任意の自動車保険の補償内容についていまいち分かりません

男性40代 マックス99さん 40代/男性 解決済み

任意の自動車保険の補償内容で毎回悩んでいます。どのくらいの補償内容を付けておくのが適正なのかどうかいまいち分かっていません。必要以上の補償内容だとそれに比例して保険料も高くなりますので、他の保険との兼ね合いもあってそこまで高い保険料を自動車保険に使うことができません。そこでファイナンシャルプランナーの方に相談したいのが、適正な任意の自動車保険の補償内容はどの程度ならば大丈夫なのかを知りたいです。例えば年式の古い自動車に車両保険を付けた方が良いのか、若しくは車両保険でも色々な種類がありますのでオススメの車両保険を知りたいです。補償内容によって保険料がかなり変わってきますので、自分に合った適正の補償内容で任意の自動車保険に加入したいです。

1 名の専門家が回答しています

水上 克朗 ミズカミ カツロウ
分野 自動車保険・火災保険・地震保険
60代後半    男性

東京都

2021/03/19

まず、補償内容についてみてみましょう。
①対人賠償保険は無制限
死亡事故を起こした際に、自賠責保険で支払われる保険金は最高で1人当たり3000万円までです。ところが実際には、人身事故で億単位の賠償金を請求されるケースは珍しくありません。自賠責保険の賠償限度額を超える部分をカバーしてくれるのが任意保険の対人賠償保険です。しかも賠償額は1億円にしようが無制限だろうが、保険料の差は年間わずか数百円です。対人賠償は無制限をおすすめします。
②対物賠償保険は、無制限
保険料は賠償額に対して正比例せずに一定のところから増加額が極端に少なくなりますので、対物賠償は無制限にしておいたほうが保険としての効果が高いです。ちなみに、賠償額を無制限にした場合の保険料と、賠償額を3000万円にした場合の保険料との差額は、年間わずか数百円です。
なお、賠償額を無制限にしなかった場合に、賠償限度額を超える事故を起こしてしまうと、保険会社は賠償限度額までしか示談の代行ができないため、示談交渉を放棄せざるを得なくなっていまいます。
③人身傷害保険は、3000万
過失割合や示談交渉に左右されずに保険金が受け取れます。「車外・車内」の付帯がおすすめです。なお、人身傷害をつけていれば、実際に損害額は補償されますので、搭乗者傷害保険は必ずしも必要な補償ではありません。搭乗者傷害保険は人身傷害保険の上乗せと考えましょう。
3000万円程度は必要でしょう。

③特約は、必要に応じて加入
数ある特約の中で、特に、つけておくと役立つおすすめの特約を3つのみ紹介します。なお特約をつけると保険料は上がりますので、自分に合った特約を選びましょう。
・弁護士費用特約
自分に非がない過失割合ゼロの事故は、保険会社は対応できないため、契約者が自ら交渉を進めなければなりません。このような場合に活用できる特約です。
・個人賠償責任特約
契約者やその家族が日常生活で法律上の賠償責任を負った場合に補償してもらえる特約です。子供が自転車で他人をケガさせてしまったり、誤って店で高額な商品を壊してしまったりした場合などが対象となります。この特約はほかの保険でも付帯できるため、重複していないか確認する必要があります。
・対物超過修理費用特約
対物賠償保険では相手方の車両の時価額しか補償されません。修理費用が時価額を上回った場合に、時価額と修理費用の差額を、最大50万円まで補償してくれるものです。古いクルマにぶつけたときなど、事故解決がスムーズに進むというメリットがあります。

次に、車両保険についてみてみましょう。
(車両保険医入るべきか、入らざるべきか)
車両保険をつけると、保険料は一気にハネ上がります。「どうせ掛け捨てだし、そうそう事故など起こさないのだから、入らなくてもいいか?」と悩んでいる人も多いはずです。
しかし、次のような人は、車両保険に入ることを前向きに検討することをおすすめします。
・運転免許を取りたての人、運転に慣れていない人
・新車を購入した人
・ローンやリースを利用している人
結論として、車両保険に入るか否かは、まず自分が事故を起こすリスクの度合いがどの程度のものかを考え、修理代が必要になったときには手元の貯金からは払えるのか、それとも保険金に頼ったほうがいいのかを総合的に考えて決めることです。多少の修理代は貯金で対応できるというなら、車両保険は見合わせていいでしょう。
(車両保険に入る場合)
・オールリスク型(一般車両保険)かエコノミー型(車対車+A)か
オールリスク型とは、ほとんどの事故によるクルマの修理が補償されます。そのため保険料は割高になっています。一方、エコノミー型とは、基本的に車同士の事故のほか、飛び石による窓ガラスの破損、盗難、落書きなどに限定して補償される保険です。たとえば、車庫入れをしようとして門扉にぶつけてしまっても、エコノミー型であれば修理代は自費で負担しなくてはなりません。つまり、割高な車両保険を、補償範囲を限定することでなるべく安く抑えているのがエコノミー型です。なお、保険料ですが、おおよその目安として、ベースとなる自動車保険の1.6倍程度でエコノミ―型の車両保険がつけられ、2倍程度にするとオールリスク型の車両保険がつけられます。また、免責金額を設定するほど、保険料は安くなります。

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