資産運用に興味あり。でも一歩踏み出すのが無理。

男性30代 tikymさん 30代/男性 解決済み

現在、家計の見直しをしているところです。資産形成のために、現金として貯蓄していくだけでなく、NISAや投資信託、個人型確定拠出年金などの資産運用を行っていきたいと思っているのですが、わたしたちの家庭にとってどういった資産運用が適切であるのかということと、運用に当たってどの程度、家計から捻出できるか、あるいは割合としてどのていどを目標とすればよいのか知りたいです。もちろん資産運用にリスクもあるこは承知しており、短期的に大きな利益を得たいというよりは、長期的に運用していければと思っています。普通預金や定期預金にお金をとどめておくよりはお金を動かした方がいんだろうとは思いますが、一歩を踏み出せずにいます。

2 名の専門家が回答しています

松山 智彦 マツヤマ トモヒコ
分野 株式投資・NISA・投資信託・ETF・REIT
60代前半    男性

茨城県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 静岡県

2021/05/07

 まず、極論を言います。銀行預金にもリスクがない訳ではありません。普通預金の場合、一見元本割れリスクが無いように思われますが、時間外払い出しや自行以外のATM利用の場合、手数料がかかります。仮に110円だとすると、それを利息で賄う場合の元本は110万円です(利率0.01%で想定)。

 つまり、どの金融商品にもリスクがあります。なので、資産運用とはどのリスクだったら許容できるかの選択とも言えます。

 ご質問の、家計のよる投資の割合ですが、ファイナンシャルプランナーが一般的に考えらえているのは、緊急時にいつでも引き出せる預貯金(定期預金含む)を生活費の3か月程度または100万円程度を確保しておき、他は目的に合わせた資産運用に回すようにしています。もちろんそれらはライフプランによって異なります。

 また資産運用の銘柄・制度選定という部分では、期間、目的、目標収益率、リスク許容度、現在の貯蓄残高、収支状況などによって回答が異なります。ですが、これらすべてを整理するのはなかなか難しいので、まずは目的を明確にしましょう。

 例えば、老後生活資金の確保を目指す場合、最適な制度が2つあります。ひとつはiDeCo(個人型確定拠出年金)、もうひとつはつみたてNISAです。ただ、iDeCOは60歳まで払い出しできないことがあります。一方つみたてNISAは非課税期間が20年ですが、払い出しはいつでも可能です(これ以外に個人年金保険などもあります)。

 どうしても一歩が踏み出せないようであれば、1万円程度の少額で気になる株式銘柄に投資してみてはいかがでしょうか。そこで値動きとその理由を研究していただければと思います。リスクを学ぶにはもってこいだと思います。

山口 雅史 ヤマグチ マサフミ
分野 株式投資・NISA・投資信託・ETF・REIT
50代後半    男性

兵庫県 岡山県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県

2021/05/07

「近い将来、何もしなければ預貯金や現金が減ってしまいます。どうしますか?」と質問されたとしたらどうでしょうか。
多分、何か対策を講じると思います。

新型コロナ対策で日本だけでなく世界各国が大量の資金を市中にバラまきました。金利の上昇を抑え、疲弊しかけた経済から国民の生活を守るために必要な政策だったことは間違いありませんが、将来のインフレ発生の種を大量にバラまいたことにもなりました。インフレはモノの価値が上昇し、お金の価値が下がることです。計算では物価上昇2%の場合、36年でお金の価値は半分になります。では、物価上昇2%は起こるのか?ですが、黒田現日銀総裁が就任した際に物価上昇(インフレ目標と報道したメディアが多かったはず)2%を公約としました。これがアベノミクスの原動力となりました。物価上昇2%程度が経済成長にとって最も良い状況とされているからです。この2%上昇について日銀は政策変更を行っておらず、新型コロナが落ち着けば再チャレンジすることは明らかです。つまり、最初に掲げたの質問は将来あり得る話なのです。
政府が長期の資産形成を推奨している理由は老後の為だけではなく、将来のインフレ対策という側面もあります。極端な言い方ですが、これからは投資・運用をする人としない人で格差が生まれることになります。

では、資産運用の方法になりますが、長期的に運用(特に老後の資産形成)する場合で勤め先に確定拠出年金があればそれを活用することをお勧めします。なければ個人型確定拠出年金(iDeCo)を活用するのがベターです。運用対象は株式投資信託が良いのですが、どのくらいのリスクを採ることができるかで銘柄が決まってきます。これらの制度では最低拠出額が決まっていますので、最初は最低額で構いません、途中で増額できるからです(逆に上限も決まっています)。これらの制度の利点は拠出額全額が所得控除の対象になり、所得税や住民税の減額が期待できます。
リスクのある商品でも上に挙げた2つの制度のように長期・積立で運用することで様々なリスクを軽減する効果も期待できます。

最後に余談になりますが、「リスク」は船乗りを指す言葉が語源のようです。元来の意味は「勇気を持って試みるとか、挑戦する」といった意味のようです。最初はリスクを楽しむような感覚でも良いのではないでしょうか。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

お金を普通預金に入れているとたまらないので株式投資したいです

今考えているのが積み立てNISAによるインデックス投資がいいかなと思っているのですが、ポートフォリオなどもよくわからないですし、月の収入に応じてどれぐらいを投資につかっていもいいののか?などの細かいところがわからないので教えてほしいなとおもっています。いきなり一人で株をするのはなんか怖いです。でも銀行窓口にはいきたくありません。株で紹介される商品って手数料がすごいらしいので、ネットでやりたいと考えています。でもネットだと誰も教えてくれないので不安が付きまといます。なので、どこのネット証券がいいのかなども一緒に教えてもらいたいです。20~30年預けていたいとおもいますが、預けている間に暴落してしまった時の対処法なども知りたいです。

女性40代前半 sorano76さん 40代前半/女性 解決済み
山口 雅史 1名が回答

学資保険に以外の子供の教育資金のため方を教えてください

子供が3人おり、末っ子の教育資金の貯め方に悩んでいます。上の2人はそれぞれ0歳当時、利率が108%くらいだったので、別々の会社の学資保険を契約しました。もうすぐ2歳になる末っ子にと、数社の学資保険を調べたところ今は利率が非常に悪いようで、元本割れする商品もあるようでした。そこで、学資保険に変わる教育資金の貯め方として、最近生命保険付きの投資信託のような商品があると知りました。説明を見ると魅力的に思えたのですが、投資というものに慣れていないため、損が出た時のことや、手数料などを考えると躊躇ってしまいます。また、積み立てNISAについても考えているのですが、こちらもどのファンドを選べば良いのか基準が分からず何もできずにいます。保険商品か積み立てNISA、どちらで貯蓄していけば良いのか、またどういったファンドを選べば良いのか教えていただきたいです。

女性30代前半 かみんさん 30代前半/女性 解決済み
山本 昌義 1名が回答

株式投資にかかる税金とはどんな税?

自分は株式投資を始めようと思っているのですが、税金のことを自分でしようか、証券会社でしてもらおうか、迷っています。証券会社に任せた場合、利益から税金を引いてくれて、その余りが口座に振り込まれる形になるようです。しかし自分の中では、投資資金も少ないですし、そこまで多額の利益を稼げると考えていないので、自分で税金を納めるようにした方が良さそうな気もしています。副業のように「24万円以上稼ぎがなければ申告しなくても良い」のであればなおさらです。そこでFPに質問です。株式投資で稼いだ利益には、どんな税金がかかってくるのですか?あと、副業のように、株式投資も「24万円以上の稼ぎ」でなければ、税金を支払わなくても良いのですか?よろしくお願いします。

男性40代前半 なんだかなぁさん 40代前半/男性 解決済み
松山 智彦 1名が回答

効率の良い・賢い資産運用方法

2018年頃からワンタップバイを使って少額投資をはじめました。月に1万円から2万円程度投資していたのですが投資金額を増やしたほうが良いのか教えて下さい。現在の収入は月26万円で家賃は約6万円です。貯金は月に7万円入れております。保有株の資産は現在約40万円程度になっており割と順調に増えております。現金での保有を減らし株資産を保有率を増やしたほうがいいのでしょうか?株は主に米国の個別株と日経連動型のETFを保有しております。家族構成は妻と5歳の息子一人で子供がまだ小さいため出費もあまり多くはありません。早いうちに現金を株式に移行したほうが良いでしょうか?

男性40代前半 いくらさん 40代前半/男性 解決済み
山本 昌義 1名が回答