投資の続け方

「並外れた投資成果を残している口座を調べたら、それらの多くは死んだ人の口座だった」米某証券会社のレポートにあった分です。また、「株を買ったら無人島に行きなさい」投資の神様とされるウォーレン・バフェット氏の言葉です。資産運用は基本、短期で行うものではありません。短期で行うものは全て投機です。簡単に言うとバクチです。そして、「正直生きた心地がしませんでした」や「一時的でも損が出たら不安にになる」のであれば、金額が大きいことも原因と考えられます。運用で成功しやすい方法は「長期・積立・分散」になります。一方で失敗しやすい方法は「短期・一括・集中」になります。それそれの成功要因は「世界経済が長期的に成長すること」と「運がいいこと、読みが当たること」となります。
そこで、積立投資はチャレンジしましたか？
積立投資の基本となるドルコスト平均法は対象商品の価格が下がるとより多くの量を仕込むことができる方法です。投資の成績は価格だけではありません。「価格×量」となります。例えば、毎月1万円でレモンを買うとします。1個100円でレモンを1万円分買うと100個買うことができます。1か月後レモン1個の値段が50円に値下がったら１万円で200個買うことができます。レモンの数量は合計300個です。その１か月後、レモンの値段は下落を続け、1個20円まで値下がりました。この時は500個のレモンを買うことができます。レモンは全部で800個あります。4か月後、レモンの価格が50円まで戻りました。この時は200個買うことができます。4か月でレモンをトータルで1,000個仕入れ、使ったお金は4万円です。この時点で持っているレモンをすべてを売ったとすると5万円（50円×1,000個）になります。レモンの値段は最初の100円に戻っていませんが、1万円の利益となります。これがドルコスト平均法です。価格が下がることが楽しみに変わるのです。そして、下がったところから始めるより、下げる直前から始めて長く続ける方が成績は良くなる傾向にあります。
面白味はありませんし、ハラハラドキドキも少ない（全くないわけではありません）ので逆に飽きるかも知れませんが、安心してできる運用に一番近いと思います。