大学に入るまでにどのくらいの金額を用意しておく必要がありますか?

女性30代 ゆーだいさん 30代/女性 解決済み

30代半ばの専業主婦です。
夫は教員をしており、4歳と2歳の子供がいます。
来年くらいにもう一人子供が出来たら、と考えているのですが、今後必要となってくる教育費に不安があります。

現在は、児童手当等含め年間120万円ほど貯金しています。
また、学資保険代わりに生命保険に20万円ほど払っており(10年払いで3年払い込み済み)、10年以上解約せずにいると250万円ほどになる予定です。

私は子供が大きくなれば働くつもりではありますが、夫が激務なのもあり、子供が小さいうちは専業主婦でいたいと考えています。

貯蓄は私が働くことで変動するとは思いますが、現在の貯蓄ペースとしてはこのくらいでも大丈夫なのでしょうか。

大学など、子供たちが行きたいと行ったところには行かせてあげたいと考えており、大学目指して貯蓄はしているのですが、目標金額などはあいまいです。
一般的に、大学に入るまでにどのくらいの金額を用意しておく必要があるのでしょうか。

1 名の専門家が回答しています

水上 克朗 ミズカミ カツロウ
分野 結婚・離婚・出産・教育・子育て
60代後半    男性

東京都

2021/08/08

一般的に、大学卒業までに実際にかかる費用は、1人当たりどれくらいかかるのかみていきましょう。

教育費は、各家庭の方針によって変わってきますが、子どもが幼稚園から大学まですべて国公立でも約1000万円(*1)、すべて私立に通わせれば2600万円以上(*2)になります。ちなみに、大学に進学すると、入学金と在学費(学校教育費+家庭教育費合計)で私立文系で約703万円、私立理系(医学部、歯学部を除く)約863万円かかります。

*1.すべて国公立の場合(学校教育費と学校外活動費などの合計)
幼稚園68万、小学校193万、中学校147万、高校138万、高校まで合計546万。大学国公立:入学費用77万、4年間在学費460万、大学合計537万、学費合計1083万

*2.すべて私立の場合(学校教育費と学校外活動費などの合計)
幼稚園159万、小学校960万、中学校422万、高校292万、高校まで合計1833万
私立文系:入学費用95万、4年間在学費608万、大学合計703万、学費合計2536万
私立理系:入学費用94万、4年間在学費769万、大学合計863万、学費合計2696万
出所:文部科学省「子供の学習費調査」、日本政策金融公庫「教育負担の実態調査」

次に、一般的な、0歳時から18歳までに教育資金を貯める方法についてみていきましょう。

教育費を貯めるには、まずは目標金額、そしていっしょに目標年数を決めます。
多くの家庭での目安は、高校まで公立、大学は私立(私立文系合計703万円)として、大学進学時の18歳に合わせて貯めています。大学は私立を前提に、教育資金を貯めています。

なお、大学費用として、まず、子ども1人につき、400万円を貯めることを目標にしましょう。 逆に言うと、高校までは、習い事と塾を含めて、毎月の収入内でやりくりできる範囲で進路を選択するのが理想ということです。また、「幼児教育無償化」「高校授業料無償化」(所得制限あり)も、その際には確認していきましょう。

なお、貯金が多いに越したことはありませんが、教育貯金のために家族旅行や習い事をあきらめた、という貯金貧乏になってしまってはせっかくの子育て期間がもったいないと思います。まずは大学費用として400万円をクリアすることです。まず400万円をクリアすれば、あとは、子どもにバイトをしてもらうなど、協力を得ることでなんとかなるケースは多いからです。

1人400万円という貯蓄額の目標がわかったところで、相談者様が貯めているように、市区町村からの中学卒業までに支給される児童手当を全額貯めれば、子ども1人につき18歳までに約200万円貯まります。児童手当のほかに、貯める金額は1人につき200万円です。子ども1人につき毎月1万円貯めると、18年間で216万円になります。子ども2人ですと、毎月2万円貯めることになります。

それでは、自身におきかえて貯める額を考えてみましょう。
目標金額は1人400万円なので、2人では、800万円になります。3人では、1200万円となります。
この金額が、平均として、用意しておかなければいけない教育資金となります。

また、教育資金は現在いくら貯まっているのでしょうか。
これから貯める教育費としての金額は、800万円(1200万円)ー(現在児童手当等含め年間120万円の貯蓄+生命保険将来解約分250万円+これからの児童手当合計額)となります。
この金額を計算すれば、年間児童手当を除いて、これからいくら貯めれば良いかがわかってきます。

なお、もし余裕があるならば、1人につき500万円を目標にしましょう。2人なら1000万円、3人なら1500万円となります。

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