コロナで大幅給与カット。転職したいが地方都市で良い求人がない

こんにちは、婚活FP山本です。早速ご質問についてですが、ひとまず他業種への転職は私も賛成といえます。一方で求人がないという点については、旦那様の仕事が許すなら引っ越しするか、あるいは「テレワークを前提に探す」ことがおすすめです。特にテレワークは、全国で仕事を探せるばかりか、将来的な育児との両立の観点でもおすすめといえます。なお、どうしても求人・転職先が見つからない場合は、テレワークを前提に「フリーランス（自営業）」になるのも一つの手です。ちなみに軽視されることも多いですが、接客や販売などのスキルはテレワークでも大切になることが多い重要なものといえます。きっと認めてくれるところもありますから、ぜひ自信を持って広い視野で、まずは転職先を探してみましょう。

さらに、ご質問についてお伝えします。将来的にお子様を望まれる場合は、教育費として22年総額で1400万円程度が必要です。一年あたり約64万円、月々5万円少々の貯金が必要になります。また先般、老後資金2000万円問題が騒がれましたが、実際には一般的に倍の4000万円程度が必要です。これを60歳までの約25年で準備するとすれば一年あたり160万円、月々13万円ほど貯金が必要になります。つまり、教育費と老後資金だけでも月18万円ほども貯金が必要になるため、なるべく年収を落とすような転職は控えることがおすすめです。たとえ少額に思えても、それを取り戻すのに想像以上の時間がかかることも少なくありませんからね。その一方、これから長期に渡って上記の準備を続ける必要がありますから、長く働く前提で仕事を探すことも重要です。理想としては定年後・老後さえも見据えて、それでもなお十分に稼げそうな仕事を探しましょう。

少し別角度で、ご質問についてお伝えします。転職すべきなのはその通りですが、今はコロナで時間がかかる可能性も高いです。そこで繋ぎの意味も込めて、まずは「副業」を始めてみるのもおすすめといえます。転職後の収入アップにも繋がるため、そういう意味でもおすすめです。また上記の将来的なお金は、貯金だけで準備するのは極めて大変なので、「資産運用」に挑戦するのもおすすめします。リスクはありますが、貯金より少ないお金で効率的に準備できるかもしれません。いずれにしても、転職そのものは私も賛成であり、引っ越しかテレワークで対処も可能です。一方で未来に必要なお金を見据え、働き方や転職先などは十分に吟味すべきといえます。副業や資産運用も視野に入れて、長期的な目線を忘れず、今どうすべきかを考え動いていきましょう。