2021/07/26

必要な保険は?

男性50代 アステカさん 50代/男性 解決済み

いろいろな保険が世の中にはありますが、本当に必要な保険は何でしょうか?
現在、生命保険・自動車保険・学資保険・火災保険・がん保険です。
これだけ保険に入っているとなかなか貯蓄出来ないので大変です。保険と貯蓄のバランスをどのようにしたらよいのかが最近の悩みです。

生命保険に関しては、貯蓄性のある方が良いか、掛け捨てが良いのか?また、いくらの保険が妥当なのかが知りたい

自動車保険は対人・対物はいくら?車両保険、弁護士特約は入った方が良いのか?ネット保険は安いがもし事故った時には対応がしっかりしているのかということを詳しく教えてほしい。

学資保険は子供が小さいので入っているが、そのままが良いのか、もしくは資産運用を自分でした方が効率的なのかを知りたい。

火災保険は賃貸なので元々あったものに入っているがそのままでよいのか、それともお勧めの火災保険などあるのでしょうか

アメリカンファミリーのがん保険に入っているのですが、聞いた話によると日本は国の医療保険がしっかりしているので民間保険は必要性が少ないと聞いたことがあります。実際はどうなんでしょう?

これまでは詳しく調べずに保険に入ってきましたが、なかなか貯蓄・資産運用ができていないので保険を見直せば貯蓄や資産運用できるようになるのでしょうか?ファイナンシャルプランナーの方はこれらに詳しいと思うので是非疑問に答えていただきたいです。

1 名の専門家が回答しています

山口 雅史 ヤマグチ マサフミ
分野 保険全般
50代後半    男性

兵庫県 岡山県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県

2021/07/27

「保険は人生で2番目に高い買い物」と言われています。生命保険の場合、月額保険料が1万円としても40年間払えば480万円になります。世帯で考えると、保険料合計額が7万円ということも珍しくありません。また、定期保険付き終身保険のようなひと昔前の形の保険であれば、定期保険部分の保険料が更新のたびに上がり、月額10万円なんてことも多々あります。
それだけ高額で、複雑になりつつある保険を簡単に家庭環境や個人の状況を知らずに回答することは難しいため、今回はベースになる考え方をお伝えしたいと思います。

本来の保険の役割は「めったに起こらないけど、もし起こった時には被害が大きく、とても自分のお金では対処できない」ということに備えるためのものです。わかりやすい例は、自動車保険の対人賠償です。運転していて死亡事故を起こすことはめったにありませんが、もし起こってしまったら何億円という賠償金が発生する可能性があります。しかし、同じ自動車保険でも車両保険は異なります。車両保険は自分の車を修理するものなので、車庫に入れる時にこすったなど、「損害も中程度・起こる可能性も中程度」と言えます。そのため、保険料も高い割に保証額が小さいと言えます。そのため、入るか否かは個人の懐次第、価値感によります。
極論になりますが、「自分のお金で対応できる」のであれば、保険は不必要ということになります。

次に、貯蓄と保険は全く別物・その役割や性質は正反対と言えます。
「貯蓄」は「将来の楽しみや夢、安定のために自分でお金を貯める」ことです。一方の「保険」は「将来の危機や不幸のためにみんなでお金を出し合って備える」ことです。本来の保険の姿と言える「掛け捨て保険」は、保険料をシンプルに保証の原資として使えば良いことになるので、同じ保険金額であれば保険料は安くなります。
ところが、養老保険や終身保険のように貯蓄と保証を兼ね備えるとシンプルではなくなります。払い込んだ保険料を保証と貯蓄という異なる2つの目的に使わなければならなくなります。当然、保険料は高くなってしまいます。

投資として考えた場合、思っているほど効率の良いものでもありません。例えば、解約返戻率や満期時返戻率が106%と聞くと「すごい」と思うかも知れません。しかし、35年間保険料を払ったと考えると、複利換算で年率換算で0.5%程度にしかなりません。35年間も年率0.5%で運用するのであれば、銀行に預けるのと大きく変わりません。であれば、貯蓄と保証を分けて考えた方がベターとなります。

ここまで書くと、保険を否定しているように思われるかも知れません。しかし、「起きる確率は小さいが、起きた場合の損害は大きい」に備える、「不確実だが将来起こると考えられるリスクに備える」ためには保険は不可欠です。但し、不必要に高額なものに入る必要はありません。医療保険も入院や手術の費用に備えるよりも、それにかかる雑費(入院の際に必要な生活品の購入やプライベートを手に入れるために個室や2人部屋にかかる追加の病室代など)のためといった側面が大きいようです。それらに備えるのであれば、医療保険に入ることは無駄ではないと思います。

保険はわからない・難しいという気持ちから放ったらかしとなりやすい商品です。見直すことによって無駄を省くことができる可能性が高いとも言えます。これを機会に見直してみてはいかがでしょうか。参考になれば幸いです。

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