500万円の資金を3倍に増やしたいです

男性40代 マックス99さん 40代/男性 解決済み

老後の生活のことを考えるとお金をできるだけ貯めておきたいと思っています。それには投資を積極的にしていかないといけないと思っています。今余剰資金が500万円あります。このお金は最悪無くなっても良いお金であります。このお金を使ってできれば3倍に増やしたいと思っています。リスクは承知の上で投資をしたいと思っていますが、どういった金融商品に投資をしていけば良いのか分かりません。そこでファイナンシャルプランナーの方に一度相談したく思います。どういった金融商品に投資をしていけば500万円を老後までに3倍に増やしていくことができるのかその知恵をお借りしたいです。お金のプロであるファイナンシャルプランナーの方ならば、500万円をどのようにして投資をしていきますか?

1 名の専門家が回答しています

福嶋 淳裕 フクシマ アツヒロ
分野 老後のお金全般
60代前半    男性

千葉県 東京都

2021/03/31

「500万円の資金を3倍に増やしたい」
「このお金は最悪無くなっても良い」
「期間は20年(現在45歳で、65歳になる年をターゲットイヤーと仮定)」
という三つの前提条件で、
「どういった金融商品に投資をしていけば良いのか?」
とのご質問である、と理解しました。

極めてまれな(自由度が極めて高い)前提条件ですね。

私が普段、金融資産運用設計をお手伝いする際、「VaR」と呼ばれる考え方を使うことがあります。
VaRとは、「一定の期間に一定の確率の範囲内で発生する最大損失想定額(いくらまでの損失に耐えられるか)を設定し、その額を上回らないようにポートフォリオのリスク(標準偏差)の上限を推計する」考え方です(年金資産運用をはじめ、長期投資に携わる職業の人が使います)。
まず、これで考えてみましょう。

(本来はここで計算式を解説する場面ですが、割愛して結論だけ申し上げます)

上記の前提条件の場合、標準偏差の上限は約61%です。
債券・株式・REIT(不動産)・金(Gold)・コモディティ(商品)といった代表的な資産区分のうち、もっとも標準偏差が高い資産区分は「新興国REIT」と「新興国株式」ですが、それらの標準偏差は20%台半ばです。
標準偏差の上限が60%まで許されるというのは、とてつもなく高い値であることがわかります。
「20年の間に500万円がゼロになってもよい」という、通常あり得ない前提条件のためですね。

こうなると「何でもあり」ともいえ、暗号資産(仮想通貨)や為替(FX)取引などに「賭ける」ことも選択肢の一つです。
極端にいえば、競馬・競輪でもよいのかもしれません。
しかしながら、自分ゴトとして考えるならば、やはり代表的な資産区分の中から選ぶでしょう。

代表的な資産区分の中で、過去20年レンジでもっともハイリスク・ハイリターン(相対的にバランスよく過去リスクも過去リターンも高い資産)である「新興国株式」で運用してみてはいかがでしょうか。
「新興国株式の指数に連動する投資信託」を一つ選び、買っていく、という意味です。

具体的な商品名(投資信託の名称)は掲載できませんので、以下の条件で探してみてください(ネットで[投資信託]を検索し、金融機関以外のサイトで探してください)。
・「MSCIエマージング マーケット」という指数との連動を目指し、
・為替ヘッジなしで、
・購入時手数料がゼロであり(ノーロード)、
・これまで分配実績がなく、
・信託報酬がもっとも安い、投資信託

買う投資信託が決まったら、節税を考慮して、大手ネット証券に「一般NISA」口座を開設し、500万円を5年に分割して毎年100万円ずつ買い付けていきます。
これにより、節税とともに時間的な分散(買い付け単価の平準化)を図ることができます。

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