投資信託案件の選び方と株で儲ける仕組みの説明

男性50代 KATSUさん 50代/男性 解決済み

月額配当の投資信託をしていますが、中々当初想定の金額に達しません。月額配当の投資信託は価格を取り崩して配当をだしているので結果的に儲からないと聞いたこともあります。やはり月額配当の投資信託では貯蓄は増えないのでしょうか。もし増えるとしたら、月額配当の投資信託に仕組みを教えて欲しいです。又、月額配当の投資信託でない案件で儲かる仕組みが理解できていません。こちらも教えて欲しいです。
株での儲け方もわかりません。やはり株で儲けるには、日々株価を確認して頻度よく売買をしないと儲からないのでしょうか。配当や株主優待では、それほど儲かるとは思えません。
基本的には、1回のアクションで積み上がっていく儲け方を知りたいのですが、もしそれが無理であれば、費用対効果(労働力に対して効果がある)がいいお金のため方をご教示いただきたく、よろしくお願いいたします。

1 名の専門家が回答しています

山口 雅史 ヤマグチ マサフミ
分野 お金の貯め方全般
50代後半    男性

兵庫県 岡山県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県

2021/06/24

月額配当=毎月分配型・毎月決算型と呼ばれる投資信託になります。これらの銘柄は収益が上がりにくい仕組みになっていることは事実です。その理由は大きく2点、挙げられます。

1点は運用で毎月収益が上がるとは限らないからです。投資信託の分配金はファンドマネージャーの判断で分配金額が決定します。「この投資信託の分配金は毎月100円」となれば、運用実績が良くても悪くても100円の分配金を出さなければなりません。分配金の額は実際に運用を行ってから決めるのではなく、作っている段階で決定し所管官庁に提出しなければなりません。所管官庁はこれらの計画(目論見書)を検討し、投資信託の運用や販売を許可します。そのため、運用が好調な時は運用益や配当から分配金を出すことができますが、運用実績が悪かったり運用している商品の配当がゼロや減配となった場合は資産額を削って出さなければなりません。これが、「取り崩して配当をだしている=タコ足配当」です。例えば、基準価格1万円で購入、月の分配金額が100円とします。分配日前日の基準価格が10050円とします。ここから100円分配しますので基準価格は9950円となります。この時点で基準価格は元本割れになります。運用で10050円のように少しでも収益が上がっていれば良いのですが、運用が悪く、基準価格が下落していたら、下落が続いていたらどうなるかは想像できると思います。

もう1点は複利の効果を期待できないことです。複利運用は元金から得られた利益を元金に組み込み、それを元金として運用益が得られる仕組みです。しかし、毎月分配金では収益を手元に引いてしまうため、良くても単利の運用にしかなりません。「人類の20世紀最大の発明は、複利だ」、相対性理論で有名なアインシュタインの言葉です。複利は最初のころはあまりその効果を実感できませんが、ある日突然にその効果が表れます。その効果は幾何級数的なものになります(100万円を年率7%で複利運用すると、100年後に資産額は8億円を超えます)。

毎月分配型は上記した理由により収益が上がりにくくなっています。最近多くなってきている予想分配金提示型も同じような仕組みとなっています。

株式の件ですが、売買回数が増えると手数料がかさむため、結果、収益は悪くなる傾向が強まります。株や投資信託で簡単に収益を上げる方法は「バイ・アンド・ホールド」です。過去のデータでは、株式は17年以上保有することによって元本割れを含めたリスクは軽減されます。「株を買ったら、無人島に行きなさい」、投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェット氏の言葉です。
配当や株主優待では大きく増えることは期待できませんが、成長企業であれば株式分割や増資などで株数そのものが増える可能性があります。株数が増えれば、将来の配当額もふぇることが期待できます。ある意味で、複利と同じ効果が期待できることになります(但し、そのような銘柄を探す必要はあります)。

お金は24時間働いても疲れません、運用はお金を働かせることです。自身の労働を加えると2馬力で働いていることと同じになります。
時間や複利の効果を味方につけるよう頑張ってください。

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