iDecoを妻にすすめるべきか

男性40代 Chikuriさん 40代/男性 解決済み

私は会社勤めをしていて、共働きの妻がいます。私はiDecoに加入していて、株式主体の投資信託で運用していることから、手数料負担を上回る収益をあげています。年末調整で還付の対象になるようで、それなりにiDecoのメリットを感じています。妻にもiDecoを紹介しているのですが。株価の値動きが不安定な情勢で妻に株式主体の投資信託を勧めるのは気が重いのが正直なところです。iDeCoは税負担を抑えると雑誌などで言われていますが、実際は口座管理手数料だとか、新規に加入者の資格を取得または資産を移換した際に税込で2,829円かかるようで、リスクのある投資信託に手を出さないと損をしてしまうのではないか、と妻に問い詰められたことがあります。確かにiDecoを紹介する記事は株式主体の投資信託を勧めている場合が明らかに多く見受けらえるので、iDecoが株式市場に精通している人を対象とした仕組みだと思っている方々がいるように感じます。リスクの低いポートフォリオを組んでも明らかにメリットが得られることを個別の事例で教えていただけると、嬉しいです。

1 名の専門家が回答しています

山口 雅史 ヤマグチ マサフミ
分野 お金の貯め方全般
50代後半    男性

兵庫県 岡山県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県

2021/07/19

現在、雑誌やSNSなどで取り上げられている運用に関する情報の多くは積立投資に関するものではなく、一括投資に関するものになります。そのため、間違った情報も散見されます。
例えば、20年を超える長期運用では債券などほかの資産よりリスクが小さくなります。しかし、1年など短期の場合は債券などほかの資産よりはるかにリスクは大きくなります。このようになる理由は、株価の上昇は企業の成長に基づくからです。世界中に企業の成長は世界経済の成長につながります。この世界経済の成長こそが株価上昇の原動力になります。言い換えると、株式投資は資本主義に投資することです。

確かに日本株は1989年のバブル崩壊以降、株価は回復していません。しかし、株式市場は日本だけではありません。2008年に起きた100年に一度の金融危機と言われたリーマン・ショックも世界株式で見た場合、7年後には暴落前の水準を回復し、その後も長期で上昇を続けています。株価は新型コロナのパンデミックで急落しましたが、これにより携帯を筆頭とするネット関連が大きく進歩し、株価はコロナ急落前の水準を超えて上昇しています。今後も、カーボンニュートラルや自動運転、人工頭脳や遺伝子治療など様々な分野でイノベーションが起こると考えられます。今後はこのような分野の技術革新が株価を押し上げると考えられます。どこの国のどの企業がイノベーションを起こすかわかりません、そこで投資信託のように銘柄分散された金融商品がベターな選択肢となります。過去30年間の世界株式インデックスの平均年率リターンは6.6%です。

加えて、iDeCoは積立投資がその中心的な仕組みとなっています。ドルコスト平均法は値動きやタイミング等に関係なく、一定日に特定の銘柄を買い付ける方法です。例えば、毎月、レモンを1万円分で買い貯めるとします。レモン1個100円の時、1万円では100個買うことができます。1か月後、レモン1個の値段が50円に値下がったら1万円で200個買うことができます。レモンの数量は合計300個です。その1か月後、レモンの値段が1個20円まで値下がりました。この時は500個のレモンを買うことができます。レモンは全部で800個あります。4か月後、レモンの価格が50円まで戻りました。この時は200個買うことができます。4か月でレモンをトータルで1,000個仕入れ、使ったお金は4万円です。この時点で持っているレモンすべてを売ったとすると5万円(50円×1,000個)になります。レモンの値段は最初の100円に戻っていませんが、1万円の利益となります。レモンを金融商品に変えることでイメージできると思います。
短期的には値動きが大きく、長期的には右肩上がりとなる商品が積立投資に最適な商品となります。まさに株式や株式投資信託がうってつけなのです。

積立投資の場合、目先の株価の値動きは気にする必要は全くありません。

今後は、資産を増やすことと同様に資産寿命を延ばすことも重要になります。そのための手段が取崩運用になりますが、取崩運用をする場合、株式や株式投資信託のみで余計なポートフォリオを組む必要はありません。元々ポートフォリオは一括投資の時の理論で積立投資には大きな影響はありません。

参考になる回答かわかりませんが、参考になれば幸いです。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

将来の父母の介護や生活が不安です。

私は30台後半の正社員です。今は父、母は会社員として働いていますが、父が今年の8月で定年退職します。母はまだ5年ほど正社員として働くそうです。家のローンはまだ7年残っているので、必然的に2年間のローンの支払いが私に来るでしょう。ですが、今私の経済状況では2年ローンを支払う力はありません。今から少しずつ貯めてはいますが、お給料の中で貯めているだけなので、不安です。銀行貯金より定期預金のような方法の方がかしこいでしょうか?よろしくお願いいたします。

男性40代前半 トラさん 40代前半/男性 解決済み
中村 真里子 1名が回答

母親が原因で大学を退学する羽目になりました

私は地方の国立大学に通っていたのですが、授業料が払えなくなり、退学しました。払えなくなった理由は家庭が母子家庭であり、母親が働いていなかったため、私の奨学金を頼りにしていたのですが、それを母親が全て生活費や光熱費に充てており、奨学金が残っていなかったことです。また、世帯収入の低さ、国立大学ということもあり授業料免除制度があったのですが、その連絡が来る前から海外の方へ研修に行っていたため、制度を活用できませんでした。現在は、大学の時からしている塾講師のアルバイトを続けており、もう一度大学へ入学しようと考えています。しかし、母親は全く働く気がなく、働いたとしても1ヶ月も続かないような状態で、ただでさえ大学に入学するためのお金を貯めているのに生活費、光熱費全て私が負担していては、貯まりません。

男性20代後半 Laplace34さん 20代後半/男性 解決済み
植田 英三郎 1名が回答

お金の貯め方。カードローン等の返済

今回のコロナのせいで、主人の投資が失敗に終わりそれでの赤字は出なかったのですが、主人が取らぬ狸の皮算用、利益を見越してお金を使っていた事がわかりクレジットカードの返済が大変なことになっています。生活の為に、私名義でのカードローンを組みました。主人には言っていません。コロナで主人の会社の利益が落ち込み残業も出来ず主人のお給料も20万なく、私のパートは子供の園の送り迎えがある為9時15時でしか働けず、収入自体を増やすのも難しい状態です。私の母は母子家庭で頼れず、主人は自分の親には頼りたくないとなにも動いてくれません。毎月の返済、これからの生活費について悩んでいます。

女性30代前半 またろさん 30代前半/女性 解決済み
植田 英三郎 1名が回答

働きたくても働けないことによる家計、将来への漠然とした不安。

私はここ数年専業主婦として生活していますが、その前はフルタイムで共働きでした。持病の悪化でやむを得ず専業主婦となるも、体調はずっと良くなく収入が200万円ほど減ったにも関わらず医療費が増えている状態です。主人は大手企業の社員として奮闘してくれていますが、そこら辺のサラリーマンよりも少ない収入で毎月カツカツです。働けないなら他の方法で資産を増やすしかないと思うのですが、株はリスクが大きいし元手がありません。積み立ては調べてもどこがいいのかわかりません。確定拠出年金はやっていますが、他に主婦で資格もない私にでもできることはないのでしょうか。インフルエンサーでもないのでポイ活は微々たるものだし、ネットの情報では信用できない部分もあり悩んでいます。家計の見直しも含めてプロに相談したいと思っています。

女性30代前半 ごりちろうさん 30代前半/女性 解決済み
前佛 朋子 1名が回答

老後に向けて

現在の家族の悩みは老後に向けての貯蓄方法です。お互い早く結婚したので50歳には長女も次女も大学を卒業し老後資金を貯めることができます。しかしながら逆にお互い今45歳で貯蓄はほぼないに近いと言えるでしょう。どのようにすれば貯蓄を有効にすることができるか、そしてさらに厳しいのは79歳まで住宅ローンが残っていることです。60歳以降も2人はどの程度働くことができれば安定した生活をすることができるのか、資産運用をどのようにすればリスクが少なくリターンを得ることができるのかなど、いくつかの趣味レーションを行った上で実行していきたいと思います。ここでファイナンシャルプランナーにいくつかのシミュレーションと提案をしていただければ非常に嬉しいと思っています。

男性50代前半 tammnoさん 50代前半/男性 解決済み
吉野 裕一 1名が回答