副業の税務処理の仕組みが分かりません。

女性30代 calove301さん 30代/女性 解決済み

副業の税金処理に詳しい方に教えて頂きたいです。
本業は会社員ですが、副業でアルバイトをする予定です。既に本業の年末調整の申請は完了しています。
この場合、4月から3月までの副業収入が20万以上にならない場合は何もする必要はないですか?
それとも、収入20万円とは源泉徴収票に記載の金額のことで、副業に関する税金手続きで必要なのは確定申告のみだけですか?
確定申告の手続き時に本業と副業の源泉徴収票を用いるとありますが、この確定申告の対応は、本業のみであれば会社で対応して貰っていると思います。
しかし、副業もとなると、本業分含め全て自分で対応しなければいけなくなるのですか?
もしくは、会社の経理担当に副業の源泉徴収票を確定申告期間までに提出して、何とか対応頂くというものですか?
以上、宜しくお願い致します。

1 名の専門家が回答しています

佐藤 元宣 サトウ  モトノブ
分野 税金・公的手当・給付金・補助金・助成金
40代前半    男性

全国

2021/03/09

ご質問の件について、質問が令和2年度にあったことから、質問にある「既に本業の年末調整の申請は完了しています」につきましては、令和2年度の年末調整を終えているものとしてそれぞれの質問に回答をしていきます。

Q.本業は会社員ですが、副業でアルバイトをする予定です。既に本業の年末調整の申請は完了しています。この場合、4月から3月までの副業収入が20万以上にならない場合は何もする必要はないですか?

A.はじめに、質問者様は「副業でアルバイトをする予定」とあることから、こちらの収入は、概ね給与所得になるものと考えられます。

そのため、質問内容にある「副業収入が20万以上にならない場合は何もする必要はないですか?」について、会社員などの給与所得者が、雑所得もあった場合の取り扱いを指しており、勘違いをされていると推測できます。

また、所得税の課税期間は、その年の1月1日から12月31日までの1年間であるため、質問にある「4月から3月までの副業収入」についても、計算期間が誤っていることを合わせて申し添えておきます。

Q.確定申告の手続き時に本業と副業の源泉徴収票を用いるとありますが、この確定申告の対応は、本業のみであれば会社で対応して貰っていると思います。しかし、副業もとなると、本業分含め全て自分で対応しなければいけなくなるのですか?もしくは、会社の経理担当に副業の源泉徴収票を確定申告期間までに提出して、何とか対応頂くというものですか?

A.今回の質問者様の場合、仮に、副業でのアルバイト収入が令和2年1月1日から12月31日までの1年間で得ることがなかった場合、確定申告をする必要はありません。

ただし、本業および副業として、来年(令和3年)1月中から2月上旬あたりを目途に「令和2年度の給与所得者の源泉徴収票」をそれぞれの勤務先から発行された場合は、これら2つの源泉徴収票を基に収入を合算して確定申告をしなければなりません。

そのため、本業分と副業分を含めて、すべてご自身で対応をしなければならないことを意味し、会社の経理担当に副業の源泉徴収票を確定申告期間までに提出して、何とか対応頂くということはありません。

なお、よくある質問なのですが、副業が本業の勤務先で禁止されているのにも関わらず行っている人も多くおられ、質問者様は、この点について問題はないでしょうか?

確定申告手続きにて、住民税の徴収方法を選択する必要があり、仮に、副業が禁止になっているのにも関わらず、隠して行っている場合、時として勤務先に把握される懸念が大いにあることから、くれぐれも注意が必要だと申し添えておきます。

おわりに

一言で「副業」であったとしても、税法上、収入をどのように得たのかによって、給与所得なのか雑所得なのかなどに区分されることになります。

本質問において、「アルバイト」と表記されていることから、給与所得と判断致しましたが、副業先から給与明細書や源泉徴収票の発行がない場合、単に発行していないのか、それとも、場合によっては、給与所得以外の所得である可能性も否めません。

そのため、今回、回答した流れと異なる部分があった場合は、一度、税務署へ尋ねてみたり、直接、税理士や税務に詳しいFPへご相談されてみるなどの対応が必要になると思われます。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

開業して確定申告をするべきか。

扶養に入っている主婦です。扶養範囲内で仕事をしておりますが、複数から20万以上の収入があるので、毎年申告をしております。確定申告をするなら開業届を出した方が良いのでしょうか?何がメリットで何がデメリットなのか良く解りません。毎年、確定申告に行っておりますが、年々現場の方があまり理解されてなく、このままで良いのか理解不足です。税金について、もっと丁寧に無料で解りやすく解説してくれる方や場所があると良いなと思います。コロナで余計に確定申告に行っても、あまり良く解らないまま、今年も申告が終了してしまいました。来年度に確定申告に行く時は、色々と細かく教えて貰いたいなと思いますが、何か新しい事をしなければならないのか、色々と何が解らないのかも解らないです。

女性40代前半 mini6262さん 40代前半/女性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答

テレワークで増えた費用は控除できませんか?

コロナで、テレワークになりました。在宅で仕事ができるように、机、椅子を購入しました。また、WIFI費用や、光熱費(夏は冷房、冬は暖房)も結構な金額が発生しています。他にもプリンタも個人用のものを使用しています。さずがに携帯は、会社貸与ですが・・。これらの費用は、必要経費として控除することはできないのでしょうか?サラリーマンでも必要経費は控除可能と聞いたことがあります。また、控除可能ということであれば、個人用と仕事用をどのように分けることができるのでしょうか?電気代など、一括で引き落としされてしまうので、控除分の算出が難しいと思います。さらに、事務所費のような形で、賃貸料(アパート代)を控除することも可能でしょうか?

男性50代後半 tera0001さん 50代後半/男性 解決済み
植田 英三郎 1名が回答

ふるさと納税について

私は毎年、ふるさと納税をしておりいつも返礼品を選ぶのを楽しみにしています。最近は返礼品の種類も増え、金額の幅も増えてきているように感じます。そこで毎年のことなのですが、損をしないギリギリの金額でいつも納税して返礼品をもらおうとしています。そのため、金額を把握するために源泉徴収票をもとに、ふるさと納税サイトでのシミュレーション計算などを活用しているのですが、そこに入力するのが難しい状態です。その理由として具体的な金額を入力したいのですが、勤め先の源泉徴収票が1月に渡されるため金額が把握できません。1月に前年の源泉徴収票を渡されても意味がないからです。当年に当年の源泉徴収票が必要なのに。前年のを参考に入力を試みようとしても、変動が大きいため参考になりません。このような場合は、毎月の給料明細を計算をするしかないのでしょうか?それとも源泉徴収票を貰わずとも簡単に金額を把握することは可能なのでしょうか?もし可能であれはその方法をご教示頂きたいです。

男性30代前半 7Yusuke2さん 30代前半/男性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答

青色と白色の違い

現在名ばかりのフリーランスとして働いています。正直全然稼ぐことができておらず、月に10万円いくことがまれ、といった程度です。そのため普通の、いわゆる白色の確定申告をしているのですが、青色申告のほうがいいということを小耳に挟みました。しかしお恥ずかしいことに、白色申告と青色申告の違いがよくわかっていません。青色申告は全員が対象ではないという程度のことは知っているのですが、それ以外の違いやなぜ青色申告のほうが良いといわれているのかなど、さっぱりわからないのです。もしなにか明確なメリットがあれば、もっと努力して青色申告ができるようになりたいと思っているため、それぞれの違いやどのような人におすすめなのかなど知れたら嬉しいなと思います。

女性30代後半 po73さん 30代後半/女性 解決済み
高野 具子 1名が回答

医療費控除という制度を利用するにはどうすれば?

40代前半、3人の子供がいる主婦です。同い年の夫が病気になり、入院や治療でかなりお金がかかりそうです。この先どのぐらいい医療費がかかるのかを考えると夜も眠れません。電話で友人から「医療費控除という制度があるから、詳しく調べてみたら?高額な医療費の出費があった時に、税金が軽減されるみたいだよ」と言われたんです。医療費控除というのはなんとなく聞いたことがありますが、詳しくは知りません。病気の夫と乳児を含めた子供が3人いる忙しい生活なので、自分でも調べてみたのですがあまりよくわかりませんでした。夫が病気になり手術や入院をすることで、この先お金のことがとても心配です。医療費控除という制度を利用することで、税金を節約することができるならすごくありがたいです。医療費控除について詳しく教えていただけますか?

女性40代後半 ri-chanさん 40代後半/女性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答