こんにちは、婚活FP山本です。まずはご質問の前に、今後のお金の基本についてお伝えします。まずお子様の教育費ですが、公立中学・私立高校・私立文系大学という進路の場合、平均で1150万円ほど貯金が必要です。仮に下のお子様基準で大卒まで10年ほど時間があるとすれば一年あたり115万円、月10万円ほど、2人分で月20万円ほど貯金が必要になります。また確かに先般、老後資金2000万円問題が騒がれましたが、一般的には倍の4000万円程度が必要です。仮に60歳まで25年ほど準備時間があるとすれば一年あたり160万円、月13万円ほど貯金が必要になります。まずは基本として、今後の必要なお金をしっかり数字で把握しておきましょう。
そのうえで、ご質問についてお伝えします。まず上記の通り、単純に考えると月33万円ほど貯金が必要ですが、幸いあなた様は出産時期が早かったようです。総額6300万円を25年かけて準備するとすれば一年あたり252万円、月21万円の貯金で足りる計算になります。一方で月21万円貯金で考えても、パートを増やした程度では教育費さえ大きく足りない可能性が高いので、ここは「正社員としての就職」をおすすめしたいところです。なお、どうしても教育費準備が間に合わない場合は「教育ローンや奨学金」といった手段もあります。しかしこれらは使うほどに家族の未来が苦しくなりますから、まずは収入を増やす方向性で対処を考えましょう。
少し補足させて頂きます。即座の就職が厳しい場合は、まずは「副業」を始めるのも一つの手です。一般的な副業は、せいぜい月5万円も稼げれば良いほうですが、夫婦でやれば月10万円ほど稼げるかもしれません。また老後資金については、「資産運用」で備えるのもおすすめです。リスクはありますが資産運用なら、仮に5%運用を狙えば一年あたり約84万円、月7万円ほどで25年後に4000万円を準備できる計算になります。なお、投資に回したお金は教育費には使いにくいので、注意が必要です。いずれにしても、教育費も老後資金も貯められなくても大丈夫なお金ではありません。どうやったら貯められるかを考え、そのための行動を夫婦で起こしていきましょう。
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老後資金についての指導が欲しいです。
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老後に備えるためのお金
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