結局医療保険はどのくらいかけとくべきか教えてください

女性40代 まいとさん 40代/女性 解決済み

医療保険はどのくらい必要なのでしょうか?例えば、癌だと、どこに癌ができてしまったか、癌のステージは何なのか、転移はあるのか、治療方法の種類などによって、かかる費用は変わると思います。補償金額が手厚いのにこしたことはありませんが、子育て世代だと、なかなか毎月の掛け金ばかりにお金がかかってしまうと月々の生活が大変です。かと言って、万が一働き世代くらいで癌になった場合は進行が早いので、いろいろとお金の補償は手厚い方が良かったりします。どの程度の補償があると、家族の生活、治療費など心配せずにいられるのか知りたいです。また、万が一に治療の末に亡くなった場合の葬儀にかかる費用や、その後の家族の生活費、子供の養育費などについても、どのように補償されて行くのについても知りたいです。

1 名の専門家が回答しています

小林 恵 コバヤシ ケイ
分野 医療保険・がん保険
50代前半    男性

石川県 福井県

2021/09/06

保険を検討される際に考えるべきことは、「公的な社会保障給付の足りない部分を補う」
ということです。健康保険に加入していれば、実際にかかった医療費の3割で治療を受けることが出来ます。
さらに、健康保険には「高額療養費制度」というものがあり、例えば月収が約28~50万円の人は、月々の自己負担の上限が8万円程度、4カ月目以降であれば44,400円となっております。
(詳しくはこちらをご覧ください。https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/sb3030/r150/ )
だから、3割負担といっても実際の医療費に比例して自己負担がどんどん上がるというわけではないのです。

ただし、入院した時の差額ベッド代(個室に入った時など)や食事代、家族の見舞いの交通費など、健康保険の対象外となるものがあります。また、高額療養費制度で自己負担に上限が定められているといっても、それが何か月も何年も続くとかなり家計を圧迫することになります。(がんになった場合にはそのようになるケースが多いようです。)

更に、現在の高額療養費制度の水準が未来永劫続くという保証はありません。今日本の年間の医療費は40兆円を超えていて、保険料の負担増や診療を受けた場合の自己負担の増加という形で補わねばならないことも考えられます。今だけでなく、将来に向けて備えておいたほうがいいと思います。

さて、どのくらい入っておくべきかですが、ちょっと前までは医療保険というのは入院した場合の1日あたりの給付金で考えるのが一般的でした。だいたい1万円くらいの方が多かったようです。しかし最近では医療費の抑制のために入院が以前ほどは長くなくなっており、入院しなくても一時金などの形で給付がある保険が増えているようです。

どれくらい入るかは収入などにもよります。高額療養費制度では収入が増えれば増えるほど自己負担が大きくなるようになっているので、高額所得者の方は手厚い保障に加入されている場合が多いようです。
また、がんは一貫して患者が増えていてお金もかかるし、5年生存率が伸びる一方で療養期間も長期化していますし、近年では通院や在宅療養で治療をする場合が多いので、がんに対する保障は通常の病気とは別に考えておいたほうがいいと思います。
あと、病気やケガで働けなくなった時には収入が減少するので、この部分も考えておきたいところです。特に自営業者の場合ですと、働けなくなった場合に支給される「傷病手当金」が無いので、保険で備えておいたほうが良いと思います。

お亡くなりになった場合に第一に考えるべきは残されたご家族の生活費・養育費です。年金制度には「遺族年金」というものがあり、ご遺族の方に年金が支給されますが、それほど大きい金額ではなく、自営業の方だと国民年金なので支給される金額はかなり少ないものになります。また、配偶者の方の扶養に入っておられる場合には支給されません。葬儀に関する費用については、最近は家族葬などが増えているので、以前ほどは金額は大きくなくなる傾向にあります。

「どれくらい入ればいいか」ではなく、一人ひとりの収入や家族構成などによって最適な保障は違いますので、「自分に合った保障を考える」ことで適切な保険に加入することが出来、保険料も抑えることが出来ます。また、今既に入っておられる保険があって、今後も活用できるようでしたらその部分は残しておくべきだと思います。

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