免除となっていた国民年金はこれから満期分納めた方がいい?

男性50代 エベレストハッピーさん 50代/男性 解決済み

2ヶ月前にやっと仕事を始めたばかりなのですが、その前の5年以上という長い期間パニック障害という精神的な病で仕事をしていなかった時期があり、その間国民年金を免除という形で全く納めていないのでこれから満期分納めた方がいいのかという事と厚生年金に加入していた時期が全くないので年金をなんとか満期納めたてしても国民年金だけで生活できるのか、またそれだけで苦しいのなら他にどのような手段があるか、民間の年金等についても詳しく教えて頂ければと思います。よろしくお願い致します。

1 名の専門家が回答しています

佐藤 元宣 サトウ  モトノブ
分野 年金・個人年金・iDeco
40代前半    男性

全国

2021/08/04

ご質問の件について、回答者個人の見解となるものの、質問者様の場合、国民年金の免除期間における追納(免除期間の国民年金保険料を納めること)はされた方がよろしいのではないかと思っています。

なぜならば、質問者様の場合、厚生年金保険に加入していた年金履歴が無いということで、将来もらえる年金額が極めて少ないことが十分予測できるからです。

ちなみに、質問者様のような厚生年金保険に加入したことのない人が、原則として65歳から支給される年金額は、以下の通りです。

令和3年4月分からの年金額 780,900円(満額)

参考:日本年金機構 老齢基礎年金の受給要件・支給開始時期・計算方法
https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/roureinenkin/jukyu-yoken/20150401-02.html

上記の「満額」というのは、質問者様が20歳から60歳になるまでの40年間に渡って、すべて国民年金保険料を納付した場合に、1年間でもらえる年金額です。

つまり、国民年金保険料の免除期間分について、追納をせず、そのままにしておりますと、780,900円よりも少ない年金額になることを意味します。

さらに、年金額は毎年改定されるため、質問者様が年金を実際にもらう年齢に達したとき、年間780,900円よりも少なくなってしまっている可能性も容易に予測できます。

この現実を知ったとき、質問者様が国民年金だけで生活できるのか?それだけで苦しいのか?を率直に感じられると思われ、仮に、懸念があるのならば、老後資金対策を早急に始めておく必要があることをご理解いただけると思います。

ちなみに、老後資金対策にはさまざまな方法があり、質問中にある「民間の年金等」もその1つです。

ただし、現状の制度や保険事情を考慮しますと、生命保険会社が販売している個人年金保険を活用した老後資金対策はとてもおすすめできるものではありません。

この理由は、シンプルに、将来の資産形成金額が少なく、大きな節税効果も得られないからです。

もっと言えば、資金効率(投資効率)も悪いため、仮に、質問者様が、将来の老後資金準備をしっかりと行っていきたいのであれば、「iDeCo(個人型確定拠出年金)」や「つみたてNISA」を優先して行われることを強くおすすめします。(質問中にある他の手段)

同じ金額のお金を個人年金保険とiDeCoやつみたてNISAへ拠出した場合を比較しますと、その差は一目瞭然でありますから、できることならば、iDeCoやつみたてNISAの特徴も合わせてFPへ一度、お聞きになることが望ましいと思います。

FPから、シミュレーションによる資産形成金額の比較や制度の概要を教えてもらうことで、老後資金対策を安心して始められるきっかけになることは確かと言えるでしょう。

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