本当に2000万円必要?

女性60代 rarasmaileさん 60代/女性 解決済み

今や60歳で定年をし、90歳まで生きるとしたら老後30年。大学卒業して働いてきた期間とあまり変わらないだと愕然としています。再就職したとしても収入はぐっと減るし、65歳以降はまとまった収入があるとは考えにくいです。年金だけでは生活が難しいという不安感や「老後は2000万円必要」という具体的な金額が示されました。退職金に預貯金を合わせてなんとか達成できそうではありますが、漠然とした不安感が払拭できない状況です。今は、夫婦二人で家の維持費等を分担していますが、固定資産税や自動車税など月々の支出以外のお金を支出したり、家の老朽化が進んでリフォームのお金をどこからどうやって捻出したりするか、なかなか自分で見えてきません。老後のためのお金の本をいくらか購入して読んでいますがピンときてないです。結局、働けるまで働いて健康寿命を全うしていきましょうという方向性であることは、なんとなく納得してきました。

1 名の専門家が回答しています

水上 克朗 ミズカミ カツロウ
分野 老後のお金全般
60代後半    男性

東京都

2021/03/09

夫婦2人の老後に必要な資金は、生命保険文化センター調査によりますと、最低必要生活費で月22万円、ゆとりある生活をしたければ月36万円と言われています。
〇最低必要生活費で暮らす場合
20万円/月(公的年金受給額平均)-22万円/月(最低必要生活費)×25年(65~90歳)=約600万円必要
〇ゆとりある老後の場合
20万円/月(公的年金受給額平均)-36万円/月(50代の生活レベル)×20年(65~90歳)=約4800万円必要
また、公的年金受給額はあくまで高齢夫婦無職世帯(夫60歳以上の夫婦のみの無職世帯)の平均ですので、それぞれの年金受給額によっても老後必要資金は変わってきます。
なお、定年60歳から65歳までは、原則として年金が支給されませんので、働くなど何らかの手立てが必要となるのが一般的です。また、60歳時点で、退職金や預貯金があれば、老後資金にプラスとなります。
なお、老後は悠々自適、海外旅行に行ったり、車を買い替えたり、家のリフォーム代、介護費用も準備したい・・・そんなゆとりを持ちたければ、さらに準備すべき老後資金は増えるでしょう。
そのためには、車の見直し、保険の見直し、固定費(通信費など)の見直し、住宅ローンの見直しなども、今の時点で、必要となってくるでしょう。趣味費用など、自分にとって大切な支出は守りながら、無駄な支出を抑えましょう。
健康ならば、働き続けることをおすすめします。
老後の3大不安「お金」「健康」「孤独」を解消する最高の方法は可能な限り働くことだと言われています。

ちなみに、夫婦2人で1日4時間、週5日間、働くことで、10年間で2000万円になります。
*時給1013円(東京都最低賃金)×1日4時間×月20日(週5日)×2人×10年=約1940万円

結論としまして、老後資金の本質は、実はお金ではありません。なぜならば生活レベルによって老後5000万円必要な人も、1億円必要な人もいるからです。在宅介護や老人ホームに入るタイミングによっても変わってきますし、勤めている企業や家族構成によってもリスクはまちまちです。つまり、どんな老後を過ごしたいのか、そのためにどのくらいの資金が必要なのか、どんな計画で実現していくのか。家族とじっくり考えて、何よりも自分らしい生き方を見つけていくことが、必要だと思われます。

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