2021/06/01

遺産の配分方法について教えてください

男性60代 りっくんやっちゃんさん 60代/男性 解決済み

両親が住んでいた横浜市内にある分譲マンションから東京の会社に通勤していましたが、約10年前に父が亡くなり、母は近くのグループホームに入所しました。
妹は高校を出るとすぐにアメリカに渡って、あちらで結婚して、日本には2~3年に一度帰って来るだけでした。
私は定期的に母の施設を訪問して、必要な時は母を病院に連れて行ったり、介護の相談に乗ったりして、面倒をみていました。
その後、母が亡くなり、資産はほぼ使い果たしていたのですが、私が管理して支出したお金の内、約3000万円について、自分に相続する権利があると、妹が主張して、弁護士をたてて申し立ててきました。
母はお金については、全て私に任せると言っており、母に対する寄与分を考えると、妹には遺産を渡す気になれません。
どのように話をすれば、うまく折り合いを付けることができるでしょうか。

1 名の専門家が回答しています

小島 孝治 コジマ コウジ
分野 相続・介護
50代前半    男性

全国

2021/06/03

お気持ちは良く分かります。ただこの手の問題は感情的になると結果的には損するケースが多く、できるだけ冷静に、客観的な姿勢が重要です。一般論となりますが、弁護士は成功報酬契約と思いますから想定しうる満額プラスアルファとなっていますので、金額にひよらず根拠を分析されると「一理ある」面と「それは過大」と分けられると思います。
難しいと思いますがシミュレーションとして逆の立場で考えてみるのもより理解に近づきます。

先方は基本的にはある前提に基づく根拠がありますから、その前提をていねいに覆すしかないとも考えます。たとえば、特別受益と考える範囲や、寄与分の考え方です。

実際法定相続分はあり、特別受益は相続財産として考えますから、主張される側には「特別受益ではない」ことをできるだけ多くの証拠書類をもとに説明するしかないとも思います。

寄与分についても、家族間においてはできる親族が介護するのは当然(扶助義務)、という基本もあるため、それを大きく逸脱した場合に限り認められる場合がありますが、証拠書類(領収書や当時のメモなど)がポイントになります。

先方が弁護士をたてている以上、対応していくしかないですが、ただ説明にやぶへび部分(自身に不利なる説明)が含まれる場合もあるので、弁護士のアドバイスを受けられることもお勧めします。裁判へ発展など、長引けば長引くほど弁護士への報酬額(出費)が増えるだけなので、どんどん一族の財産は目減りしていきます。何より精神力を使い果たし、体を壊したりすることだけは避けて頂きたいと思います。

遺言書がない以上、いかに証拠をもとに説明できるかにかかっていますから、証拠がない場合は法的には不利、ということを理解された上で対応することも、早期解決には有効かと思います。

最初にも書いた通り、気持ちは良く分かりますが、相続は法律に基づくディベート的な要素が強いため、法律を熟知している者が有利になるのは仕方のない事です。

ただ先方も些細な誤解から生まれた不信感が増幅していることもあるため、まずは丁寧な説明から始めてみてはいかがでしょうか。

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