2021/04/28

終活の考え方で遺書、又は遺言書の書き方、

男性30代 orimasaさん 30代/男性 解決済み



既に老生の身でありますので、正直、これからの生活というのは心配の種の一つでもあります。 子供たちも勿論、巣立っていて今は老夫婦二人暮らしですが、筆者が先立てば問題はないのでしょうが、女房殿に先立たれ残された己自身の生活は一体どうなるのか、心配事の一つですね。

勿論、老後もより楽しく、生きがいを持って、健康に過ごすことが一番と考えておりますが、人生はそう甘いものではなく年齢とともに死期に近づいていること確かです。 それは兎も角として現実問題として近頃は終活というのがあるようです。 つまり、自分自身の人生の後仕舞いをどうするかということになります。

其処で、終活の一つの手段として遺言書、又は遺書の書き方についてになりますが、勿論、遺言書を残すというのは其の必要性も問われますが、例えば身内や親戚が居なくてある程度の財産がある場合は、財産そのものを何処の誰に譲り渡すかとか、又、地域や公共団体などというような時は遺言書を書いて残しておいたほうが良いともいわれます。 

そこで質問ですけど、遺言書の書き方や作成の方法、其れに、遺言書の信用性や信頼性はどのようにして行うのか、お伺いしたいと思います。


1 名の専門家が回答しています

遠藤 力 エンドウ チカラ
分野 相続・介護
70代後半    男性

兵庫県

2021/04/29

遺言書の必要性やその種類等についてですが、

1遺言が必要な場合は下記のような場合です。
・夫婦間に子がいないとき
・相続権のない人に財産をあげたいとき(長男の嫁に遺産の一部をあげたい)
・相続人が全くいないとき
・内縁関係の夫(妻)がいるとき
・現在再婚しており、先妻(夫)との間に子がいるとき
・相続人の廃除をしたいとき(虐待、重大な侮辱、著しい非行がある)
・未婚者との間に子がいるとき
・認知をしたいとき
・ボランティア団体に寄附、恩人や友人へ贈与をしたいとき

2 遺言書には普通方式遺言と特別方式遺言がありますが、一般的には普通方式遺言のうちの自筆証書遺言か公正証書遺言のどちらかを作成することになります。
 自筆証書遺言は、遺言者が、遺言の内容の全文を自書して作成する遺言です。作成は簡単ですが、形式や内容に不備があって、遺言書が無効になる可能性があります。また、自筆証書遺言は、その遺言書を発見した者が家庭裁判所に持参し、相続人全員に呼出状を発送した上、その遺言書を検認するための「検認」手続を経なければなりません
  次に公正証書遺言ですが、遺言者が、公証人の面前で遺言の内容を口授し、それに基づいて、公証人が文章にまとめて作成します。公証人は元裁判官など法律の専門家なので、方式の不備で遺言が無効になるおそれがありません。手数料は財産の金額などにもよりますが、数万円からです。

3 自筆証書遺言による遺言書が紛失・亡失するおそれや相続人により遺言書の廃棄,隠匿,改ざんが行われるおそれに対する対応として、昨年7月に法務局による「自筆証書遺言にかかる遺言書の保管制度」が創設されました。

<参考>
法務局HP 
遺言書保管制度  http://www.moj.go.jp/MINJI/minji03_00051.html
遺言書の様式等  http://www.moj.go.jp/MINJI/minji06_00057.html

4 双方のメリット・デメリットを考慮すると、遺言書の信用性・信頼性に万全を期すなら公正証書遺言ですが、費用等のことを考慮すると法務局による遺言書保管制度の利用が今後増加してくると思われます。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

2021/03/09

地方在住の両親の相続について

現在私は家族と都内在住です。両親は地方で暮らし、父は会社経営をしております。現在父も70歳を超えてそろそろ引退を考えているようです。小さいころから会社と仕事に関しては母も私も口出しは許されずにおりましたので、相続に関しては漠然とした不安を抱えています。私には兄がおり、兄も父の会社で働いています。おそらく父の引退後は兄が会社を引き継いでいく流れになると思います。会社に関して私は現在株を保有している状態です。それから、自宅、資産についても心配しています。両親が建てた自宅に兄夫婦および子供も一緒に住んでいます。田舎ですので土地も大きいです。実は母が万が一のことがあった際に、私が不利になるだろうということを心配して、数年前から贈与税のかからない範囲で毎年私に100万円の送金をしてくれています。相続、贈与について勉強不足なのですが、この送金についても心配しています。実際の相続の手続きの際にどのような影響があるのか知りたいです。

女性40代後半 Toko39さん 40代後半/女性 解決済み
五十嵐 秀司 1名が回答
2021/04/08

老後のクレジットカードの解約はどうすればよいでしょうか

老後、私が将来的に入院したきり家に戻ってこれなくなったり、認知症で介護施設に入ったり、あるいは自宅で突然死した場合、その時にクレジットカードを所持していた場合はクレジットカードの解約はどのように行えばいいのでしょうか。結婚して子供がいる場合であれば、クレジットカードの解約は子供に代行してもらうことが可能なのですか。もし可能であればその手続きの方法を教えてください。また、万が一独身で子供がいない、いわゆる天涯孤独の状態だった場合はクレジットカードの解約はできるのでしょうか。また、できるとして誰が行うのでしょうか。入院していて突然カード会社から訴えられるような事態は避けたいと考えています。よろしくお願いいたします。

男性20代前半 torico3375さん 20代前半/男性 解決済み
松山 智彦 1名が回答
2021/05/13

母の介護費用について

昨年から母が精神的に調子が悪くなり、入院から施設に入賞することになりました。当時は要介護2だったため、特別養護老人ホームにも入居することはできず、月にすべて込みで23~24万円程度の施設に入っています。母のもらっている年金では到底施設費用は賄うことはできず、全部私(長男)が払っています。私の子供は二人いますが、二人とも大学生で合わせて年間400万円以上の出費になっています。住宅ローンも月に12万円の支払いがあるので、さすがに私の収入だけではこれらをまかなうことはできず、貯金を切り崩してる状態です。このままでは母の状態によっては子供が大学を卒業するまで間に合わず一時的に借金をしなければならない状態です。このような場合、FPさんだったらどのようなアドバイスをいただけるのでしょうか。

男性50代前半 ゆんさん 50代前半/男性 解決済み
植田 英三郎 1名が回答
2021/03/09

主人に万が一があったら、義親名義の土地は相続できる?

家のローンは主人の名義ですが、土地は主人の親名義です。もし主人が事故などで亡くなった場合、住宅ローンの支払い義務はなくなりますが、その場合住宅が建っている土地はそのまま主人の親名義のまま使えるのか、また配偶者である私にも相続する義務はあるのかを知りたいです。

女性40代後半 sonohiさん 40代後半/女性 解決済み
森 拓哉 1名が回答
2021/06/29

共働きの妻の親が介護が必要になり、仕事を辞めなければならなくなった場合

妻の父親(母親は他界している)がアルツハイマーと診断され、現在の介護度は要支援2ですが、診断を受け再度認定調査をする事になっております。義父は年々身体が弱って来ているのは分かって居たのですが、今はたまに妻が会社帰りに実家に帰り父親の様子をみていますが、今後はもう少し介護が必要になりそうです。そうなると正社員である妻は働き続ける事が難しくなる上、妻自身できれば世話をしてあげたいとの希望があります。そうなった場合私だけの収入だと生活はギリギリやっていけるかというレベルなのですが、将来の貯蓄等は一切できない状態です。このような時自分達の老後に向けてどのようにお金の事を考えて行けば良いかわかりません。今は賃貸アパートですが、解約しお互い実家暮らしをするという方法もありますが、私も持病があり実家に帰ってしまうと通勤が今の倍以上の時間がかかってしまう為身体にも負担が大きいです。できれば今の場所からは引っ越さず私だけの収入で老後に備えたいのですがどうしたら良いでしょうか。

男性40代後半 ぱんたさん 40代後半/男性 解決済み
小島 孝治 1名が回答