみずほ銀行にただ入れているだけですが、利息は年間数円程度で、全く増えません。1歳の子供が居るので、この子の教育資金にするために、少しでもお金を増やしたいと思います。家の近くに銀行がある、ゆうちょ銀行や七十七銀行も利息を確認しましたが、同じようなものでした。少々セキュリティーなどの面に不安を感じますが、ネット銀行の方が良いのでしょうか?また、期間限定でキャンペーン等を行なっている銀行がありましたら、教えて頂きたいです。出来れば、あまりハイリスクの投資などはやりたくないのですが、ローリスクで初心者におすすめの商品などがありましたら、併せて教えて頂きたいです。
お金の貯め方は雑誌などでもよく紹介されていますが、自分の家庭と年収や家族構成が違ったりするとあまり参考にならないと感じることがあります。ですから、同じ国でも参考になる貯め方と、参考にならない貯め方というのがあるので、それならば日本だけでなく海外のお金の貯め方なども参考にしたいなと思います。アメリカなどは基本貯金はしない人が多いと聞いたこともあるのですが、それならばどのようにお金の管理、節約をしているのか興味深いです。また、ヨーロッパの国々は日本よりもエコ意識が強いような気もするので、その国ならではの節約、貯め方なども知ると参考になりそうです。日本でもできそうなことがあれば例としてあげてほしいです。
私が現在勤務している会社は交代勤務のある工場で、仕事内容も体力的に辛い、いわゆる3k職場です。本当はいすぐにでも転職し、60歳を超えても継続して続けられる仕事がしたいと思っているのですが、これといったスキルもなく、アイデアもないため、何とか定年退職まで今の会社で頑張り、定年退職後から年金を受給できる年齢までどうやって生活していこうか、考えています。現在も、貯蓄や投資について勉強し、60歳までに貯蓄額をできるだけ増やすこと、65歳までの5年間、生活をしていくのに必要な収入がいくら必要か把握したいと思っています。保険についても、必要最低限の補償はどれ位なのか、今の内容で過不足がないのかをプロのアドバイスを参考に整理し、今後の目標設定としたいと思っています。もし目標額に余裕があるのであれば、近いうちの転職も視野に入れ、老後もある程度継続できる仕事も探したいと思っています。そろそろ子供も自立し、収入と支出のバランスも見直せる時期であると考えており、生活のプラン全体について考えたいと思っています。