2021/08/13

自分の事業への出資を得る方法(約一千万円程度)

男性50代 もんどさん 50代/男性 解決済み

起業して3年程度経過している個人事業主ですが、資本がない状態でスタートしたこともあり、なかなか軌道に乗りません。金融機関からの融資を検討したこともありましたが、うまくいきませんでした。国の補助金も申し込みましたが、ダメでした(OKだったら、金融機関のつなぎ融資も得られる予定だった)。今年は、日本政策公庫のコロナ融資も申し込みましたが、否決されました。ちなみに、持続化給付金や小口貸付(社会福祉協議会)はOKでした。これらは、生活や運転資金に充当しています。コロナ禍のなか、同業他社は経営が厳しさを増しており、チャンスでもあります。このタイミングでまとまった資金を得られれば、シェアを一気に拡大できる可能性があります。そこで、最近では出資してもらえそうな先を探しています。よいアイデアがあれば教えてください。なお、当社の事業は社会性のあるものではないので、クラウドファンディングは難しいと考えています。

1 名の専門家が回答しています

佐藤 元宣 サトウ  モトノブ
分野 起業・独立
40代前半    男性

全国

2021/08/14

質問内容を一通り確認させていただき、質問者様にとって気分を害する部分があることをあらかじめ前置きさせていただいた上で回答をしていきます。

あくまでも「それが現実」であると解釈いただけますようお願い申し上げます。

はじめに、質問者様は、金融機関からの融資および国の補助金申請について否決され、持続化給付金と社会福祉協議会からの小口貸付を受けたことを確認し、この時点で、事業経営が、新型コロナウィルスの影響によって、大きく傾き、生活に困窮していることがわかります。

加えて、融資が否決されていることから、事業の貸付に対する信用が乏しい状態であるほか、これから始めようとしている事業について補助金を受けられるような事業に該当しないことも確認できます。

このような状況下で、まとまったお金の出資を募ることは、今のままでは極めて難しく、出資者の立場からしますと、自身のお金を出資することによるメリットよりもお金を失ってしまうリスクの方が大きいと判断されてもしかたのないことだと思います。(回答者が、出資する立場であれば、少なくともそのように感じ、出資を見送る)

現時点におかれましては、「これが現実」であることを真摯に受けてとめておく必要があるでしょう。

ここからは、出資者を募るために必要な考え方を簡単に紹介していきますが、質問内容全体を考慮すると、いわゆる「エンジェル投資家」を探し、出資をしてもらうと回答者は解しています。

エンジェル投資家に出資をしてもらうためには、その投資家の目的や意図が合致している必要があり、たとえば、以下のようなことが考えられます。

・質問者様の事業をサポートしたい、応援したいと考えている
・出資することで儲けたい
・節税したい(エンジェル税制)など

つまり、質問者様が出資を募る事業内容で、出資をする側が、上記のような目的や意図が合致していなければ出資をしてもらうことは難しいと考えられ、この辺の説明をしっかりとできるようにしておく必要があるでしょう。

また、出資を募る事業に「魅力がなければなりません」し、「目的や事業の実行が具体的にどのように行われるのか?」も明らかでないと、出資を受けることは難しいと容易に考えることもできます。

後は、エンジェル投資家をどのように探すか?も課題となり、現在の新型コロナウィルスの影響を考慮すると、オンラインによるマッチングサイトを活用することが望ましいのではないか?と感じています。(交流会・イベント・セミナーなどは、開催そのものがされていない、もしくは、少ない可能性も高いため)

最後に、ピンチはチャンスでもあるため、目的を達成できた場合の効果は大きいと思います。

その一方で、質問者様の事業における信用や魅力に対して出資するものであることを踏まえますと、出資者の期待を裏切らないように努めることが重要なことは言うまでもなく、プレッシャーも大きいと思いますが、それらが重くのしかかる覚悟を持って、成功を収めていただきたいと思っています。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

2021/04/12

現在の資産の維持のために資産管理に注力すべきか?

現在の資産の維持のために資産管理に注力すべきか、それを生かした起業を検討すべきか、考えています。軽い仕事はしたいですが、下手な起業をすると資産を食いつぶすことにもなり、投資信託等の資産維持だけに注力すべきなのか、軽い仕事の起業(ランサーズの応募だけでなく、定期的・積極的な投資による事業の立案)で資産維持が出来るのか、それで充実したセカンドライフが送れるのか、そのバランス具合が検討事項です。先々月、定年退職しましたが、それまでの会社勤めですと、なかなか資産維持のために投資信託等の資産運用に力を注ぐことがなかなかできませんでした。どれだけの時間を資産運用に割いて、残りの時間で起業や仕事をやっていくべきかを悩んでいます。

男性60代後半 Echezeauz55さん 60代後半/男性 解決済み
小松 康之 駒﨑 竜 2名が回答
2021/06/25

起業における準備について

自分は現在30代のサラリーマンですが、そのうちには本業か副業でもいいのでネットビジネスを始めたいとおもっています。趣味として本やCDを扱っているのでそういったものを売り買いするサービスを行いたいと思います。物を用意することは自分でも行えるのですが、いざこの分野での企業を行うにあたって、なにか資格などがいるのかということが疑問に上がります。骨董品とは違いますが、それでも中古商品を扱う以上、古物商許可などが必要なのでしょうか。また、そういった資格が必要とあれば、それはどこに申請し、お金がどのくらい必要なのかということも合わせて知りたいと考えています。問題なくスムーズに始められる知識なら今からでも知りたいと思うので、詳しくアドバイスしてほしいと思います。

男性30代後半 じまさん 30代後半/男性 解決済み
舘野 光広 1名が回答
2021/09/13

障害者の方が中心になって働ける職場を作りたい

障害を持っていて、現在の給料が少なく、貯蓄ができていないため将来に不安です。お金を貯めてパン屋を開業したいと考えていますが、何から始めて良いのか、そもそも今より収入を上げられるのか、不安がたくさんです。障害者として今の社会では働きにくいところがあるので、障害者の方が中心になって働ける職場を作りたいです。

女性30代前半 ひかりさん 30代前半/女性 解決済み
舘野 光広 1名が回答
2021/03/09

子供の成長後の仕事について

現在、未就学児を育てている30代の専業主婦です。第一子を妊娠後、勤めていた会社を退職し、その後、約10年のブランクがあります。子供が小学校へ上がった頃から、また時短などで働きたいと考えていますが、子供の習い事の送迎があったり、夫も多忙で協力してもらうことは難しいです。また、それぞれの実家も遠く、援助は難しいです。そこで、自分で起業をしようかと考えています。現在、フリーランスで少し働いていますが、なかなか安定した収益になっていないのと、売り上げ自体も、微々たるものです。今後、もう少し本格的に働き出しても、稼動時間は、平日の5時間程度、ほぼカレンダー通りの休みです。将来的には、夫の扶養から外れるくらいに収益があれば良いですが、現時点では扶養内程度で続けてみようと考えております。だいたい月額いくら程度が得られたら、起業すると良いのでしょうか?

女性30代後半 BAY_Kさん 30代後半/女性 解決済み
山本 昌義 1名が回答
2021/03/09

クラウドファウンディングで資金を募る際の税金について

年金受給者ですが、社会貢献できるビジネスを起業したいと思っています。ビジネス環境に必要な資金は、自己資金を充当しようと思っていますが、社会貢献事業で販売しようとしている商品を開発し、部材を調達し、生産販売をスタートするのに必要な直接的な資金はクラウドファウンディングで集めたいと思っています。出資してくれた人には開発した商品をお礼として差し上げる予定です。こうした方法の一般的なクラウドファウンディングをビジネスで活用する場合、出資してくれた人には減税等の恩典があるのでしょうか?(寄付ではなく、商品の予約購入に当たるだけで、減税などはないと考えていますが、、。)また資金を集める側である私にかかる税金はどうなるのでしょうか?(集めた資金から商品の生産販売等を経費として差し引いた残金が、個人事業の利益として課税対象となるのではと考えていますが、、)( )内が私の認識ですが、その誤り等を勘案して解説・アドバイスして頂きたいと思います。

男性70代後半 R2GGさん 70代後半/男性 解決済み
舘野 光広 1名が回答