ETFと個別株式の違い

男性40代 にゃんにゃんさん 40代/男性 解決済み

はじめまして、質問させていただきます。私は自営業なので毎月の収入金額が一定ではなく、将来に不安があります。そのため、空いた時間を使って株式投資の勉強をしています。最近市場で取引されている商品でETFがありますが、個別株に投資するより、ETFに投資したほうが、倒産リスクなどの危険性を回避できるので、良いと思うのですが、いかがでしょうか?東証の売買代金の上位にいつもETFがランキングされているのですが、いまいちETFの仕組みやリスクがわからず、購入するか悩んでいます。個別株とETFの違い、または個別株とETFのメリット、デメリットがそれぞれありましたら教えてほしいです。個人が投資する投資先として妥当なのはどちらなのでしょうか? 

4 名の専門家が回答しています

中村 真里子 ナカムラ マリコ
分野 株式投資・NISA・投資信託・ETF・REIT
60代前半    女性

京都府 大阪府 兵庫県 奈良県

2021/05/15

こんにちは。
ご質問ありがとうございます。

ETFは指数(日経平均株価やTOPIXなど)に連動しているものが
大半のため、わかりやすいというメリットがあります。
「個別株」の場合は決算発表や指標(PERやPBR)を
チェックする労力が必要ですが、
ETFはそういう労力は必要ありません。

個別株のように上場している数も多くありませんので、
選びやすいというメリットもあります。

他にもETFには「破綻する」というリスクがありません。
ここが「個別株」との大きな違いだと考えます。
「個別株」であれば当然ですが、その企業が倒産してしまえば
株は紙くずになってしまいますが、
ETFは指数に投資していますのでそのリスクはないといえます。

ETFのデメリットとしましては「繰り上げ償還」があります。
これは上場廃止になること即ち商品自体がなくなってしまうことを
指します。

純資産残高が少ない、取引が少ない「ETF」は避けることが
必要だと考えます。

まとめますと「個別株」は選ぶ際にも保有中にも手間や労力がかかります。
「破綻リスク」があり紙くずになってしまうこともあります。

一方「ETF」は「個別株」ほと労力はかかりません。
あまり投資に労力や時間をかけたくないとお考えであるのであれば
「ETF」をお勧めしたいと思います。

吉野 裕一 ヨシノ ユウイチ
分野 株式投資・NISA・投資信託・ETF・REIT
50代前半    男性

島根県 岡山県 広島県 山口県

2021/05/15

にゃんにゃん様、ご質問ありがとうございます。

私自身もそうだったのですが、資産運用を考えた時に日本の場合まず株式投資を考えてしまいます。

株式投資が悪いわけではありませんが、投資の基本は分散投資と言われます。

ETFとは、ある指標に連動する動きを目指した上場型投資信託のことを言います。

例えば日経平均連動型上場投資信託であれば、。日経平均株価に連動した動きをすることになります。ですので、個別株に投資するよりは幅広い分散ができるといえます。

さらに日経平均だけではなく、海外の主要指数や金やコモディティと言われる現物投資への ETFもあります。

ですので比較的リスクを抑えた投資ができるとも言えます。また長期で投資を考える場合にも適していると言えます。

またETFは、投資信託を株式市場に上場させている者ですが、直接投資信託を購入するという方法もあります。

以前は1万円から購入が出来ていましたが、最近ではもっと少額から購入ができるようになっています。

ですので同じ投資資金でも、個別株への投資よりも ETFよりもさらに投資信託の方が幅広い分散投資ができると思います。

NISA を活用すれば個別株や ETF投資信託などは少額投資非課税制度の対象になりますので、税制面でもメリットはあると思います。

自営業をされておられるのであれば、iDeCoを活用した資産形成も考えられます。

iDeCoを活用した場合掛け金が所得税控除の対象となったり、受け取る時も退職所得控除や公的年金控除の対象となりこちらもメリットがあると思います

山口 雅史 ヤマグチ マサフミ
分野 株式投資・NISA・投資信託・ETF・REIT
50代後半    男性

兵庫県 岡山県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県

2021/05/15

ETFはExchange Traded Fundの略で上場投資信託と呼ばれています。文字通り、証券取引所に上場された投資信託で、仕組みは投資信託ですが売買手法は個別株式と同じになっています。
ETFはその性格上、インデックスファンドに近い設計です。例えば、日経平均株価やS&P500、金価格など指標となる指数(ベンチマーク)に連動するものが多く設計されています。最近では、ESG銘柄を中心に作られた指数に連動するETFや既存の指数にレバレッジをかけているもの、株価が下落すると利益が上がる仕組みとなっているETFなど多種多様な銘柄が登場しています。

質問内容にあるようにETFは基本、指数に連動するように設計されているため倒産リスクはありませんが、早期償還リスクは存在します。純資産総額が一定以下にまで減少すると運用できなくなり、銘柄が解散されてしまいます。そのため、銘柄を選ぶの際に純資産総額の推移は確認すべきです。また、日々の売買量が少ない銘柄では売買できないことや思わぬ価格で売買が成立してしまうリスクもあります。
レバレッジのかかった銘柄も注意が必要です。レバレッジが2倍の場合、ベンチマークの騰落率の2倍(ベンチマークが前日比で2%上昇した時に、ETFの基準価格は前日比で4%上昇します。下落時は前例の逆となります)の動きとなるように設定されているとイメージしてください。そのため、下落が続いた時には加速度的に資産内容が悪化するので注意が必要です。

しかし、注意する点を間違えなければ個別株式より運用対象として使い勝手は良いと思います。老後の資産形成の投資先としても有効と考えます。

園田 武史 ソノダ タケシ
分野 株式投資・NISA・投資信託・ETF・REIT
40代後半    男性

大阪府

2021/05/17

ご質問ありがとうございます。
個別株とETFについてですね。

どちらが良いのかは目標とするところによります。

選ぶ銘柄によって差はありますが、あくまで一般的には、分散投資でリスクをコントロールしたい場合はETFが適しており、リスクは高くても期待リターンを高く求める場合は個別株が適しているといったところです。

ETFとは
上場している投資信託のことです。

特徴としては
個別株式同様にリアルタイムで売買できます。指数(日経平均株価など)や商品価格(金、原油など)への連動を目指す商品であるため、値動きがわかりやすく、少ない資金で分散投資がしやすくなっております。

個別株と比較した場合のデメリットは
自分で投資したい企業を選べないことでしょう。

ETFに倒産という言葉はありませんが、個別株と同様に上場廃止リスクはございます。人気のない銘柄は上場廃止リスクが高いと考えられると良いでしょう。また流動性の面でも出来高の少ない銘柄は避けておくのが無難です。

売買代金ランキングに入っているETFは指数の動きの2倍を目指す商品と思われます。そのような商品は値動きが大きくなりますので、期待リターンが個別株に近い商品と考えてください。

多くの方にとって個別株の最大の難関は銘柄選びとなります。

そこがクリア出来るかどうかというところも判断材料になるでしょう。

それぞれの期待パフォーマンスは過去のチャートを見ることで、ある程度の予測が出来ると思います。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

資産運用

株式投資を現在行っているが、成果が出ておらず、投資した資金を毀損している状態である。投資信託に興味があり、一定の配当も期待できるが、どの投資信託に投資すれば良いか分からず、具体的に相談できる相手もいないためFPがこのような相談に対してアドバイスを頂けるのであれば相談をしてみたい。銀行などの金融機関に相談することも考えられるが、しつこい勧誘がその後の追加投資など営業を行ってくる点が利益相反していると思い、金融機関に相談はしたくない。FPの中でも得意分野不得意分野などあると思われるが、そもそも資産運用のプロ=FPなのかが分からず、相談相手が不在な状況。将来的に向かえる老後生活も今と同様の生活レベルを維持したいため、今のうちから積極的な投資を行うことで安心できる老後を迎え、子供たちに迷惑を掛けない生活を送りたい。

男性70代前半 キトラさん 70代前半/男性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答

高配当株が知りたいです

株式投資は長期を考えています。そのため株価の値上がりよりも株主配当に注目したいです。長期に渡って高配当が出る株式が知りたいです。そこでファイナンシャルプランナーの方にお聞きしたいのが、これから高配当が見込める株式を教えて頂きたく思います。過去の実績を考慮してこれからも安定的に高配当が見込める株式に積極的に投資をしていきたいと思っています。今ファイナンシャルプランナーの専門家から見てオススメの株式が知りたいです。高配当狙いで投資をしていくためには、まずは一度専門家の意見をお聞きしたいです。こうした事情がありますので、じっくりとファイナンシャルプランナーにアドバイスをもらって、それを活かしたいです。

男性40代後半 uruさん 40代後半/男性 解決済み
園田 武史 1名が回答

株を始めるためには?

株を始めるためにやるべきことや、知っておくべきこと、調べておくべきことは何かありますか??また、どんなものを参考にして株について学んだり、知ることができますか?ネットのおすすめサイトや、できたら本を紹介してくれたらとても嬉しいです。また、株を始めたら、どれくらいの頻度で株の値段の変化などの状況を確認するべきでしょうか?以前も、株に手をつけようと思ったのですが、無知すぎてやめました。もう一つ、株主優待のある株とない株それぞれについてお聞きしたいことがあります。株主優待のない株は持つと何が楽しいのでしょうか?何が良いのでしょうか?株主優待がない株の魅力やその株を持つ良さを教えていただけると嬉しいです。始めは、株主優待のある株に手をつけようとしています。株主優待目的で始めるのは会社に失礼ですかね…?

女性20代前半 _m_o_n_e_t_8427さん 20代前半/女性 解決済み
井内 義典 1名が回答

株式投資・NISA・投資信託・ETF・REIT

30代のパート主婦です。数年前まで、正社員として働いてきましたが結婚を機にパート勤務に切り替わり、現在にいたります。正社員時代に貯めてきた貯金として500万ほどあり、全て銀行の預貯金口座に入れています。しかし、今のまま銀行に積み立てを行っても金利がかなり低いため、何か他に資産を増やしていく方法がないかと検討していたところ、非課税制度のある投資信託としてNISAや積み立てNISAがあることを知りました。この2つの制度について大まかな違いは理解できました。そこで、今回お聞きしたいことは、通常のNISAと積み立てNISAについて実際にどちらを活用すべきなのか、私のようなパートの主婦で投資するにはどちらが向いているのか教えて頂きたいです。また、この貯金額で投資信託に積み立てていっても問題ないのか知りたいです。宜しくお願いします。

女性40代前半 urumaruさん 40代前半/女性 解決済み
山口 雅史 1名が回答

投資信託の解約購入タイミングを教えて下さい

現在海外債券型の投資信託と国内と海外REITの投資信託を保有しています。その中で、海外REITの投資信託の収支が5年位保有しているのですがまだ結構なマイナスです。そろそろ諦めて解約し他の投資信託に変えたほうが良いのでしょうか?それともそのまま保有し続けるほうが良いのでしょうか?変更するとまた手数料がかかるのでリスクが大きいかな?と悩んでいます。マイナスの海外REITはアメリカ不動産系のものなのですが、大統領が変わるのでこの先回復の見込みがあったりするのでしょうか?債券型の投資信託のほうが安定感があるのでそちらに資金を移したほうが無難かなとも思うのですが、その場合おすすめの債権はどこの国のものですか?ちなみに現在保有している海外債券型投資信託はUSとユーロとオーストラリアの3種類でいずれも政府や政府機関が発行する債券型のものです。この先これらより伸びそうな国の債権があれば教えて下さい。

男性50代前半 stuffywさん 50代前半/男性 解決済み
松村 勝宜 1名が回答