ふるさと納税について

女性20代 maoj08さん 20代/女性 解決済み

現在、CMにてよくふるさと納税を推進するものを見かけます。元々職場の先輩がふるさと納税をしており、自分の好きな食べ物を貰うことができたという話をきいていたために興味は持っておりましたが、いざインターネットにて調べてみるとふるさと納税をするサイトだけでもいくつか種類があり、どのサイトを選べば良いのかがわかりませんでした。
また、今年度は派遣社員にて収入がある程度あったから良いのですが、来年1年は育休という形でなかなか働くことができないためにふるさと納税の上限金額が激減してしまうために、自分のできる範囲で納税できる商品はないのでは…と不安になります。
いまいちふるさと納税の仕組みを理解できていないために上記のような不安が生まれるのだと思いますが、ふるさと納税をすることでのメリットやデメリット、また主婦でもできるふるさと納税があるのかを教えて欲しいです。

1 名の専門家が回答しています

松村 勝宜 マツムラ カツノリ
分野 税金・公的手当・給付金・補助金・助成金
50代前半    男性

全国

2021/03/17

ふるさと納税とは、住民税を現在お住まいの自治体に納める代わりに、故郷に寄附するという仕組みです。その際の故郷とは、必ずしも自分の地元でなくてもよく、応援したいと考える自治体を任意に選んで寄附することができます。寄附先の自治体の数は問いません。
自分の意思で住民税の納税先を選べるということこそが最大のメリットであり、単に納税先が変わるだけのことですから、本来は特にデメリットはないはずです。
ところが、このようなとても素晴らしい仕組みであるはずなのに、お礼に食べ物などがもらえたりするばかりに制度の「お得さ」だけが注目されてしまい、本質が見失われてこの上なく残念なことになっている現状があります。
例えば、仮に住民税額が10万円だとして、その金額を今お住まいの自治体とは別の「ふるさと」に寄附するとします。すると、後でその自治体から「返礼品」が届くのです。その返礼品が3万円相当の食べ物(例えばメロン)だったとすると、「実質2,000円の負担で、3万円のメロンがもらえておトク!」となるのです。
ただし、お金の流れはやや複雑で、この例であれば先に10万円を手元資金から寄附先の自治体に送金し、翌年の税額が9万8千円少なくなるという形で完結します。
ご相談者さまの場合は、1年間育休であれば住民税は発生しません。上の例なら、10万円を寄附して、お礼に3万円相当のメロンを受け取ることになりますが、税金はゼロ以下には減りませんので、「おトク」にはなりません。10万円で3万円のメロンを買うことになります。単にメロンが欲しいだけなら、くだもの屋さんで3万円を支払って、3万円相当のメロンを買った方がよさそうですね。
ですから、ふるさと納税はそもそも不安が生まれるような制度ではありません。主婦の方でもお好きなだけふるさと納税ができますが、「おトク」にはならないというだけのことです。
ちなみに、CMを流してふるさと納税をガンガン推進しているのは、自治体から手数料収入をがっぽり得ることができる、サイト運営業者です。「おトク」な返礼品を用意していない自治体からお金が流失し、間接的にサイト運営業者に流れている構図ですね。
制度の本質がこれ以上ゆがめられてしまうと、この本来素晴らしい仕組みの持続性が危うくなるかもしれません。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

アルバイトを掛け持ちした場合の年末調整

最近アルバイトを掛け持ちすることになって、アルバイトを一つだけで働いている場合と、2つや3つ掛け持ちしている場合では、年末調整でどのような違いがあるかがわからないのですが、年末調整は一つだけの会社でやってくれるものなのですか?それともそれぞれの会社がやってくれるものなのか、自分でやるものなのかわからないので教えて欲しいです。そもそも年末調整や確定申告、源泉徴収などの言葉の意味も正直よくわかっていないので、それらの意味も教えてもらいたいです。あと、アルバイトの場合は住民税を支払う際は、その会社がやってくれるものなのか、自分でやらないといけないのかということもわからないので、それも知りたいです。

男性20代後半 ayato113さん 20代後半/男性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答

青色申告の簡易簿記と複式簿記について

青色申告の特別控除額は10万円、65万円とあります。こちらはその年によってどちらを選んでも良いということでしょうか。恥ずかしながら、基本的な質問をさせていただきます。コロナの影響で収入に少し影響が出て気になりました。数年前に税理士さんのすすめで白色申告から青色申告へ切り替え、以降は青色申告をしています。今年は節税対策になるとのことでe-TAXから青色申告をしました。私は税や簿記に関する知識がなかったのですが、ソフトのおかげでなんとか確定申告をすることができています。2020年は継続して仕事を受注していた契約先がコロナの影響を受け、仕事が減るので新しい契約先から仕事を取り寄せました。収入は減りましたが、複式簿記だと昨年に比べ、入力量が非常に多くなり、疲弊しています。面倒くさい、そういった理由で簡易簿記に切り替えてしまって、おとがめは受けないのでしょうか。

女性50代前半 kitayamaさん 50代前半/女性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答

税金全般について全くわかりません。

現在20歳で大人になったばかりなのですが、税金について知識がありません。今は親と一緒に住んでいて、税金といえば無意識に払っている消費税のことくらいしか頭にありませんでした。しかし、あと数年経てば実家を出て一人暮らしをするつもりでいます。社会人として自分で稼いで自分で生きていくつもりでいるのですが、これから1人で生きていく時に払わないといけなくなってくる税金について詳しく知りたいなと思っています。例えば所得税の場合は、企業が給料から勝手に差し引いてくれるようになっていて、雇用される側は全く気にしなくてよいのか、などの詳しいことがよく分からない状態でいます。基本的な税金の情報とともにそれぞれの詳しい内容を専門家に聞きたいです。

女性20代前半 ieooeiさん 20代前半/女性 解決済み
井内 義典 1名が回答

高額医療制度に係る確定申告について

一年間でかなりの医療費を使い、高額医療制度を使って確定申告しようと思いました。ただ、明細書や領収書を無くしてしまいました。日付けもメモしている日もありますが、すべて覚えているわけではありません。また、インターネットで見かけたのですが電車やタクシーなどの交通費も場合によっては含めることができると書いてありました。そのことを知っていれば、タクシーなどは領収書をとっておいたり、タクシー会社によっては領収書をくれないため、もらったりしたとおもいます。相談としては、領収書などの証拠となるものがない場合に、どのように確定申告すればよいかということです。初めてのことで分からないことばかりで教えてほしいです。

男性50代前半 dqg07641さん 50代前半/男性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答

貯蓄型生命保険の解約返戻金、税金はどうなるの?

私は節税のために貯蓄型生命保険に加入しています。賭け金は所得控除になるのでその分は得をしていくと思って加入したのですが、もし解約して解約返戻金を受け取ることになった場合、その全額が課税対象となってしまうのでしょうか。

女性30代後半 shiho_1986さん 30代後半/女性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答