住宅ローン対策、今からできることは?

男性40代 teicoさん 40代/男性 解決済み

現在41歳、3年前に住宅ローンを組んで建売住宅を購入しました。10年固定金利で借りているため、金利が変わるタイミングで金融機関の変更を検討しています。金利の低さ以外に、保証料等乗り換えコストがいくらくらいかかるのか知りたいです。借入金3600万で35年ローンです。そのまま返していくと75歳を過ぎてしまいます。現在子供もいて、余裕資金がなかなか出てこない状況です。普段の生活をまわしながら教育費やリフォーム費用など、将来にかかってくるであろうお金の準備まで手が回らないのが実情です。妻は専業主婦ですが、体調の関係で外で働くことは難しく、在宅でできる仕事を探しています。これからでもやった方がいいことなどあれば教えていただきたいです。通信費や光熱費の見直しは適宜やっています。スマートフォンはサブブランド、電機は新電力切り替え済みです。

2 名の専門家が回答しています

佐藤 元宣 サトウ  モトノブ
分野 住まい選び・マイホーム・住宅ローン
40代前半    男性

全国

2021/05/22

ご質問の件について、住宅ローンの借り換えをするのであれば、まずもって、「その借り換えを行うことで効果が確実に見込まれるのかどうか」を確認しておかなければなりません。

なぜならば、住宅ローンの借り換えを行った結果、既存の住宅ローンよりも多くのお金を負担することになっては本末転倒だからです。

この時、質問者様が質問されておりますように、借り換えする際にかかる「保証料」や「事務手数料」をはじめとした住宅ローンの借り換え費用を加味しなければなりません。

ちなみに、住宅ローンの借り換えにかかる各種費用は、それぞれの金融機関によって異なるため、借り換えを検討している金融機関の「住宅ローン説明書」などを基に確認されることで足ります。

なお、住宅ローン説明書を見ても意味がわからないのであれば、FPなどの専門家を通じて住宅ローンの借り換え効果の有無と合わせて、各種コストがどのくらいかかるのか説明を受けた方が望ましいでしょう。

また、住宅ローンの借り換え手続きを行うということは、いわば、住宅ローンの審査を再度受けることにもなるわけでありますから、少なくとも安定した収入状況の確保・健康状態の維持・各種返済や支払いの滞りがないことなど、事前準備と対策は必須になります。

最後に、質問全体を見ますと、今のままでは老後生活をしながら住宅ローンの返済に負われることになっているようですので、住宅ローンの借り換え対策と同時に老後生活に支障がないような返済計画も合わせてFPに検討いただくのが、質問者様世帯にとって望ましいと言えそうです。

水上 克朗 ミズカミ カツロウ
分野 住まい選び・マイホーム・住宅ローン
60代後半    男性

東京都

2021/05/23

まず、借り換え効果のある人の目安は「金利差1.0%以上」「ローン残高1000万円以上」「残存返済期間10年以上」で、この3つに当てはまる人は借り換えをする価値があるでしょう。なお、おっしゃる通り、住宅ローンを借り換える際は、諸費用がかります。元本や金融機関などによって違ってきますが、おおよそ新しく借り入れるローン元本の3~4%となるでしょう。

なお、利息が減る額が諸費用を上回らないと節約にならないので、諸費用を負担しても借り換えの効果があるか、しっかり確認するようにしましょう。可能ならば、銀行のホームページなどで試算できるので試してみましょう。

それでは、具体的に、住宅ローンの借り換え効果についてみていきましょう。(例1)の、金利2.0%→金利1.0%に借り換え(金利差1%)場合は、約497万円の軽減(諸費用込み)、(例2)の、 金利1.5%→金利1.0%に借り換え(金利差0.5%)の場合は、約185万円の軽減(諸費用込み)となります。

(例1)借入額3600万円、返済期間35年、借入れから4年経過(借り入れ残高3300万円、31年返済)、金利2.0%→金利1.0%に借り換え(金利差1%)
・元々のローン 月額119,254円(年額約143万円)

・1%低いローンに借り換え 月額103,205円(年額約124万円)

・毎月16,049円軽減。計597万円(≒月16,049円×12ヶ月×31年)軽減、だだし、諸費用(*)が約100万円のため、実質軽減額は約497万円(≒597万円-100万円)となります。
(*)諸費用<某大手銀行の場合>
・銀行手数料(消費税込):726,000円
・ローン契約書の印紙税:20,000円
・抵当権抹消費用:20,000円
・抵当権設定にかかわる登録免許税:132,000円
・司法書士報酬:100,000円
・合計:998,000円

(例2)借入額3600万円、返済期間35年、借入れから4年経過(借り入れ残高3280万円、31年返済)金利1.5%→金利1.0%に借り換え(金利差0.5%)
・元々のローン 月額110,226円(年額約132万円)

・0.5%低いローンに借り換え 月額102,580円(年額約123万円)

・毎月7,646円軽減。計284万円(≒月7,646円×12ヶ月×31年)軽減、だだし、諸費用(*)が約99万円のため、実質軽減額は約185万円(≒284万円-99万円)となります。
(*)諸費用<某大手銀行の場合>
・銀行手数料(消費税込):721,600円
・ローン契約書の印紙税:20,000円
・抵当権抹消費用:20,000円
・抵当権設定にかかわる登録免許税:131,200円
・司法書士報酬:100,000円
・合計:992,800円

なお、「毎月の返済額は減らなくていい」という場合は、借り換えの際に返済期間を短めにするのがおすめです。ちなみに、(例1)で金利1%のローンに借り換えた場合で、月額116,262円(月2992円しか軽減できない)とすると、返済期間を4年短くする(31年→27年)ことができ、トータル約570万円(諸費用込み)を軽減することができます。

なお、住宅ローン、通信費などの主な支出の見直しは行っているということですが、「保険見直し」「自動車の見直し(保有している場合)」も再度確認してみましょう。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

住宅ローン返済時点でのマイホームの資産価値とは?

賃貸の場合と比べて、住宅を買うと資産として残るのがメリットと言われています。ただ、住宅ローンを払っている段階ではどちらかと言えば負債のイメージで、住宅ローンを払い終わった時点でようやく資産と言えるのではないか?と、個人的には考えています。したがって、住宅ローンを返済した時点で、住宅に存在している資産価値こそが、マイホームの資産価値だと思っていますけど、一般的に住宅ローンを完済した時点で、住宅の資産価値は購入金額の何割くらい残るものなのでしょうか?支払いをする年数によっても変わるとは思うのですが、一般的な返済にかかる年数などで教えてほしいと思います。マイホームの資産価値というのが一体どれほどのものなのか?気になっているので。

男性30代後半 263823さん 30代後半/男性 解決済み
五十嵐 秀司 1名が回答

ローン返済終了時には79歳に。正直不安です。

現在51歳です。年収は12000万円ありますが、住宅ローンがまだ3000万円以上残っています。月に11万円を返済していますが、このまま返済し続けたほうがいいのか、繰り上げ返済したほうがいいのか悩んでいます。44歳の時に35年ローンを組んでいるので、払い終わるのは79歳になります。今後のインフレ、金利上昇などを考えると繰り上げ返済をして早めに返済したほうが普通はいいかと思いますが、いつまで生きることができるかもわからない中、どの選択がベストなのか迷っています。老後の資金のこともあるので、かつかつになるまで繰り上げ返済をするのもおかしいと思っています。そのあたりバランスについてアドバイスをいただけると幸いです。

男性50代前半 yunmuraさん 50代前半/男性 解決済み
松山 智彦 1名が回答

家のローンを一人で払うことになった

子供ができて数年。仕事ばかりをしてきた結果、妻と子供に見限られ、離婚することになりました。子供も幼く、養育費の支払いに加え、車のローンや家のローンだけが残りました。離婚した際、揉める気力もなかったため、元妻の言うままに提案を受け入れました。自宅を購入した時には、2馬力の収入があったのですが、離婚後、一人の収入のみで支払い続けています。転職し収入も少し増えましたが、住宅ローンの支払いが重くのしかかっています。友人にはローンの借り換えも提案されましたが、住宅ローンを取り扱っている銀行の選択肢が多く、何にを優先して検討すれば良いのか迷っています。また、転職後すぐだとローンの金利の優遇など、借り換えも難しいと聞いています。住宅ローンの借り換えのタイミングや銀行を選ぶ際のポイントなどをご教授いただければ幸です。

男性30代後半 捨てられた男さん 30代後半/男性 解決済み
吉野 裕一 1名が回答

住宅ローンの支払いについて

家を購入した経緯私がマイホームを購入しようと考えたのは45才の時で、すでに娘が1人いました。これより前に、分譲マンションの説明介のようなものに参加していて、賃貸にお金の払い続けるなら、持ち家を買ったほうが良いという考え方に影響され、35年ローンで購入しました。お金の管理我が家のお金の管理ですが、住宅ローンの支払い、電気、水道等、家に関するほとんどのお金を私の収入で払っています。共働き夫婦であり、奥さんも働いているので、残りの食費などは奥さん担当です。現在、貯金は300万円ほど。奥さんの収入や貯金額は分かりません。老後のお金の心配今年で47才であり、定年後も住宅ローンを支払っていけるのか心配です。予定では80才までローンを払わなくてはならないので、内心では買ったのを後悔しています。

男性50代前半 えりおさん 50代前半/男性 解決済み
松山 智彦 1名が回答

貸家について

現在は賃貸マンションに住んでいますが、将来は賃貸の一軒家に住もうと思っています。一軒家に住むことは昔から考えていて、賃貸のほうが固定資産税もかからないし、過失以外の経年劣化や自然災害に伴う家の修繕費などは大家持ちになるので、そのほうがコスパが良いと思ったからです。ただ、ネットなどで情報を見ていると、修繕が必要なのに大家が修理してくれなかったり、修理費は借主持ちだなどと言われるトラブルも多いようです。法的には大家持ちになることは大家自身も理解しているのがほとんどのようですが、何かしらの理由をつけて、借主持ちにしようとしてくるようです。実際のところはどうなんでしょうか?また、実際にそのように大家に渋られた場合は、どのように対処すればいいでしょうか?

女性30代前半 ドリームネットシステムズさん 30代前半/女性 解決済み
小松 康之 1名が回答