はたして働かずに暮らすことはできるのか

女性30代 makeinuxさん 30代/女性 解決済み

20代後半の私が幼い頃から少子高齢化と騒がれていましたが、今では、年金は貰えない、老後暮らしていくには何千万円必要、定年が伸びる、など今必死に働いている世代にとっても、これからを担う子どもたちにとっても、どんどん生きづらい状況に追い込まれていると思います。
しかしながら、死ぬまで働くわけにもいかないので、不安なのは仕事を辞めたら生きていけるのか、こどもを育てたとして、仕事を辞めて生きていけるほど貯蓄をする余裕があるかです。
正直、年金に関しては諦めていますが、毎月こんなに払っているのにと憤りを感じずにはいれません。
ただ、今後、今のこどもたちはもっと高額な年金を払わなければいけない可能性があるのか、もしそうなったとしてこどもたちが老後年金をもらうことはできるのか、と考えると正直子どもの将来への不安が大きく、子どもを増やさないともっときつくなっていくことは分かってはいても、子どもをつくることを躊躇してしまいます。
今後、日本は、日本に住む定年以降の退職者はどうなってしまうのでしょうか?

2 名の専門家が回答しています

山本 昌義 ヤマモト マサヨシ
分野 老後のお金全般
40代前半    男性

全国

2021/04/15

こんにちは、婚活FP山本です。早速ですが、ご質問についてお伝えします。まず老後の年金というのは国が保障している制度ですから、減額されることはあっても、もらえなくなるというのは考えすぎです。ただし先般、老後資金2000万円問題が騒がれましたが、現在の水準でも年金だけでは老後は生活できず、しかも実際には一般的に倍の4000万円程度が必要といえます。とはいえ、この4000万円を貯蓄できている高齢世帯は2割にも満たないのが実情です。つまり、ただ働いているだけでは十分な老後資金は貯められないため、それを上回る計画的な準備が必要といえます。まずは基本として、しっかり実情を理解しておきましょう。

続けて、お伝えします。上記の4000万円を仮に60歳までの約30年で準備するとすれば、一年あたり約133万円、月11万円ほど貯金が必要です。また教育費は、22年総額平均で1400万円ほど必要になります。22年で平均的に準備するとすれば一年あたり約64万円、月5万円ほど貯金が必要です。つまり、仮に子供を2人ほど授かれば、老後資金と合わせて少なくとも月21万円ほど貯金が必要になります。この金額は一般的に、正社員の共働き夫婦でも簡単に貯金できる金額ではありません。ただ逆にいえば、夫婦で共働きしつつ計画的な行動を心がければ十分に準備できる金額です。今や共働きが普通に必要ですから、これを前提に今後を考えましょう。

少し補足させて頂きます。上記の通り、将来的に必要なお金は極めて高額なので、ただ働くだけでは足りず、節約でも基本的に足りず、どうしても「相応の年収アップ」が必要です。年収アップの基本は出世か転職なので、常にこれらを意識した努力が必要といえます。また貯金だけで備えるのは極めて大変なので、「資産運用」に取り組むことも大切です。リスクはありますが資産運用なら、仮に5%運用できれば一年あたり約60万円、月5万円ほどで30年後に4000万円を準備できる計算になります。確かに今は昭和の頃と違って生きにくい時代です。しかし今でも努力次第で十分に明るい人生を歩めます。ぜひそのような明るいライフプランを設計し、まだ若い今のうちから計画的に動いていきましょう。

前佛 朋子 ゼンブツ トモコ
分野 老後のお金全般
50代後半    女性

栃木県 埼玉県 東京都 神奈川県

2021/04/15

ご質問ありがとうございます。高齢者に支払われる年金は、今現役で働いている人たちが納める保険料や、年金で使われなかった分を積み立ててきたお金が使われています。しかし、急速に少子高齢化が進む今、このままでは現役世代の負担が増える一方なので、2016年に年金法が改正されて、今後も年金をもらえるようになる対策は取られています。なので、私たちが負担する保険料が今後大きく増額になることはありませんが、年度によっては前年より老齢年金額が減る場合はあるかもしれません。政府もこれから先の年金制度については考えているので、これから生まれている子どもに大きな負担が生じるとは現時点では考えられません。

ただし、老後の生活を年金だけでまかなうのは難しいかもしれません。老後、どのような生活になるのかは個人個人の問題なのでわかりませんが、病気だけでなく介護のリスクも生じます。そのため、退職して老後の生活費を補てんし、リスクに備えるための貯金は必要です。とはいえ、20代から老後資金の貯金はできないかもしれません。なぜなら、老後資金よりも前に、もっと必要になるお金が出てくるからです。住宅資金、子どもの教育資金、趣味や余暇を楽しむためのお金、スキルを磨くためのお金、臨時支出に備えるお金、災害時のお金など、いろいろなケースが出てきます。そのため、今のうちから収入の一部を貯金する習慣を持っておいた方がいいでしょう。その貯金習慣が、将来の老後資金の準備につながります。また、これから生まれてくる子どもたちも、貯金習慣を身に付けることで、長い人生の生活ができるようになると思うのですが、いかがでしょうか?

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

東京と地方では老後の生活費がどれくらい違うか?

現在東京に住んでいますが、老後の生活を考えると地方に移住したほうがいいのかもと思っています。現在の国、政治家を見ていると年金もまったくあてにできないので、少しでも支出を抑えれるのであれば地方で生活したほうが健康、気持ち、金銭的にも良いような気がします。そこで、東京と地方では生活にかかる費用は幾らくらい差がでるのか、医療、交通機関などはどれ整っているのかなど具体的に比較し、教えてほしいです。さらに、東京で老後暮らしていくために必要な金額(予想できる範囲で税金の上限、公共料金の値上げ、物価の変動をふまえて)と地方での生活費を月単位、年単位で比較してもらえると助かります。また、これから始めてもある程度貯蓄や財産を増やせるような投資があれば教えてほしいです。

男性50代後半 STR0さん 50代後半/男性 解決済み
小林 恵 1名が回答

老後は一体いくら自分は必要なのか知りたいです

現在は40代前半の独身ですが、今後老後のために自分は一体いくらぐらいの資金を老後65歳までに貯めていけば良いのか具体的な資金が分かりません。一般的には老後までに2000万円は貯めておく必要があると言われていますので、その金額を一つの目標にしています。ただ自分としては老後生活で2000万円というのは少ないような気がしますが、ですがそうは言っても現実的に2000万円も貯められるかどうか不安です。そこでファイナンシャルプランナーの方に自分のライフスタイルを一度見てもらって老後までにどのくらいの資金が必要なのかシミュレーションをしてもらたいです。そうすることで、老後の目標金額を明確に決めることができます。

男性40代後半 マックス99さん 40代後半/男性 解決済み
吉野 裕一 1名が回答

親の介護費用は平均で総額いくらほど必要?

現在両親と同居しています。今は二人とも健康体で元気でいてくれていますが、あと数年もすれば確実に介護の検討が必要になるのだろうと感じております。私は一人っ子で、両親の介護は私がすることになります。老人介護施設等のケア施設に入所などといった事態に備えるためには、総額いくらほどの支出を覚悟しておく必要があるでしょうか。可能な限り市町村運営の低価格施設を利用したり、介護保険の範囲内で利用できる介護サービスはすべて利用したとした場合の平均総額などの統計があれば、お教えいただきたいです。

女性30代後半 hayさん 30代後半/女性 解決済み
山本 昌義 1名が回答

リバースモーゲージの仕組みを知りたい

私は30代後半の年齢の会社員で、年収は600万円です。賃貸マンションで生活しており、妻と小学生の子供がひとりいます。ときおり、妻とは老後の生活について話し合っています。具体的には、老後の生活資金についてです。ぼんやりとしたシミュレーションをすると、どんなに頑張っても65歳の定年退職時に手元に残っている貯金額は2000万円には届きません。このため厚生年金を夫婦で受給するようになったあとは、貯金を少しずつ切り崩すことになりそうです。妻とは「老後が不安だね」と話しあっているのですが、あるとき、複数の銀行が自宅を担保にして高齢者にお金を融資し、所有者である高齢者が亡くなったあとは金融機関が自宅を処分することで、融資取引が完了するサービスがあることを知りました。リバースモーゲージというサービスらしいです。私たち夫婦も近年中に住宅を購入する予定ですので、老後にこのサービスを利用可能と想定しています。ここで相談なのですが、具体的なサービスの内容を知りたいです。リバースモーゲージの金利や、存命中に融資限度額いっぱいまでお金を借りきったあとは、自宅はどうなってしまうのかなどです。人生の最期は、自宅で終えたいと思っているため、詳しい内容を教えてください。

男性40代前半 rokumaru638さん 40代前半/男性 解決済み
水上 克朗 1名が回答

老後資金を貯められるのか不安

老後資金は二千万円必要だとよく聞きますが、このコロナ禍で収入も減り老後資金を貯められるか不安でたまりません。現在独身で収入は年収300万まで減りました。社会人まだ2年目ですが一年で100万円ペースで貯金はできています。積み立てニーサなどを使い現在貯金は180万ほどです。投資3割での貯金をしております。奨学金を借りているため、収入が戻っても年120万程度が貯金の限界だと思います。将来的には結婚も考えておりますが、このままの貯金ペースで問題は無いのでしょうか。また投資と貯金の割合はいかがでしょうか。投資の割合を増やす増やそうと思っているのですがリスクを負うことにもなるので悩んでいます。また結婚した際には戸建てを購入した方がマンションを購入するよりも手放したときの資産にもなると考えると戸建てを購入が良いのでしょうか。

女性20代後半 masumi555さん 20代後半/女性 解決済み
松山 智彦 1名が回答