退職金等の運用

男性60代 neguchiさん 60代/男性 解決済み

定年退職の当初は、銀行等が行っている退職金特別プラン等で僅かな金利を得ていましたが、その後は、銀行の預金金利も一律横並びの低金利で、退職金を銀行等に預金としても年間数百円の利息が関の山です。
年金の支給開始が、私どもの年代では65才となるため残る数年間は退職金を取り崩して生活して行かざるを得ませんが、少しでも老後の資金を目減りさせない方法はないかと考えています。
年金支給までの生活費を除いて、500万円程度の運用できる資金があります。よって、これを安定的な定期預金と投資信託や株に振り分けて運用したいと思っているのですが、どの位の比率で考えればいいのか、また、老後資金の一般的な考え方についても基本的なことがあるのであればお教え願いたく、よろしくお願いします。

1 名の専門家が回答しています

山口 雅史 ヤマグチ マサフミ
分野 その他資産運用
50代後半    男性

兵庫県 岡山県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県

2021/04/08

老後の運用を考えた場合、まず、どの程度までリスクを許容できるかが焦点になります。老後の運用は老後の資産形成と異なり、時間を味方にできないことが最大のネックになります。例えば、2000年時に退職金などまとまった資金を世界株式インデックスに一括で運用したとします。ITバブル崩壊やリーマン・ショック時には一時的に資金が4割を超えるマイナスとなっています。その後の戻りも世界株で6年超かかっています。それに耐えることができれば資金は増えていますが、精神的に無理だったと思います。このリスクに耐えることができなければ、老後の運用に株式を入れることは難しいと思います。つまり、リスクを抑えた運用を中心に考える必要が高いということになります。一方で、今後はインフレも想定されるため、インフレ率より高い利回りで運用しなければ現金は目減りすることになってしまいます。今後、このようなジレンマの中で運用をしていくことになりそうです。

いつでも動かせるような現金は不可欠です。現役であれば生活費の6か月分ですが、収入がない・少ないことから1年分必要と考えます。仮に1か月の生活費を20万円とすると240万円です。500万円の資金に当てはめると、半分の250万円は定期預金を中心としたリスクのない商品での運用となります。残りの250万円は全額を株や株式型投資信託に入れることは上記のようにリスクの許容度によります。株価の暴落は必ず起きます。「その時に耐えられるにはどこまでか」です。リーマン・ショック時のように資金が半分になると考えてください。許容は50万円、とすると株式や株式型投資信託で運用できる金額は100万円前後となります。そうなると、150~250万円(株式で運用しない選択をした場合)の資金は株式よりリスクの低い商品での運用となります。債券を中心とした運用となります。米国債のようにある程度(2~3%)の利回りがあればベターですが、購入できる窓口が少ないのがネックとなります。もう少しリスクを採れるようであれば、転換社債を活用した世界債券型投資信託などを視野に入ってきます。

基本的にはリスク許容度を考慮した運用が重要になります。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

少額から低リスクでできる資産形成

将来に向けて資産形成が必要だと考えている者です。家庭を持つ予定は現状も今後もないため、自分1人で暮らせるほどの資産を形成できたらと考えております。所得に関しては人並みには到底及びません。現在のところ小遣いサイト(ポイントサイトやアンケートサイト)によるもののみで、その小遣いサイトも正直なところ年に(「月に」ではありません)数万円にしかならず、それのみで自活できるほど稼げているわけではありません。貯金に関しても10数万円とこれも人並みほどありません。普通預金の利息が低い昨今では普通預金以外の方法を取り入れないと資産を増やすのは困難ですが、上記の通りの現状ではそれなり以上の所得・資金が必要で高リスクのものにはとても手を出せません。そこで人並みほどの所得・資金のない者が少額から低リスクでできる資産形成の方法に関して教えていただきたく存じます。できれば始めるときの手続きがそこまで困難ではないもので、携帯電話・スマートフォンやクレジットカードを持っていなくてもできるものを望みますが、そのようなものは存在するのでしょうか。

男性30代前半 ii77782さん 30代前半/男性 解決済み
松村 勝宜 1名が回答

個人型確定拠出年金 iDeCo に関する質問

老後資金目的として個人型確定拠出年金であるiDeCoを始めようと考えているのですが、そもそも資産運用は行った方がよいのでしょうか。つまり資産運用とはリスクがあり、元本割れする可能性もはらんでいるため不安な気持ちがあります。老後資金としての資産運用としてほかにどのようなものがあるのかも知りたいです。またiDeCoについてはどのようなリスクがあり、昨今の新型コロナウイルスショックで経済が大打撃し、資産運用していた人たちは大きな損害を被ったと伺っています。このような事態が実際に起こるとコツコツためてきた大事な資産を運用し、結果元本割れなど起こすのなら運用はしない方がよいのではないんかと考えてしまいます。現在から今後私が老後の時期になった時の時代に合った資産の運用の仕方を教えていただければ幸いです。ご回答よろしくお願いいたします。

男性30代後半 nak31さん 30代後半/男性 解決済み
中村 真里子 1名が回答

ポイント投資やポイント運用ってどうなの?

現在30代の前半なのですが、将来のことを考えて最近資産運用について興味が出てきました。しかし年収100万にも満たないような雀の涙ほどの稼ぎしかないため、なかなか大きな資産運用はできないのかなと思っています。そんな折に、買い物などをして貯まるようなポイントを活用できるポイント投資やポイント運用というものがあることを知りました。これらは普段から貯めているポイントを使うことができるため、通常の資産運用や投資と比較するとハードルが低いようにも感じられるのですが、実際のところ「アリ」なのでしょうか。ポイント投資やポイント運用のメリットや向いている人、反対におすすめできない点などがあれば知りたいなと思います。

女性30代後半 popo02さん 30代後半/女性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答

親の資産運用について

30代公務員です。現在両親は60代前半で、母はパート、父は再任用で現在も働いています。資産は約5000万円あり、持ち家ですが、ローンも完済済みです。その資産のほとんどは、銀行員に勧められた投資信託や貯蓄型の生命保険、銀行の普通預金に眠っている状態です。最近、自身は株式投資(米国メインのインデックス投資と米国ETF主体)を行っており、資産運用をしているところですが、両親にも勧めるべきか迷っております。個人的には勧めるべきかと考えています。しかし、いつ働けなくなるかわからない年齢の両親に巨額の株式投資に資金をつぎ込むのはリスクが高いので、貯金、債権、株式などの金額をバランス良く割り振る必要があると考えています。そこで、どのぐらいの比率でバランスを取っていけばいいかなどの参考意見が聞ければ幸いです。

男性30代後半 ffジーサーさん 30代後半/男性 解決済み
志塚 洋介 1名が回答

確定拠出年間の上手な運用方法とは?

39歳会社員で年収は800万円ほどです。入社時に退職金の運用方法として全体のうち25%は確定拠出年金として運用することを聞きましたが、当時は意味や仕組みがよく分からず、1番リスクの低い運用にしました。それから10年以上経過して、再び研修を受け、確定拠出年金について再説明を受けました。この時は私の状況も結婚や一戸建て購入など変わっており、何かいい運用はないかと考えていた時期です。説明を聞いて、まさかこんなにいい運用をずっとしていたのかとビックリしました。それから運用を始めましたが、景気の良い時はうまく運用出来ていましたが、コロナの影響で日経平均が一気に下がってからは横ばいの状態です。うまく運用していく方法があれば教えていただけないでしょうか?・運用商品の上手な選択方法・参考にする経済情報および情報誌・売買の適切なタイミング

男性40代前半 GUCCI2227さん 40代前半/男性 解決済み
山口 雅史 1名が回答