子なし夫婦の老後の貯金いくら必要?

女性40代 elmoooooooさん 40代/女性 解決済み

私は40歳で、旦那さん51歳の夫婦なのですが、旦那さんが年上のため早く仕事リタイアする形になってしまい老後の生活が大変心配です。子供もいないので頼るものもなく、どーにか早めに老後資金を貯めなければと気持ちばかりが焦ってしまってしまいます。
旦那さんが早めに年金生活に入って、収入が減ってしまう場合、あと10年でどのくらいの貯金が必要でしょうか?
あと年金生活に入ったとしても、月々いくらくらいアルバイトなどでかせいでもらったら、余裕のある生活を送る事ができるでしょうか?
ちなみに、家は、中古の一軒家を購入しておりローンがあと5年くらい残っております。
築40年の物件なので、これからリフォームも必要かと思っており、場合によっては、売却することも考えております。

1 名の専門家が回答しています

中山 国秀 ナカヤマ クニヒデ
分野 お金の貯め方全般
50代前半    男性

福岡県 佐賀県 長崎県

2021/03/09

ご不安なお気持ちが、大きく募られることとお察しいたします。

まずは、現在の不安な心境につきましては、ご夫妻でのライフプランニングシミュレーションをなさってみると、「気持ちの整理・現在~未来への優先順位と課題」が見えてくるかと...。

具体的には二点、
①《ライフイベント表の作成》~手書きにて、ご主人51歳、奥さま40歳から→「時系列に、年齢の推移を書き出し」→「それぞれ〇〇歳の時に、おこり得るイベント・想定できる事など書き出し」→「住宅を売却した場合の、考えられる影響・出来事etc...を書き出し」
②《収入と支出を整理してみる》ことです。
具体的には 「家計のお金を見つめなおす」ことといえます。

方法は2つ、流動費と固定費をじっくり確認してみることです。

※流動費=生活によって、月々の支出が変わるもの(食費、水道光熱費、レジャー費など)~普段のお金の使い方に注意(レシート管理など)

※固定費=毎月、ほぼ決まった金額の支出となるもの(住宅費、民間保険料、通信費など)~一度見直すだけで、大幅な支出改善も考えられる(勧められるままでなく、自身で充分内容を吟味してみる)

この2つに着手することで、遠回りに感じるかもしれませんが、結果的に近道、すなわち、「適切な貯蓄・投資可能額がみえてくる」「何のため・誰のための貯えか?」などが整理されてくることでしょう。

では、次に【貯えの方法】。
貯蓄・投資につきましての情報といたします。
①『あと10年でどのくらいの貯金が必要でしょうか?』
②『年金生活に入ったとしても、月々いくらくらいアルバイトなどでかせいでもらったら、余裕のある生活を送る事ができるでしょうか?』
という2点につきましては、
①【商品をあてはめた場合】と②【方法論・考え方】について、情報お伝えします。

①【商品をあてはめた場合】(ざっくりとしてますが、現・低金利の時代を考慮。
個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」・NISA・積立NISA・変額個人年金・変額保険・外貨建て商品・外貨建て生命保険・積立投資信託・個人向け国債・財形貯蓄...など、元本“確保”ありorなし~運用は自己責任~引き出し・解約時の制限ありorなしをしっかりと「自身の許容・納得できる範囲内」でそれぞれの商品の特徴・特性を活かし、自助努力できる方法でしょう。

②【方法論・考え方】につきましては、ご夫妻の「お仕事(勤務年数・職種;産業大別など、過去から現在~定年退職見込み年齢)など」の実情不明点があり、想定“金額”の試算お手伝いが難しくなります。
この点を充分に踏まえながら、少しお手間はかかりますが“老齢年金給付額を”ご自身に置きかえてみてください。

大事な点として「ご夫婦二人で、公的(社会保障)老齢年金が、現制度でいくら?もらえるのか?」をまずは試算しましょう。

方法としては、[ねんきん定期便の活用]・[ライフプランシミュレーション]をおこない、比較的精度の高い数値予測を想定してみることです。

次に「ご夫妻の人生~ご自身の人生」(※二人の人生~独りの老後)を、イメージしてみます。
※ 平均寿命(出典:令和元年、簡易生命表・厚生労働省)男性 81.41歳、女性 87.45歳

「何歳までの“お金”を育てていくのか?」考えてみましょう。

年金生活に入ったとしても、月々いくらくらいアルバイトなどでかせいでもらったら、余裕のある生活を送る事ができるでしょうか?こう考えてみましょう。

ご主人51歳 奥さま40歳→ご主人60歳 奥さま49歳~09年間 ※
ご主人61歳 奥さま50歳→ご主人65歳 奥さま54歳~04年間 ※
ご主人66歳 奥さま55歳→ご主人82歳 奥さま71歳~16年間(仮定・平均寿命)
      奥さま72歳→      奥さま90歳~18年間 (仮定・平均寿命)

想定として「どの年齢範囲の必要資金に、重きをおくのか?」という点でしょう。前提でお伝えのことを踏まえ、ここでは「一般的考え方」で試算します。

「ゆとりある、老後の生活資金→夫婦二人で月/¥361,000」・「老後の最低日常生活費→月/¥221,000」・「高齢単身者の生活資金→月/¥170,000」
※ 出典:生命保険文化センター[生活保障に関する調査/令和元年度]総務省[家計調査年報(家計収支編/2018年)]
ここから一つの試算をおこなってみましょう。

ex)65歳~85歳と仮試算『①老後必要な資金額?』
(上記より) 月/¥361,000×20年×12ヶ月=¥86,640,000

「8,600万円!?」とお感じになるかもしれません。

ここでは【仮定】として、ご夫婦二人で年金額想定/¥2,500,000とイメージします。
・年/250万円÷月/12ヶ月=月/¥208,000…

考え方として、月/¥361,000-月/¥208,000(想定分)=月/▲¥153,000の不足見込み・・・(65歳~85歳と想定)⇒153,000×20年×12ヶ月=¥36,720,000を、これから準備していけば、理想に近付けることが可能です。

さきほどの「重きをおく時期」を
ご主人51歳 奥さま40歳→ご主人60歳 奥さま49歳~09年間 ※
ご主人61歳 奥さま50歳→ご主人65歳 奥さま54歳~04年間 ※
この13年間で考えてみます...

例えば、¥36,720,000÷13年÷12ヶ月=月/¥235,385として、「月に204,000円の貯蓄・預金などしていけばいい」となりますが、「現実的ではない」かもしれません。

そこで、例えば、個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」・NISA/積立NISA・変額個人年金・変額保険・外貨建て商品・外貨建て生命保険・積立投資信託・個人向け国債・財形貯蓄を行うことなどが考えられます。
注意・留意点として「元本保証の有無確認」・「国内外の経済情勢に大きく左右される」・「金利変動」etc...さまざまな“リスク”が、ご自身として「許容できる範囲/価値観で」という重要なことが考えられるところです。

また、「アクティブ運用」(積極的)or「インデックス/パッシブ運用」(安定的)など、「どう運用していきたいのか...」と「これから先、どういった産業/企業/国が成長していくのか...」などの基本の概念的な要素も「入口」の大事な点です。

「月に204,000円の貯蓄・預金などしていけばいい」という概念は極論でして、大事な点は「ライフプランニング」に基づき月少額でも可能な範囲で目標設定をすることです。

お伝えすべきメッセージとしましては「いつから?」ではなく、どれだけ早く、すぐに貯えを開始~「継続は力なり」と実感なされることを願っております。

これから先「“時間”を味方につけて」【貯え】・【運用・投資】などをじっくりとご検討なさって、着手されてみてはいかがでしょうか。

今回は、詳細・年金見込み額(現制度での)などの情報は伝えにくい点もございますが、理想となさる生活設計をつくりあげていかれることを願っております。

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