つみたてNISAについて

女性40代 doyana18さん 40代/女性 解決済み

女性、30代、自営業で、年収約600万円
既婚、配偶者の職業は自営業、子供は乳幼児1人
以前から投資信託に興味があり、証券口座の開設だけはしていたのですが、実際に投資は始めていませんでした。コロナ禍をきっかけに、つみたてNISAを始めました。子供が生まれ、仕事を休んでいる期間の私自身の収入がなくなったため、急な用途のない貯金を少しでも増やしたいと思い、始めました。毎月3万円で投資信託商品を購入しています。積み立て購入を設定している商品は、バランス型2本と先進国株式1本、国内株式1本です。
原資は私個人の資産であるため、配偶者には話していません。
自分の中では期間はとりあえず20年として、このペースで購入を続けていこうと考えていますが、商品やポートフォリオの知識が乏しく、当初に設定した商品の購入を継続していっていいのか、見直しなどが必要なのか、見直すのならばどのタイミングでどのように見直すのかが分かりません。

1 名の専門家が回答しています

大地 恒一郎 オオチ コウイチロウ
分野 株式投資・NISA・投資信託・ETF・REIT
60代後半    男性

栃木県 群馬県 埼玉県 東京都

2021/03/09

ご質問は、現在、毎月3万円でつみたてNISAを始めており、「バランス型2本、先進国株式1本、国内株式1本」を購入していらっしゃるとのことですが、この商品の購入を継続していいものか、見直しが必要なのか、見直す場合はどのタイミングがいいか、というものです。
ご存知のように、つみたてNISAは20年間、運用益(分配金や売却益)が非課税となるもので、毎年40万円が投資額の上限となっています。
そういう意味で、毎月3万円の積立額は年間36万円となりますので、ちょうど相応しい金額かと思います。残りの枠が4万円ありますが、つみたてNISAの場合、購入している投資信託の分配金を再投資する場合、年間投資額の一部としてカウントされてしまいますので、このまま残しておいて良いのではないでしょうか。例えば、毎月3万3千円(年間39万6千円)などギリギリの積立額は避けた方が良いと思います。

さて、ご質問に対して正直にお答えするとすれば、正解は1つではないということだろうと思います。つみたてNISAとしての投資信託はどういう商品が良いのか、は、投資家の皆様の性格や資産状況、収入、貯蓄、家族構成、将来のライフプランなど、さまざまな要素が絡んできますので、本当に人それぞれ、十人十色になるものと思います。
ですので、ご質問者様の今後のライフイベントや、それに基づくライフプランがどういうものか、またリスクをどの程度許容できるのか、などをお聞きしなければ、お答えするのは難しいというのが実情です。
そこで、ここでは一般論としてお話をさせていただこうと思います。
まず、リスクのお話からさせていただきます。投資信託にも当然リスクは付きものです。
そして、投資信託の種類によって、そのリスクは様々となっています。ここでいうリスクとは、「価格変動のぶれ幅」のことを言います。リスクは、「不確実性」という意味で使われる場合もありますが、リスクが大きいか小さいかという場合は、「価格変動のぶれ幅」と考えて差し支えありません。
そして、リスクの大きいものとしては、株式を組入れる株式型、そのうち、組入株式の価格変動だけではなく、為替変動の影響も大きく受ける海外株式を組入れる海外株式型の投資信託は、国内株式型より一般的にリスクが大きいと言われます。
それに対し、リスクの小さな投資信託としては、例えば、国内の債券を組み入れる国内債券型の投資信託に代表されます。国内債券型にも、国債を中心に組み入れるものなのか、企業の発行する社債を中心に投資するものなのか、によって、リスクの度合い、つまり価格変動のぶれ幅は、異なってくると言われます。
そして、国内株式型や海外株式型、国内債券型や海外債券型などを組み合わせたバランス型という投資信託のリスクの程度は、株式や債券の間に位置することになります。またバランス型でも組入れている資産の比率の大小によって、リスクの大きさは異なってきます。
それを踏まえて、ご質問者様の投資されている投資信託を拝見すると、バランス型2本、先進国株式型と国内株式型が各1本ずつ、とのことです。
率直に申し上げますと、バランス型というリスクが中程度の商品と、比較的リスクの高い商品を組み合わせているという点が気になります。
個人的には、バランス型を購入するということは、あまり積極的にリスクを取りたくないという意思の現れなのではないかと感じます。一方、先進国株式型や国内株式型を購入されていますので、こちらでは積極的にリスクを取りに行かれているようにも見えます。そういう意味で、ご自身のリスク許容度に応じた商品選択にはなっていないように感じます。
仮に、複数の資産の組合せ比率は、運用会社の専門家に任せ、リスクを抑えつつ、かつリターンも少し狙いたい、という場合は、バランス型ファンドが良いと思います。
しかし、その場合でも、バランス型ファンドを2本購入する必要はないのではと思います。もしかすると、インデックス型とアクティブ型の2本、もしくは、組入資産の数が違う2本、のように性格の違うバランス型ファンド2本なのかもしれませんが、一般的にはどちらか1本に絞った方が管理もしやすいものと思います。
一方、30代はまだ、時間を武器に資産形成を進めることのできる世代と言えます。ですから、もう少しリスクを取って、株式型ファンドに投資されることもお薦めできます。その場合は、現在の先進国株式型と国内株式型の2本で継続積立をしていくことが良いと思います。特に、貯金を取り崩しながら積立を、ということですので、安全資産としての貯金の比率は、常に一定程度保ちながらの投資になっていると推測されます。これは、資産全体を、貯金と株式型ファンドの2種類に、つまり現金と株式という2資産の形で自然とバランスファンドにしているということになります。
もし、もう一つ加えるとすれば、新興国株式型ファンドを考えてみてもいいのではないでしょうか。そうすることによって、世界の株式を網羅することになります。または、3つの株式型の代わりに、全世界株式型のファンド1本にするということもあり得ると思います。長期的な視点で考えると、世界の人口はまだまだ増えていきます。それにつれて。世界のGDPも上下を繰り返すことはあるものの、着実に伸びてゆくものと思われています。そう考えると、全世界株式への投資は長期的に成長が期待できる投資と言えるのではないか、と考えています。
また、見直しとそのタイミングについてですが、基本的には投資しているファンドを変更する必要はないと思います。
ただし、投資しているファンドの純資産総額が増えていかず、逆に規模が小さくなっていくようであれば、見直しを考えた方が良いのではないでしょうか。
また、インデックス型の場合は、目標となる指数への連動性が悪くなる、アクティブ型の場合は、運用成果が目標とする指数を下回り続けるようであれば、見直しが必要だと思います。
1年に1回、投資信託の運用経過が報告されますので、そのタイミングで運用状況を確認し、見直しが必要かどうかをチェックしてみてください。
また貯金の比率が全体の50%程度になった時点で、貯金の比率を更に下げるのか、そのまま維持するかなどをご検討になり、月々の積立額の見直しも行えばよいのではないかと思います。
ご参考になれば幸いです。

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