税金についての仕組みで分からない点について

女性30代 chisaponさん 30代/女性 解決済み

私の主人としましては、転勤族でありまして、これまで色々な地域を転々としてきました。その中で、住民税につきまして、どの地域でも非常に格差がありまして、住民税について、非常に高いなと思った地域につきましては、住民税の額が4万円程度でありましたり、所得に応じたりする部分もあるのかな?と思っておりました。地方自治体で住民税の算定根拠みたいなのが違うようでしたら、その内容としまして凄く気になっております。どのような算定根拠で基準にして計算されているのかと言う点で非常に気になっておりますので、住民税の計算の仕組みを教えて頂きたいなと思っております。僻地では住民税は当然安くなりますが、それは一体なぜなのか?と言う点についても気になっております。

1 名の専門家が回答しています

佐藤 元宣 サトウ  モトノブ
分野 税金・公的手当・給付金・補助金・助成金
40代前半    男性

全国

2021/04/04

質問内容を一通り確認させていただき、それぞれの質問に回答をしていきます。


Q.住民税の額が4万円程度でありましたり、所得に応じたりする部分もあるのかな?と思っておりました

A.おっしゃる通りです。

納めるべき住民税の金額は、所得に応じて計算される仕組みになっているため、前年の所得が多ければ多いほど、本年度に納めるべき住民税は多くなります。

おそらく、質問者様が高いと感じられた「住民税の額が4万円程度の年の前年」は、ご主人の所得が多かったり、所得控除が少なかったりなど、例年に比べて特殊な事情があった年だったのではないかと予測できます。

機会があれば、一度、ご確認いただくのも良いと思われます。


Q.地方自治体で住民税の算定根拠みたいなのが違うようでしたら、その内容としまして凄く気になっております

A.住民税の算定根拠は、基本的に地方自治体による違いはございません。

次の質問で回答が重複すると考えられるため、そちらの回答でまとめます。


Q.どのような算定根拠で基準にして計算されているのかと言う点で非常に気になっておりますので、住民税の計算の仕組みを教えて頂きたいなと思っております

A.住民税の計算は、所得税の計算と仕組みは基本的に同じです。

質問者様のご主人は、給与所得者であることが確認できるため、この例で簡単に回答していきます。


1.1月1日から12月31日までの1年間の給与収入や賞与(ボーナス)などを基に給与所得を算出する
2.配偶者控除や基礎控除など、適用される所得控除の合計を算出する
3.1から2を差し引いて課税標準額を算出する
4.課税標準額に税率(10%)を乗じて納めるべき住民税を算出する


上記1から4までが大まかな計算の流れです。

なお、住民税には、「均等割」と呼ばれるものもあり、これはお住いの都道府県や市町村によって数百円から数千円程度の違いがございます。

(住んでいる地域によって、そこまで住民税が大きく異なると感じるほどのものではございません)

この数千円の「均等割」も計算した住民税の金額に加算されて年間に納めるべき住民税が決定するといったイメージになります。


おわりに


住民税の計算の仕組上、今回の質問者様の疑問は、おそらく「ご主人の前年所得が多かったり、前年所得控除が少なかったりなど、例年に比べて特殊な事情があった年だったのではないかと予測」します。

あまり考えにくいですが、住民税が高いと感じた前年度に勤務先が行う年末調整事務が誤っていたとすれば、納めるべき所得税や住民税が多くなってしまいます。

いずれにしましても、例年とは異なるような特殊事情がなければ、普段に比べて納めるべき税金が高いと感じる機会はあまりないのではないかと思われます。

最後に、「僻地では住民税は当然安くなりますが、それは一体なぜなのか?」とあります。

通常、「住んでいる地域によってそこまで住民税が大きく異なると感じるほどのものではない」ことを踏まえますと、これまで回答した内容を基に、改めて特殊な事情がなかったどうかをまずはご確認いただくことが望ましいと言えそうです。

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