住宅ローン減税の仕組みがわかりません。

男性40代 t6a1k3a0さん 40代/男性 解決済み

今年マンションを購入しました。住宅ローン減税を利用して還付金を受給したいのですが、ネットで調べてもよくわかりません。初年度は確定申告を自分でするとのことですが、会社で年末調整を行ってもらっているので重複して申請することにならないか不安です。また還付金で受け取れなかった分は住民税から控除されるとのことですが、毎月どれくらい引かれるのか、また引かれている分は給与明細に明記されるのかが気になっています。そして収入の増減によって受給金額がどれくらい変わるかも気になっています。コロナ禍で収入が減少しているため、少しでも多く受給されれば生活が安定するので、期待とともに不安があります。税金の素人でも分かりやすい説明が欲しいです。

1 名の専門家が回答しています

佐藤 元宣 サトウ  モトノブ
分野 税金・公的手当・給付金・補助金・助成金
40代前半    男性

全国

2021/04/03

質問内容を一通り確認させていただき、質問が令和3年度にあったことから、質問にある「今年」を令和3年度としてそれぞれの質問に回答をしていきます。

はじめに、質問者様の場合、住宅ローン減税(住宅借入金等特別控除)の適用を受けるためには、令和4年2月16日から令和4年3月15日までに所得税の確定申告を行わなければなりません。

この時、そもそものお話となるのですが、住宅ローン減税を受けるための「適用要件」をすべて満たしている必要があり、購入したマンションが、新築マンションなのか中古マンションなのかによって適用要件が異なることに留意しておく必要があります。


参考:国税庁 No.1213 住宅を新築又は新築住宅を取得した場合(住宅借入金等特別控除)
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1213.htm

参考:国税庁 No.1214 中古住宅を取得した場合(住宅借入金等特別控除)
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1214.htm


以下、住宅ローン減税の要件を満たしているものとして、それぞれの質問に回答をしていきます。


Q.初年度は確定申告を自分でするとのことですが、会社で年末調整を行ってもらっているので重複して申請することにならないか不安です

A.住宅ローン減税の適用を受けるには、初年度に確定申告をすることが要件の1つとして求められているため、重複申請になる、ならないについて不安になる必要はございません。


Q.還付金で受け取れなかった分は住民税から控除されるとのことですが、毎月どれくらい引かれるのか、また引かれている分は給与明細に明記されるのか

A.住宅ローン減税によって質問者様がどのくらいの減税効果があるのかについては、現時点で回答をすることができません。

この理由として、少なくとも以下の内容が不足しているためです。

・質問者様の令和3年度の源泉徴収票に記載されている各種情報
・令和3年12月31日時点での住宅ローン残高
・すまい給付金をはじめとした助成金を受け取ったのかどうか
・購入したマンションは、単独名義なのか共有名義なのか
・新築マンションなのか中古マンションなのか

少なくとも、上記5つの項目をすべて確認できなければ、どのくらいの所得税が還付され、住民税に影響をおよぼすのか回答をすることができません。

なお、住宅ローン減税を受け、差し引きしきれなかった控除額があった場合、住民税からも控除がされることは確かですが、基本的にこの金額は給与明細書に明記されません。

この理由として、質問者様がお住いの市町村から質問者様の勤務先に対して、給与から天引きする住民税がいくらなのかの書類(住民税決定通知書)が送付されることになるのですが、この住民税の金額は、住宅ローン控除後の住民税の金額となるためです。

ちなみに、毎年5月から6月頃になると勤務先から受け取ることになる「住民税決定通知書」を見ると、住宅ローン控除が住民税から差し引かれているのかどうかを確認することができます。

そのため、気になるようであれば、勤務先の経理や総務担当へ住民税決定通知書の見方や住民税が減税になっているのかどうかをお聞きになってみてはどうかと考えます。


Q.収入の増減によって受給金額がどれくらい変わるか

A.上記につきましても、先に回答をしました5つの項目をすべて確認できなければ、どのくらいの所得税が還付され、住民税に影響をおよぼすのか回答をすることができません。


おわりに


住宅ローン減税による減税効果は極めて大きいため、質問者様にとってプラスになることは確かと言えます。

具体的な減税効果(金額)がどうしても気になるようでありましたら、必要な情報を明示した上で、改めて質問をされたり、各種専門家へ直接お聞きになることで解決されるものと思われます。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

住宅ローンの組み方について

私は現在会社員をしており、夫も正社員で働いています。今はどちらも年収400万円ほどです。私は近い将来仕事が正社員でなくパートなどをするつもりです。夫は今後も正社員で働いていく予定であり、一般の企業よりも年収の伸び代は大きいと思います。なので2.3年後には年収500万円くらいを予定しています。私たちの年収、働き方だと住宅ローンを組んだ場合、住宅ローン控除を受けられると思うのですが途中で正社員を辞める場合でも連帯債務でローンを組んだ方がよいのでしょうか?ちなみにローン額は4200万円ほどです。この場合夫の収入だけでは満額のローン控除が受けられないということがわかりました。そのため連帯債務にしようと思ったのですが連帯債務にするメリットがあるかも気になっています。

女性30代前半 sorachim0412さん 30代前半/女性 解決済み
植田 英三郎 1名が回答

合法的に節税できる方法を詳しく知りたい

税金を合法的に少なくしたいと考えています。税金は複雑過ぎて素人には理解するのが難しいです。税金の計算は会計ソフトがあれば一人でも行うことができますが、いかに税金を安くするかまでは会計ソフトでは限界を感じています。そこでお金のプロであるファイナンシャルプランナーの方に合法的に税金を安くできる方法を色々とアドバイスをもらいたいです。その際に合法的に節税できる方法はハードルが高いものはあまり求めていません。できる限り合法的に節税できる方法はハードルが低い方法のものをお教え下さい。節税対策ができれば、よりそれだけ他のことにお金を使うことができるようになるのでぜひともアドバイスの方をよろしくお願いいたします。

男性40代後半 マックス99さん 40代後半/男性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答

生前贈与について

ファイナンシャルプランナーに聞いてみたい税金に関する悩みですが、近々生前贈与と言うのを考えています。みんなに聞くと生前贈与と言うのは、とても税金がかかるので絶対にやめたほうがいいといいます。そして亡くなってから相続した方が税金が全然かからないと言うことも聞いたことがあります。まず1番聞きたい事はそれは本当なのでしょうか。生前贈与にこだわるわけでは無いですが早い段階で贈与しておきたいというのが正直な気持ちでして、もしあまり変わりがないのであれば生前贈与がいいと思っています。そしてまた生前贈与をする場合に税金を少しでも抑えるために何か良い方法はありますか?もしそれを教えていただけるのであれば知りたいと思いますし、それは難しいのでしょうか?

女性40代前半 kei0215さん 40代前半/女性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答

税金の使われ方

きちんと税金を納めているのですが、昨今のコロナ禍での政策を見ていると、きちんと税金を納めている国民としては、税金の使われ方が無駄が多いと思ってしまいます。GOTOキャンペーンでも、そもそも税金を使っての政策なのに、そのキャンセル料が国が負担する、つまり我々が納めている血税での負担になるという税金の使われ方に不満が溜まっています。あまりに税金の使われ方が無駄が多いので、きちんと納税をしている国民の一人として、もう少し納得のいく税金の使われ方をしてほしいと思います。税金の使われ方として、あまりに無駄が多いので、不満が募る日々を送っています。他にもいろいろな政策がありますが、あまりに無駄が多く、税金をきちんと納めている国民としては不満が多いです。なぜ納得のいく税金の使われ方がされないのでしょうか。

男性40代前半 mash_4416さん 40代前半/男性 解決済み
松村 勝宜 1名が回答

仮想通貨の税金について

40代の会社員です。将来への貯蓄のために最近、仮想通貨の取引を始めました。ハイリスクハイリターンと聞いていたので、正直仮想通貨の取引に対して不安がありましたが、ちょうど仮想通貨が値上がりしている時にうまく乗ることが出来、10万円程度の利益を得ることが出来ました。株の取引の場合は証券会社が自動的に税金を納めてくれていたと思うのですが、仮想通貨の場合の税金の仕組みがどうなっているのか分からないため教えてほしいと思います。いくら以上であれば税金を納めなくてはいけないのか。税金を納める場合はどのように計算すればよいのか教えてほしいと思います。また株取引の場合と、仮想通貨の場合とで税金の仕組みがどのように違っているかも教えていただけるとありがたいです。

男性40代後半 Crowdoceanさん 40代後半/男性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答