小物の販売への課税について

男性50代 Be_Flap_LCさん 50代/男性 解決済み

自分で作った様々なハンドメイドの小物、そのほかには不要になった書籍や洋服、様々な電化製品、パソコン関係グッズなどもをヤフオクやメルカリに出品して販売していますが、販売額がいくらくらいから、課税されるのでしょうか?申告しなくてもいい範囲の売上高や、利益はいくらくらいまでなのでしょうか。他でも働いているのですが、そちらの給与との合計をどこかに申告した方がいいのでしょうか。税務署などの書類を読んでもいまいち解りませんでした。他にもフリーマーケットでもハンドメイドのモノや使わない様々な物を販売していますが、そちらの売り上げや利益と勤め先で支払われる給与と合わせて、税務署に申告する必要はあるのでしょうか。

1 名の専門家が回答しています

佐藤 元宣 サトウ  モトノブ
分野 税金・公的手当・給付金・補助金・助成金
40代前半    男性

全国

2021/03/17

質問内容を一通り確認させていただき、質問者様(給与所得者)の場合、収入の内訳と所得の種類は以下のように分類されるものと思われます。

・不要の書籍や洋服、様々な電化製品、パソコン関係グッズ:収入は原則として非課税
・自分で作った様々なハンドメイドの小物:営利目的の場合は雑所得
・受け取った給与:給与所得

上記の回答について、以下、国税庁に解説しているページがあります。

給与所得者の副収入としては、様々なものが考えられますが、例えば次のような所得については、一般的には、それぞれ雑所得に該当します。

1 インターネットのオークションサイトやフリーマーケットアプリなどを利用した個人取引による所得
(具体例)
・ 衣服・雑貨・家電などの資産の売却による所得
※ 生活の用に供している資産(古着や家財など)の売却による所得は非課税(この所得については確定申告が不要)で、損失は生じてないものとみなされます。

出典:国税庁 No.1906 給与所得者がネットオークション等により副収入を得た場合
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1906.htm

生活用品で不要になったものを売却したとしても、そのお金に対して税金が課されることはないとわかります。

ただし、「自分で作った様々なハンドメイドの小物」は、不用品ではなく、反復継続して営利を得るための目的として販売するものと考えられ、こちらを売却したお金は雑所得として課税対象になると考えられます。

なお、国税庁では、先に案内したURLページにて以下のように解説しています。

年末調整が済んでいる給与所得者であっても、その給与所得以外に副収入等によって20万円を超える所得を得ている場合には、確定申告が必要となります

出典:国税庁 No.1906 給与所得者がネットオークション等により副収入を得た場合
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1906.htm

つまり、1月1日から12月31日までの1年間で、「自分で作った様々なハンドメイドの小物」を販売した結果、20万円を超える所得が生じた場合、確定申告が必要としています。

とはいえ、給与の金額はわからないものの、質問者様は複数箇所から給与を受け取っているとのことですので、給与所得および雑所得を計算して、毎年、確定申告をするのが最もわかりやすくシンプル、かつ、確実な方法と言えることは確かです。

仮に、質問者様が確定申告の手間を省きたいのであれば、各種、実際の収入や所得がわかるものを専門家に見せて、確定申告の有無を判断してもらうのが望ましいでしょう。(金額等を確認しなければ判断が付けられないため)

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

日本の税金と似ている国

日本はどんどん税金が高くなって生活が苦しくなっているイメージですが、こういった税金に苦しめられている国というのは日本だけでしょうか。日本の国だけでなく他の国もどんどん税金が高くなっているのであれば、時代の流れということで仕方がないとも思えるのですが、日本だけで外国の国々はそういったことがなくむしろ税金が安くなっているようであれば、やはり日本という国の衰退を感じずにはいられません。日本の税金が他の国に比べて苦しいのであれば、こうした現実をちゃんと直視することで税金についての知識ももっと増やせそうです。税金が日本よりも苦しい国、もしくは苦しくない国があれば教えて欲しいです。また、世界の国々のユニークな税金もあれば教えて欲しいです。

女性40代後半 kamennoouさん 40代後半/女性 解決済み
舘野 光広 1名が回答

フリマアプリなどにより税金について

今回は税金の事で気になる事があったので相談させていただきます。最近流行っているメルカリやラクマなどの税金に関する事です。フリマアプリでは毎日のように高額な商品も取引されています、結局税金はどのようにかかわってくるのか?があまりイメージできません。実際に自分の持ち物でもあるし、メルカリで得た利益というものを払っていない人も結構いるのかなと感じています。個人的な意見もあるかもしれませんがそのような部分に精通していると案件も来やすいと感じます。なのでネット(特にフリマアプリ)の税金のかかわり方などについてわかることがあれば教えてくださいませ。正直今はグレーゾーンというか一般のサラリーマンや、自営業の方に比べて浸透していないため曖昧になっているような気がしています。安心してフリマアプリを利用したいと思っている人間の意見でした。

男性30代後半 akira0805さん 30代後半/男性 解決済み
舘野 光広 1名が回答

どの書類が必要か分かりません

2020年1月15日まで会社員でした。鬱で退職したためハローワークに4月から2021年1月まで失業保険金を受け取り、一切アルバイト等をしていないので、2020年の収入は1月15日までの半月分とハローワークからのもののみです。この場合、確定申告したら既に支払済みの住民税、健康保険料等の還付金は返ってくる可能性がありますか?つまり、確定申告をするメリットがありますか?また、確定申告することで2021年の国民健康保険、住民税の額が低くなりますか?住民税は1年前の収入に基づくものと思うので2020年中に約40万円納めました。国民健康保険は毎月22000円ほどで一般的には高いと思うので、何かしらの還付金があれば幸いです。確定申告をするとどの資料が必要となってきますか?

女性60代前半 2959290さん 60代前半/女性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答

副業で得た収入を確定申告しなかった場合どうなるの?

副業で執筆やライティングの仕事を以前からしていましたが、コロナ禍で家にいる時間が増えたので本格的に始めました。フリマアプリも3個使い販売もしています。最初は多い月で月に3万円程度の収入でしたが、最近仕事の依頼やフリマでの収入が増えてきて今後は月収入が増え、月に10万を超えそうな感じになってきました。以前フリマで骨董品を売った方が確定申告をしなかったので調査が来た。と言うネットニュースでみて、フリマでの収入も副収入にらなるのを初めて知り驚きました。これは他人事ではないなと思い始め少し焦ってます。そもそも副収入の計算は月計算なのか年間なのか年度計算なのか、どこにどんな証明を持って申告したらいいのか、など教えて頂きたいです。5年ほどこういった副収入を得てますが申告は1度もした事がないのでどのくらい遡ってしないといけないのかなども教えて頂きたいです。趣味でパチンコとLOTO6をしてて去年高収入を得たましたがこれもまた副収入になるり申告の対象ですか?ご回答よろしくお願いします。

女性40代前半 カブトムシムシさん 40代前半/女性 解決済み
鎌倉 一江 1名が回答

住宅ローンあり、ふるさと納税の最適な金額について

30代会社員年収は400万円程度です。2年前に独身でしたがマイホームを購入し現在住宅ローン控除を受けています。昨年までは住宅ローン控除とふるさと納税をして住民税を安く抑えることができました。しかし、半年前に結婚し、妻を扶養にしました。妻は現在実家の家業を手伝っており無収入状態です。これからアルバイトをする予定ですが年内の総所得は100万円以下になると思っています。このような状態でふるさと納税をする場合、どのような計算をすればいいか複雑でわかりません。住民税、所得税を抑えられるのは住宅ローン控除も同じだと思っております。さらに、生命保険や医療保険にも加入しており、それらの控除との関係も知りたいです。最もお得なふるさと納税額を算出する方法があれば知りたいです。

男性30代後半 aroeworkingさん 30代後半/男性 解決済み
植田 英三郎 1名が回答