年の差婚

ご質問いただき、ありがとうございます。
以前は６０歳から貰えていた年金ですが、S１６．４．２生まれ（女性は５年遅れ））の方から徐々に引き上げられ、最終的にS３６．４．２生まれ（女性は5年遅れ）の人からは６５歳の支給となります。
ですので、６０歳で退職した場合、年金が貰える年齢まで５年あるということになり、再就職しない場合、５年分のお金は貯蓄を取り崩す形になります。
その取り崩すお金は、大きくわけ生活費と教育費になるかと思います。
労働省の「厚生年金保険・国民年金事業の概況（平成30年度）」のデータによると
夫婦2人で老後生活を送る上での最低生活費は、平均22万1000円で、ゆとりのある生活をするための費用は、月額平均36万1000万円となるそうです。
相談者様の場合、まだお子様が扶養範囲内でいらっしゃいますので、例えば生活費が３０万円と仮定した場合、5年間では１,８００万ほど必要となります。
また、その生活費に教育費をあわせた金額が必要となってきます。
教育費は、主に大学の費用を考えたらいいでしょう。
大学の費用は、国公立で約５００万円・私立文系で約６５０万円・私立理系で約７８０万円かかります。

この試算を参考に、ご主人様６０歳以降のお二人の働き方を考えていかれたらよいかと思います。
人生１００年時代と言われている昨今、老後の生活も長くなってきています。
元気なうちは出来る限り働き、リタイア年齢を遅らせ老後資金をためることも、長い老後生活を送る戦略の一つだと思いますよ。