老人ホームあるいはサ高住に入居するために

女性60代 risa492002さん 60代/女性 解決済み

現在、夫が58歳10か月あと約1年で定年を迎えます。その後、5年ほどは系列会社でこれまでの半分の給与(500万円ほど)で勤務する予定です。また現在未婚の長女がおり、ネットで仕事をしており収入は不安定です。そこで、私ども夫婦は、晩年に自力で生活が不可能になってきたら、老人ホームに入居したいと考えていますが、情報を集めてみると、ほとんどは高額な入居金のほかに生活費として25万円ほどの金額が必要という記載が見受けられます。その他も雑費や医療費などもかさんでくるようです。10年以上こういった施設にお世話になる場合、どの程度の貯金を用意しておかねばならないのでしょうか。ちなみに65歳から年金を受け取るとして大体夫婦で25万円弱、夫亡き後は15万円ほどと予想していますが、それより実際は下回るのでしょうか。施設入居にあたって行政からの某かの補助などは一切ないとみなくてはならないのか知りたいと考えています。

1 名の専門家が回答しています

舘野 光広 タテノ ミツヒロ
分野 老後のお金全般
60代後半    男性

全国

2021/03/09

ご質問ありがとうございます。
埼玉県のブレイン・トータル・プランナーの舘野です。
ご夫婦で日常生活で自立することが難しくなった時に、介護サービスを備えた施設への入居を取り巻く環境に関するご質問ですね。
いわゆる老人ホームと言われている施設は2つに分類されます。
①公的機関(特別養護老人ホーム=特養)、②民間機関(特定施設入居者生活介護)。
厚生労働省「介護サービス施設・事業調査」によりますと、平成19年の介護保険施設への平均在所日数は1,465日となっています(①特養の場合です)。従って、最低でも約4年間の必要経費の算出が必要になると考えます、なぜなら特養は介護状態が重い方の利用が多いためです。
①②の入居対象は、原則として①公的機関:要介護3~5、②民間施設:自立~要介護5です。
①の公的機関に入居するためには要介護3以上の認定(原則)が必要であり、状態としては日常生活が一人で出来ない人(常時誰かの支援や見守りが必要)です。参考のために介護5に認定された場合の介護保険の支給額は月額36,217円です。この点から、公的機関の1ヶ月の自己負担額(総額)は要介護5で10万円~15万円となります。*施設のグレード(多床室~個室)によって変わります。
もし、個室を利用され年金支給額が月額15万円であれば自己負担額はありませんが、年金がそれ以下であった場合は差額の4年分以上の準備が必要となります。
②の民間施設を利用した場合も介護保険の利用が可能ですが、利用する施設によって負担額はさまざまです。現在のお住まいが愛知県ですから、愛知県での現在の相場から判断しお答え致します。
インターネットによりますと、愛知県の費用相場(平均)は、入居金55万円、月額利用料16万円(税別)と言われています。立地・設備・サービスによって相場は変化しますが、要介護の状況によって個人負担分が増減します。例としまして、要介護1と要介護5の差額は18,500円(月額)となっていました。
ご質問者様は民間施設へのご入居を希望されているようですから、入所中の自己負担額の準備は、平均額の120%を想定(安い施設であれば80%も可能)し、軽介護状態からの入所を考えた場合は8年間ぐらいを想定して下記の準備をしておく必要があります。

<利用料金>
平均利用料16万円×消費税(10%)×120%≒22万円(月額)
22万円-15万円(年金)=7万円(月額)×96ヵ月(8年)≒700万円
<入居一時金>
平均55万円×120%≒70万円           合計 770万円(一人あたり)

最後に老齢年金ですが、59歳になると「ねんきん定期便」に老齢年金の1年間の受取見込額が記載され送られてきますので確認が可能です。将来の受給金額は若干の増減はしますが大きな変化はございません。但し、年金受給の繰上げ、繰下げを選択した場合には当然のことですが支給金額が変わります。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

老後の生活費について

現在仕事をしておりますが、生活をするのにいっぱいいっぱいでほとんど貯金ができておりません。コロナの影響もあり、残業代がつかなくなってしまったことやボーナスの減額もあり世帯収入がかなり減ってしまいました。そして、今後もどうなるかはわかりません。とても老後の資金を貯めることがむずかしい状況です。そんな中で、人生100年時代と言われたりもします。今後は、定年になる年齢もどんどん上がってくるかと思いますが定年までにいくらためることができれば老後は安泰といえるのでしょうか。自宅のローンは返済住みとして考えていますが、おおよその金額について知っておきたいです。また、病気になるかもしれないことも考えて保険等にも入りたいと思っているのですがどんな保険に入るのがベストなのでしょうか。

女性30代後半 miho236さん 30代後半/女性 解決済み
梅川 ひろみ 1名が回答

持ち家のローンを一括で返済すべきかどうか

現在独身で持ち家のローンをあと7年で終了する予定です。年収は650万以上あるので普段の生活にはまったく困ることはないのですが、残りのローンの600万を貯金を下ろして一括で返済するかあと数年かけて繰り上げ返済を繰り返しながら今までのように返して行くべきか悩んでいる。ローンが返済できたら今の収入のいい職場を変えて、収入は減っても体力的に楽な仕事につきたいと思っている。今の職場を辞めるときの退職金が残りのローンの返済額にも当てられるのでそれでもいいのかと色々選択肢があり悩んでいる。住宅ローンはなるべくなら早く返すのがいいと言われているが、貯金を下ろしてても返済に当てればいいのか、貯金を下ろした途端に何かお金がかかることがあれば困るとか悩んでいるので的確なアドバイスがほしい。

女性10歳未満 demellovelycatsさん 10歳未満/女性 解決済み
吉野 裕一 1名が回答

自営業者の老後対策が知りたい

平均寿命が伸びたため、そろそろ老後の備えを考えないといけないなと感じております。現在は貯蓄性のある外貨建保険で運用はしています。ある程度まとまったお金を預金に預けていますが、自営業を始めたばかりなので運用などは一時的に休止しています。なぜならば、天候などの影響で収入に波があるからです。また、外仕事であるため仕事で使用するスマホなどが故障するトラブルもあり突然的な出費が発生することも。もう少し収入の安定性を求めたいため、在宅で効率的に稼げそうな副業を探している段階です。複数の収入源を持つ重要性をこの仕事を始めてから直に感じました。収入に波のある自営業者の老後に対する対策について、プロの視点からお伺いします。忙しい所、申し訳ございませんがご教示願います。

男性40代後半 ken197500さん 40代後半/男性 解決済み
吉野 裕一 1名が回答

自身の年金受給額は?老後の生活費はどの程度必要か?など

一般論として、年金受給額の目安のようなものは聞いたことがあるが、自分自身は、将来いったいいくらの年金がもらえるのかを確認する方法が知りたい。いわゆる公的年金と自分の場合は企業年金もあると思っているが、正直良くわかっていないので、どう調べれば良いか、といったところから教えてほしい。自分の場合は、一度転職をしており、以前の会社では企業年金があったと記憶している。今の会社は実は良くわかっていないが、それなりの規模の会社なので恐らくあると思っている。例えば、〇〇の会社で、△△年勤めたなら、◇◇円程度は貰えるはず、ぐらいの情報でも分かれば嬉しい。また、理想を言えば、老後は年金+多少趣味も兼ねた稼ぎ口を持って、ある程度自由に働く程度で生活していければ、というのが理想だが、どういう生活をすればどの程度の費用になるのか?といった参考情報などもあればありがたい。理想の生活を送るためには、いくらくらいの生活費が必要で、年金はいくら見込めて、自分ではいくら稼げば良くて、といった見通しが欲しい。

男性50代前半 さまりんさん 50代前半/男性 解決済み
松山 智彦 1名が回答

老後の資金を貯められず、焦っています

私は3歳の子供を育てている都内在住の専業主婦です。世帯年収はおよそ350万円程度なのですが、子供の学費を貯めるのが精一杯で老後のための資金を中々貯金出来ません。そもそも年収が低い上に子供の学費が家計のウエイトを占めるようになってきたので、貯金を増やすためには収入アップを狙うしか無いのですが具体的にどのぐらいの貯金額があれば老後も安心して生活出来るでしょうか。夫は既に年収アップのために転職活動と資格取得に邁進しています。私も子供が幼稚園に慣れてきたら少しでも貯金額を増やしたいので働きに出ようと思っています。出来れば社会保険に加入する形で働きたいです。老後へのモチベーションを保つためにもこれぐらい貯めておくと安心出来る目標額を教えて欲しいです。

女性30代前半 tomikas2s2s2さん 30代前半/女性 解決済み
小高 華子 1名が回答