2021/04/08

日本郵政がどうして保険なんてやっているのですか?

男性30代 ラボレムさん 30代/男性 解決済み

日本郵政がどうして簡易保険を未だに続けているのかよくわかりません。郵便局と保険業がどうしてつながっているのかよくわかりません。同グループにゆうちょ銀行があるので銀行と保険でシナジーは見込めるのでしょうが、それでもこれだけ大きな組織、そして財政赤字、不適切販売問題などの問題の温床になっているかのように見受けます。元々はなにか社会課題を解決するために国策として生まれたのかもしれませんが、民間保険も充実している現状ではもう不要なのでは?という疑念も尽きません。小さいところを言えば郵便局に行くと郵便とゆうちょと簡保で窓口が分かれていて、更に平日と休日で窓口が変わるのでたまに行くといつも間違えるので私は辟易してしまいます。簡保の仕組みやその由来、民間保険との違いや簡保の将来展望などがあれば是非お伺いしたいです。

1 名の専門家が回答しています

山口 雅史 ヤマグチ マサフミ
分野 保険全般
50代後半    男性

兵庫県 岡山県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県

2021/04/11

 日本で生命保険を紹介したのは福沢諭吉で、その後、1881(明治14)年に欧米の近代保険制度を手本とした生命保険会社が設立されました、明治生命(現・明治安田生命)です。その後、1990(明治23)年頃までに多くの生命保険会社が誕生しています。当時の保険は誰でも加入できる現在の保険と異なり、一部の階級人しか加入できない制度でした。1916(大正5)年、日清・日露戦争や欧州で第1次世界大戦勃発などを背景に、加入制限なし、政府の保障がある簡易保険が誕生しました。加入の際に医師の診断や職業上に制約がなく簡単に入れたことから「簡易」と付いたそうです。所管官庁は逓信省(後の郵政省)、販売チャネルは郵便局の窓口でした。

 簡易保険は保険業補ではなく簡易生命保険法によって規定されていたため、様々な公的サービス(簡保の宿)や非常取扱い(災害時のテク別取扱い)があったこと、加入保険額低かったことで保険料も低く抑えられていたことも人気の理由だったようです。「政府の保障=お上のお墨付き」というイメージもあったようです。高齢者に簡易保険加入者が多いのはこのような時代背景からと思われます。
 2007年、小泉内閣下で郵政民営化となり、簡易保険の新規加入は終了しました。民営化以後は保険業法に基づく民間生命保険(政府保証なし)となり、「株式会社かんぽ生命保険」が誕生しました。しかし、民間化したことで、身近にあった窓口が少なくなり利便性の低下が危惧されたことから窓口(募集や諸手続き)はそのまま郵便局に継承されました。2008年にリーマン・ショックから世界的金融危機が席巻したことで、簡易保険が民政化したことで人員削減や規模縮小で大量の失業者を出すことを政府が嫌ったこともありそうです。

 簡易保険の将来展望ですが、決して明るいものではないと考えます。これは簡易保険だけではなく生命保険全体にも言えます。新型コロナで通信デバイスや技術が大きく進化、ビックデータ解析が容易となったことが大きく影響します。生命保険では健康な人が支払う保険料が、健康でない人がかかる費用を賄っています。つまり、健康な人が不必要に高い保険料を負担している状況、不公平な状況になっています。一部の不満を持った人たちがデータを共有し、同じような体況の人が保険を作ってしまったらこれが主流となる可能性は高いと考えられます。体況等のデータはアップルウォッチなどの携帯端末デバイスから収集可能です。このデータに基づく加入や管理をブロックチェーンを活用しクラウド上で行えば、ほとんどの保険会社はいらなくなります。このようななれば、簡易保険は真っ先に餌食になる可能性が高いと思います。

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2021/03/09

発症後の保険加入について

現在アラフォーの夫婦です。妻が20代後半で二人目の子供を産んだ後に、関節リウマチと診断されました。私自身の生命保険・医療保険はしっかり入っていたのですが、妻の保険については経済的に安定していなかったこともあり、もう少し落ち着いたら見直そう、という感じで、簡単な死亡保障のある保険しか入っていませんでした。そんな中、先日私の母ががんで亡くなり、妻の保険についてもしっかり見直したいと考えるようになりました。しかしながら、病気は継続して治療中であり、抵抗力を抑える薬も服用しているため、なかなか普通の保険の審査は厳しいのではないか、という話を知人から聞きました。最近では持病があっても入れる保険、というものもあるようですが、一度その認定を受けてしまうと今後大変だ、という話も聞くので、どうしたらよいか悩んでいます。今後のために、現在の持病以外の病気・ケガ・がんなどに対応できる保険に加入したいと考えていますが、どのような方法で、どのような保険に入るべきか、ご教示いただきたいと思います。

男性40代前半 neko7969さん 40代前半/男性 解決済み
松山 智彦 1名が回答
2021/03/09

医療保険や生命保険は複雑過ぎて悩んでいます。

保険会社の医療保険や生命保険のパンフレットを見てもいまいちよく理解できません。キャッチコピーは魅力的でもよくよく細かなところまで見ないと、後々保険請求をする際に条件を満たしていないといったケースもあります。素人ではこうした細かな点まで気が回らないので、医療保険に加入する際には保険に詳しいファイナンシャルプランナーの方に相談したく思います。自分の置かれた状況では、どの保険会社のどういった保険商品が良いのか考えて欲しいです。それと医療保険だけでなく生命保険に関しても医療保険と同じように素人では複雑過ぎるので、こちらに関してもファイナンシャルプランナーの方に相談してから加入していきたいです。医療保険も生命保険も必要性を感じていますので、より自分に適したものに加入したいです。

男性40代後半 マックス99さん 40代後半/男性 解決済み
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2021/03/17

保険の見直しはどこで相談すればいいのか

現在、生命保険と医療保険に加入していますが、加入してからもうすぐ10年が経ち、保険会社から「更新のお知らせ」の通知が届きました。内容を読むと、今までより支払う保険料が月々5000円以上高くなるようです。正直、老後資金や子どもの教育費を考えると、保険料の値上げは家計に響いてくるところなので、他の会社の保険に見直しをしたいと考えています。ですが、保険会社は非常に多く、また出している商品も様々なので、保険に詳しくない私が比較検討するのはとても難しいと感じています。今、加入している保険会社の担当者に聞くと、きっと「うちの会社の保険をこのまま継続してください」と言われるのは目に見えています。私としては、保証額が若干少なくなったとしても、月々の保険料を低くしたいと思っているのですが、どこに相談すれば、自分たちに合った保険を紹介してくれるでしょうか?

女性50代前半 f4n8dj0206さん 50代前半/女性 解決済み
松山 智彦 1名が回答
2021/03/09

勧められるまま入りすぎて、保険貧乏になっているのでは?

結婚して子供が1人生まれた後、夫の職場の先輩の奥様が保険会社にお勤めということで、すすめられるまま色々と加入した保険。現在加入しているものは、子供の人数分の学資保険と、私の女性特約のついた医療保険(乳がん家系なため)、そして夫の収入保障、積立型の生命保険、掛け捨ての医療保険2つ。加えて、職場の互助会でも夫と私の遺族付加年金に加入しているそうです。一つ一つは数千円でも、全部合わせると月に3万円近い出費に。子供も3人いることだし、夫に何かあった時の為に保険は手厚く…と思う反面、夫は病弱な私と違ってお酒も煙草もやらない、スポーツマンの健康優良児。大病の家族歴もなく、万一の事があるとすれば不慮の事故くらいで、正直言って掛け捨ての医療保険に入り過ぎなのでは?誰かに事故に遭わされたのならあちらから補償もされるはずだし、職場の見舞金も出るし、保険料分普通に貯金しておいた方が元が取れるような…という気持ちにもなっています。夫も私も29歳、未就学児が3人で、夫の手取りは500万、私は専業主婦で内職で年間20万に満たない程度の収入です。看護師の資格があるので、数年たって子供が全員幼稚園に入れば、短時間のパートとして働きに出ようと考えています。現在の我が家の状況では、どの程度の保険(保険料・保障額・加入数)がベストなのでしょうか?

女性30代前半 amagaeru1991さん 30代前半/女性 解決済み
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2021/04/05

掛け捨ての保険っていいのか悪いのか

掛け捨ての保険は掛け金が少ないですが、保証は高いのが一般的だと思います。一方、積み立て型のものは掛け金は多いですが、貯蓄型になっていて満期にいくらかもらえるものがほとんどだと思います。私の考えでは若いうちは掛け捨てタイプの保険に入っておいて、家族に保証をたくさん残せるようにしておくのがいいと思っています。ある程度お金ができ余裕ができたら、積み立て型の保険に切り替えるのがいいのかと考えています。しかし一長一短ですべてを満たす保険というのは存在しない気がいたします、まず上記の認識が一般的に正しいのか、それとももっと良い方法があるのかファイナンシャルプランナーの方にお聞きし、お知恵をいただけたらと思っております。

男性50代前半 muramatsuhyさん 50代前半/男性 解決済み
吉野 裕一 1名が回答