2021/08/18

父親の遺産整理を事前にやってもらう方法

男性40代 千鳥さん 40代/男性 解決済み

私の父親は自営業をしていることから、私の把握してない不動産や株式等を結構保有しているようです。また会社自体の株式についても相続しないといけないという話も聞いたことがあります。現在はまだ健康ですぐに他界するようなことはないとは思いますがいつ急になにかあるかはわかりませんので、事前準備をしておいてもらえると助かるのですが、まだ元気なうちに相続のことをなかなか切り出すことができません。しかし、実際に残され相続税で苦しむことだけは子供として避けたいです。なにかしら前向きに遺産について考える、残されたもののことを考える機会をもうける方法があれば、ぜひ教えてほしいです。今は終活という言葉も出回っていますのでどこかでそういう機会に触れるようなアドバイスがほしいです。

1 名の専門家が回答しています

佐藤 元宣 サトウ  モトノブ
分野 相続・介護
40代前半    男性

全国

2021/08/20

質問内容を一通り確認させていただき、質問全体から回答者が率直に感じたことも含めて回答を進めていきます。

はじめに、今回の問題を解決するためには、まずもって「質問者様の父親が保有している財産状況および債務状況の把握」をすることが、極めて重要だと感じています。

このように感じる理由は、質問者様が懸念されている相続税の問題を解決するためやスムーズな相続手続きを行うために、財産状況および債務状況を把握することは、どうしても必要になる重要情報だからです。

そのため、質問者様と父親の普段の関係性にも左右されると思いますが、仮に、直接伝えられるのであれば、終活の一環として、エンディングノートなどに、財産状況および債務状況をまとめて残してもらうことが望ましいと感じています。

ちなみに、回答者が気になっていることとして、父親は自営業であることから、毎年、所得税の確定申告を行っていると考えられ、同時に、事業にかかる会計帳簿の作成もしているものと思っています。

仮に、父親が青色申告者で、青色申告決算書を作成している場合、その中にある「貸借対照表」を確認することで、ある程度の資産状況および負債状況を確認できるため、場合によっては、質問者様が把握できていないものを知ることができるでしょう。

回答者としては、貸借対照表の内容を確認し、その書類に記載されているもの以外の財産および債務がないかどうかを直接父親へ確認できることが最も望ましいと感じています。

最後に、父親の財産および債務状況がわかることで、相続税がかかることになるのかどうか?を大まかに知ることができ、相続人同士がもめないスムーズな相続手続きの段取りもできるきっかけになると思います。

仮に、質問者様の父親が、毎年の税申告を税理士へ依頼しているのであれば、その税理士へ貸借対照表に記載されている資産および負債状況の説明を受け、合わせて、相続税についてもお聞きになることが望ましいでしょう。

なお、回答者と致しましては、父親は生命保険に加入しているのかどうか?も必ず確認しておくべきだと思っています。

なぜならば、父親が死亡したことによって受け取れる死亡保険金は、金額および保険契約の内容によって、一部、相続税の非課税財産となる場合があるほか、相続税の納税準備金対策として極めて有効だからです。

そのため、少なくとも、下記の項目を確実に把握しておくことで、質問者様が抱えている今回の問題を解決するための1つの材料になることは確かと言い切ります。

・生命保険に加入しているのかどうか?
・死亡保険金は受け取れるのか?
・誰が保険金受取人なのか?
・金額はいくらなのか?

相続税および相続対策は、質問者様がご存じの通り、早めに行っておくことがとても大切になるため、疑問点や不明点が解決されない場合は、税理士やFPなど、各種専門家の協力を得ながら対策を取っておくことが望ましいと言えます。

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