将来に向けた貯蓄・資産形成について

「結婚資金として具体的にどの程度の資金が必要になるのか」に、答えはありません。

あくまでも、「どのくらいかけたいのか、またはかけたくないのか」という主体的な意思が優先されるべきです。

もちろん、何らかの目安がないことには目標の立てようがないのかもしれませんね。

しかし、「余裕のある月に余ったお金を貯蓄に回す」のではなく、給料が入ったらまずは一定額を強制的に積み立てておいて、残りのお金で生活するように心掛けさえすれば、必ず着実に貯まっていきます。

積み立て額は、給料の1割程度を目安に、無理のない金額に設定しておけばよいでしょう。

30代半ばで十分な貯蓄はなくても、今がいちばん若いのですから、気付いたときに始めればよいのです。

「60歳や65歳でアーリーリタイアすることを想定した場合に必要な資金」にも、答えはありません。

贅を尽くした暮らしを望まれるなら、いつまでたってもリタイアできないかもしれませんが、できる限りお金をかけずに暮らすなら、そこそこの資産があればよいでしょう。

まずは、「自分がどのような生き方をしたいのか」を考えることが、何をするにしても欠かせない第一歩です。

資産形成をしていくためには、本業の収入を上げる努力をすることにまさる方法はありません。