中古か新築がどちらがいいのか?

女性30代 yuuk0103さん 30代/女性 解決済み


私の夫は自営業でパソコンがあれば作業できる為リビングでいつも仕事しています。
今は2DKの間取りのアパートに暮らしていますが、ここ最近子どもが産まれかなり窮屈になってきました。
旦那の仕事関係の道具や資料の置き場、赤ちゃんのオムツを変えたり寝かせておくスペース、そして夜は隣の部屋で子どもを寝かせた後は静かにしていなければならないなど、我慢することが増えておりそれなら引っ越そうかと話しています。
夫が自営業というのもあり中古物件をずっと探しているのですがなかなか見つからず、多額のリフォーム代を払わなければいけない様な状態の物件しか見つかりません。
かと言って、新築を建てようという話にもなりますがやはりお金がかかりますしなかなか一歩踏み出せずにいます。
中古物件を購入してリフォームしてもやはり土台は古いままですし修繕費もかなりかかるかと思いますが、その点新築は新しいので長い目で見るとなおさら新築の方がいいのではないかと考えております。
世帯年収で言うと600万円いかないくらいなのですが、どちらが合っているのでしょうか?

2 名の専門家が回答しています

水上 克朗 ミズカミ カツロウ
分野 住まい選び・マイホーム・住宅ローン
60代後半    男性

東京都

2021/04/18

新築と中古のどちらが良いか、ということですが、新しいか古いかということだけでなく、物件に求める条件は個人のライフスタイルや考え方により変わるため、どちらが良いかはひとことでは言えません。住宅を購入する際には、新築と中古、それぞれのメリット・デメリットをしっかりと把握し(後述します)、自身の住宅に求める優先順位を決め(1.住居の広さ、2.周りの自然環境、3.災害のときなどの安全性、4.資産価値など)判断することが大切になってきます。すべて自分に合った物件は、限られたお金の範囲では、一般的には、なかなか見つからないことも理解しておきましょう。

次に買える家の値段ですが、あくまでもおおよそですが、税込み年収の5倍が目安です。世帯年収が600万円なら、目安として、3000万円前後の家を探すことです。
この3000万円を目安として、新築住宅の購入価格と中古住宅の購入+リフォームまたはリノベーションの合計額とを比較し、自分の最適な方を選ぶのもひとつの方法でしょう。

それでは、あらためて、新築の主なメリット・デメリットを見ていきましょう。

【新築メリット1】最新設備をそなえた家に住める
断熱性や気密性、耐震性など住宅の性能に関わる部分は年々と進化しています。たとえ、数年の違いであっても、新築住宅を購入した方が家の性能が高くなる可能性があります。
【新築メリット2】税制優遇を受けやすい
たとえば、住宅ローン控除は「借入れから13年間、住宅ローン年末残高1%分、所得税と住民税から控除を受けられる」という制度ですが、中古住宅で築年数25年超え(木造の場合、築20年超え)の物件の場合、耐震性能を有していることを証明できなければ住宅ローン控除の適用を受けることができません。
【新築メリット3】住宅の維持費用が安い
新築住宅は設備が新しく故障しにくいため修繕費がかからない、高気密・高断熱のため光熱費が安くなるなど、住宅費の維持費用を抑えることができます。住宅を検討する際には、購入時の費用だけでなく、こうしたランニングコストまで考慮しておくことも大切です。

【新築デメリット1】価格が高い
新品で住宅性能が優れているため価格が高いというだけでなく、新築というだけで10~20%程度割高になる「新築プレミアム」(モデルルーム設営費や広告費などを建築費に上乗せして価格を設定)の要素も影響しています。
【新築デメリット2】入居後に発生するリスクを事前に知ることができない
たとえば、中古物件の場合は、騒音の度合いや修繕計画などについて事前に確認することができますが、新築の場合は予測することしかできません。
【新築デメリット3】希望のエリアに住めるとは限らない
人気エリアで、希望の広さや間取り、内装の物件を見つけることのハードルは高くなります。さらに新築は価格が高い分、人気エリアだと手の届かない価格になってしまうこともあります。

次に、中古の主なメリット・デメリットを見ていきましょう。
【中古メリット1】新築より価格が安い
新築に比べ古かったり、経年劣化している物件もありますが、リフォームやリノベーションで新築と同じように快適な空間をつくることができます。
【中古メリット2】管理状況から建物の価値を判断できる
たとえば、外壁や屋上にひび割れが発生したまま放置されると、建物の寿命は縮まります。しっかりと管理されているかどうかを購入前に確認できるのが中古物件のメリットです。

【中古デメリット1】設備が古い
すべて新品の新築住宅と比較すると、故障の可能性が高くなるため、修繕コストがかさむことが考えられます。
【中古デメリット2】耐震性能に注意が必要
1981年6月に建築物の耐震基準が見直され、それ以降に設計された建物は基本的に「新耐震基準」にのっとった設計となっています。なお、管理状況や建築後の耐震改修・耐震補強の有無などによって建物の性能は違ってくるため、新築時の耐震基準だけでなく建物の修繕の履歴や計画をしっかり確認するようにしましょう。

ここに触れたメリット・デメリットは、あくまで一部で一般的なものです。実際には、立地条件や物件の規模など、その物件ごとにメリット・デメリットが異なってくる可能性もありますので、今度は、新築を中心に、ともかくいろいろな物件をあたって見ることが大切でしょう。
適当な物件が見つからないときは、場所の変更も検討しましょう。その際、価格が安くなるからといって駅から遠い物件を選ぶと、長い目で見て資産価値は下がりやすくなります。住宅は人生の中で最も高い買い物ですので、住み心地に加え、資産価値の維持も視野にいれて選択することが大切です。

齋藤 岳志 サイトウ タケシ
分野 住まい選び・マイホーム・住宅ローン
40代後半    男性

東京都 神奈川県

2021/05/09

yuuk0103さん、はじめまして。
ご相談内容、拝読させて頂きました。

お子様が産まれての住み替え、そして、
新築か中古かで悩まれている点、お気持ち
大変良く分かります。

1つの考え方の参考として、聞いて頂ければと思います。

最初に決めると良いと感じること、それは
「場所」と「広さ」です。
室内のリフォームなどは、極端な言い方をすれば、
購入後でも、yuuk0103さんのお考え次第で、
いつでも行うことが可能です。

その点、場所(立地)や広さという点に関しては、
後から自分たちのお気持ちで変更できないからです。

駅からの距離、どのような広さの部屋にしたいか、
この点が最初に検討されるポイントではないか、と感じます。

その次に、価格。

相談内容にもありますが、中古であれば、リフォーム費用も
含めて、価格は考えられると良いかと思います。
購入時にリフォーム費用も含めて考えておくと、後から
リフォームされる際にリフォームローンを組んだりせず、
住宅ローンを組む中に、リフォーム費用も含めて考えられるからです。

設備面だけで言えば、中古は新築にはかなわないと感じます。

同じような場所に、同じような広さの中古と新築があって、
価格的にも、そこまで大きな差がないようであれば、新築を
選ばれる方が良いかと思います。

ただ、全般的に、利便性の良い場所であればあるほど、中古物件の
方が多いと思います。

駅を中心に、駅から近い所から、建物は建てられていく傾向が
あるからです。

例えばですが、
駅徒歩5分、65㎡の中古
駅徒歩13分、70㎡の新築
であれば、どちらを選びたいと感じますか?

上記は、値段を勘案していませんが、駅からの距離や広さと
いう点で、yuuk0103さん達であれば、どっちがより自分たちの
希望に近いか、などを、いくつかのパターンで検討してみて、
新築が良いか、リフォーム前提で中古を選ぶかなど、
考えていかれると、よりyuuk0103さん達にとっての
最適な住まいに対する考え方が固まっていくのではないか、と
感じます。

以上、少しでもご参考になれば幸いです。

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