収入が低くて将来が不安すぎます

2,000万円というのは、あくまでもご夫婦の老後の平均的な生活費に対し、年金収入では足りない金額の目安に過ぎません。

「老後を迎えるまでに実際いくらの貯金が必要なのか」と心配なさっている方は多いのですが、暮らし方は人それぞれですので、誰もに当てはまる金額をお答えすることは困難です。

しかし、毎月のお給料とボーナスから着実に貯めておられるとのことですね。

そのように堅実に家計管理をなさっているのであれば、おそらくご心配は無用です。

誰しも大きな病気にかかるリスクはありますが、日本の社会保障はそれなりに充実しています。

過度に不安になられないで、これからも健康に過ごすことを心掛けていきましょう。

お給料自体が安いとお考えのようですが、介護のお仕事は、おそらくこれからもなくなることはないはずです。

AIの進展により、今の職業の半分は将来なくなるとの未来予想もあるほどなのに。

健康に気を付けて、これからも真面目にお仕事に取り組んでいかれる限り、過度に悲観される必要はないでしょう。

なお、「資産を1000万円以上持っていると施設入所する時に多くお金をしはらわなければならない」との内容は必ずしも正しくないと思いますが、お金を持っている人が少し多めに負担するというのは、正しい方向性であると考えます。

これからますます高齢者が増え、税金や保険料を主に支払う働き手が減っていきますので、余裕がある人が多めに払うなど、高齢者同士も助け合っていかないと介護の制度が成り立たなくなっていくためです。